マルチーズ(8歳♂)がIMHAと診断された話

ある日、大事な家族の一員であるマルチーズ(8歳♂)がIMHAと診断されました。診断に至るまでの経緯を記録します。


IMHAとは

免疫介在性溶血性貧血は、自己免疫性溶血性貧血と呼ばれることもあり、何かしらのきっかけによって犬の免疫機能に異常がおこり、自身の赤血球を破壊してしまうことから貧血の症状を示す病気です。男の子の犬より女の子の犬の発症が多いことで知られています。

経過

2021/7/31 Sat
最近あんまり水飲んでないかも?という程度で、いつもと変わらない様子。

2021/8/1 Sun
後ろ足が立たない時がたまにあったり、1回でベッドやソファに登れなくなりました。心配でしたが、このときはいつも通り元気で食欲良好。夏バテかな?くらいにしか考えていませんでした。

2021/8/2 Mon
明らかに水を飲まなくなりました。ネットで調べても、水をよく飲むようになる病気はあっても、水を飲まない病気は見つかりませんでした。

2021/8/3 Tue
水どころか、急激に食欲がなくなってご飯も食べなくなりました。散歩の際いつもなら引っ張られるくらいなのに、この日は大人しいどころか明らかにふらふらでしっかり歩けない状態に。
→動物病院に行きましたが、「はっきりとした原因は分かりません」と言われました。ちなみに歩く様子を見たいと先生に言われたので院内で歩かせたら、割と普通に院内を歩き回ったので、あれ??さっきの散歩のときのふらつきは何だったの??という気持ちに。ただ、念のために点滴で水とステロイドを入れてもらいました。そしたら完全復活とまではいかないまでも、それなりに元気になって一安心。

2021/8/4 Wed
安心したのも束の間、19時前わんわん用のトイレを見ると血尿が出ていました。血尿と言っても真っ赤ではなくオレンジ色っぽい感じでしたが、慌ててその日の当番医を調べて夜間救急へ。その当番医が地元一と言われる動物病院だったのは不幸中の幸いでした。
動物病院の先生は真っ先に足の裏と舌・歯茎の色を確認→貧血の症状が出ているということでした(舌や歯茎の色に関してはよく分からなかったのですが、足の裏は確かに薄い黄色がかっていて、いわゆる黄疸の症状が出ていました)。「(夜間なので)詳しい検査は出来ないけれど、バベシアかIMHAが考えられます。ただ、ステロイドで元気になったということはIMHAの可能性が高い」とのことでした。

2021/8/5 Thu
翌日、精査のために再度受診。採血やバベシア等の検査をしました。また、IMHAと確定してないけれど、ステロイドで元気になった実績(?)があるので、プレドニゾロン5mgも処方されました。

2021/8/10 Tue
動物病院から電話があり、バベシアは否定されました。残念ながらIMHAで間違いないだろうと。また、貧血が落ち着くまではしばらく散歩しないようにとのことでした。

現在の様子

IMAHと診断されてからしばらくはずっと落ち込んでいたのですが、プレドニゾロンによりいつもと変わらず元気な姿を見てると段々落ち着きました。
その後、3か月ほどかけてプレドニゾロンを減量→休薬→再開→減量を繰り返し、現在は1日1mg服薬しています。

実はもっとゆっくり時間をかけて減量するはずだったのですが、白血球数が減少していることもあって、プレドニゾロンの減量スピードを早めました。そのせいか一旦休薬しても、貧血が再発してしまいました。今は白血球数も改善しているので、慎重に少しずつプレドニゾロンを減量しています。

IMHAは命に関わる重大な病気です。もしわんちゃん、猫ちゃんにふらつきなどの症状があった場合には、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?