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20年ぶりにハリーポッターの続きを観始めた。

先日ブラゴーリの塚田さんと飲みました。

塚田さんは芸風、フォルム、声量等々の要素が相まって「お気楽能天気マン」と思われがちですが、存外僕の付き合いのある人たちの中でもトップクラスに深い話がしっかりできる程の教養と器の持ち主であり、話していて非常に心地良いと感じる先輩です。

お笑い芸人としてどうしていくかの身の上話からチ◯コの話まで全部いけます。

そんな塚田さんと飲みながら話してたのが「昔死ぬほどドラマを観て興奮していた“あの頃”をおれたちは取り戻すべきなんじゃないか!?」という話でした。

毎日のエンタメ生活を適当なYouTubeで茶を濁してる日々に突然嫌悪感を覚えたそうです。

なんかわかります。あの頃のエンタメ、特にテレビに食らったからこそ芸人になったはずなのに、今僕もYouTubeを流しっぱにしては途中で停止して下の関連動画のリンクに適当に飛ぶ行為を無料でヌルヌル繰り返してました。
コンテンツを芯から享受してないあの行為が何かキモイなと薄々思ってましたがそういうことかと腑に落ちました。

あの頃に食らったからこそ今コンテンツ出す側の身としてはこのスタンスはなんかキモいんだなと思いました。

そんな塚田さん。今シーズンから地上波のドラマをとりあえず片っ端から見始めたそうです。

いや単純!

ただ、「あのドラマなんかめっちゃつまんないんだよなぁ」とか、「この部分はめっちゃ興奮する!」とか、「あの子はいいねぇ売れるね〜!」とか嬉々として話してて特に仕事にも何にも生きないとは思いますけど、その話してる様子自体がなんか「めっちゃいいなぁ」と思いました。何かにアツくなるってのは外から見ても自分がそうでもイイもんですね。

マジで塚田さんの横顔が“あの頃”でした。

ただそんなにたくさん見る基礎体力よくありますねと聞いたら、そもそも塚田さんは大学生の頃毎週ゲオで映画を何本もレンタルして見漁るほどの映画やドラマ大好きマンだったそうです。

その流れで

ぼく「へぇ!ぼく逆に全然映画観ないですね。スターウォーズ1回も観たことないです。」

塚田さん「…マジで言ってる?」

そっから興行収入ランキングの表見ながら怒涛の名作見たかどうかの答え合わせをしたら

僕はタイタニック、アバター、マトリックス、ラスト・サムライ、メンインブラック、パイレーツオブカリビアン、ミッションインポッシブル、ロードオブザリング、マーベル、スターウォーズ、ハリーポッターを何一つ観てなくてドン引きされました。

なぜかピクサーだけ多めに見てたのでそこもキモがられました。いやピクサーはいいでしょ。

でも最近ネタを考える時に僕ってなんて何かを発想する引き出し少ないんだろってとことん思ってた矢先だったのでなんか何も観てないの人として恥ずかしいし何かの足しにもなれ!ということでこの前思い切って激重の腰バキバキに持ち上げて「ハリーポッターと炎のゴブレット」を観ました。

僕の中でハリーポッターはアズカバンで完結しております。ヴォルデモートも何者かわかんないままです。

しかしどうやらハリーポッターってそこからまだ続きがあるではありませんか。

正味、原作も映画も20年前に観てたので、なら敷居は高くない!と思い頑張って続きの『炎のゴブレット』から観てみました。

ワーナーブラザーズのロゴでスタートです。

およそ2時間半でしょうか?






んんんんんんんん面白いのかよ!!???!!!!!!??!!!!!!!!






めちゃくちゃ面白い!!!

ヴォルデモートを許すな!!

何でみんな黙ってたんだ!こんな面白い作品!

もしかしてなんですけど、

売れてる映画って全部面白いのか!?

あと眠くなるかと思ったら、意外と観れますね。

なぜなら「面白い」から!!!

おれいける。アニメもドラマも映画もコンテンツ全部見夢じゃないよ。

おれも“あの頃”を取り戻せるはず。

でもこれあるあるなんですよね、1作見終えた時のこの全能感。見切った達成感と作品の充実感で心が謎のハイになる時。

というわけでこのまま勢いキープして毎週1作は名作見ようと思います。

なんかハリーポッター1作観ただけで、未視聴でついていけず愛想笑いで場を切り抜けてたあんな話題やこんな話題にもう今後全部全力で楽しめるのがこんなにも嬉しくて素晴らしいのかと。

視界良好。笑顔満開。一発逆転。

塚田さん。
おれも“あの頃”を取り戻しに参りますよ。

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