親子ベビースイミングを始めた理由
家から車で15分のジムに、親子ベビースイミングなるものがあるらしい。
6ヶ月から4歳の子どもと保護者のスイミング。
ベビースイミング。
子どもを抱えながらバチャバチャプールに入る・・・
なにそれ、めちゃめちゃ楽しそう。
スキャモンの発育発達曲線によると、神経系は5歳頃までに80%発達する。幼児期は神経回路が形成されていく大切な時期らしい。
ベビースイミングでは、水の中で縦横無尽に動き回って、神経系や筋肉の発達を促せるってわけ。
さらにさらに、
まだ水に恐怖心のないうちに水に親しめる。そうすると、大きくなっても水を怖がらない子が多いんだって。
その時息子は8ヶ月。
やるしかない!!!
鼻息を荒くしながら、ベビースイミングの体験を予約した。
「息子のためなんです〜、たくさん運動できるって聞いて〜〜」
と良い母親の顔をしながら、私はもう1つの目的を抱えていた。
そう。
ママ友作りである!
「え〜ママ友〜??ママ友なんている〜?」
何を隠そう。妊娠が分かったころ、わたしはママ友作りをバカにしていた。
そもそも私は人付き合いが得意ではない。
友達も少ない。
結婚式をやるぞ、となった時、
「お互いお世話になった大切な友達を呼ぼう」
と旦那と話し合ったのだが、
「私の結婚式なんかに来てくれる友達なんている?」
「ブーケを受け取りたい人なんていないよね?」
「私と旦那の馴れ初めなんて誰も興味ないよね?」
となかなか準備が進まなかった。
マイナス思考もこうなると面倒くさい。
自分がお世話になった人を呼ぶわけだから、感謝の気持ちを伝える場だから、と自分を納得させ、招待状を出した。
結婚式には昔からの友人が10名ほど来てくれた。
友人たちには本当に心の底から感謝してる。
ありがとう。
そんなこんなで。
新しい人間関係づくりに消極的なわたし。
ママ友なんていらないよね?と考えるのも無理はないのだが、
そんな自分を殴りたい。
ママ友はマジで重要である。
育児は常に手探り。
1人で探っていたら、日が暮れちゃうよ、という無理難題と毎日戦っている。
ママ友がもしいたら・・・・?
手が2つ増えるわけでしょ?ん?
ちょっと毎日生き延びるのが楽にならない?
そう。
ママ友最高である。
ママ友が欲しい。
育児のあれこれを話したい。
解決策が出なくても、慰め合いたい。
そんな目的も抱えながらジムに入会した。
結論から言うと、ママ友はできていない。
挨拶はするし、社交辞令のような会話はする。
だが、ママ友とは言えない気がする。
息子がぷかぷか浮いている時、おもちゃで遊んでいる時、お風呂で温まっている時、
どこを見たらいいか迷う自分がいる。
隣にママさんとお子さんがいるのに!
すぐそばにいるのに、声をかけられないのである。
「相手は別にママ友欲しくないのでは?」
「こんなところで話しかけられても困るよね?」
と悪魔のささやきが聞こえてくるのだ。
ささやきを無視して話をする、度胸もない。
今日もママ友はできていない。
それでもいい。息子は楽しそうにプールに浮かんでいるし、私の運動不足も解消された。
更衣室で耳をダンボにしていれば、先輩ママたちの悩みや対策が聞こえてくる。
同世代の赤ちゃんの様子を見ることもできる。
そう自分の中で納得させながら週3回通っている。
だが諦めてはいない。
いつか、いつかママ友作る!!
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