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ナイル川クルーズの話

2020年2月、憧れのエジプトに10日間旅行したのですが、3泊4日のナイル川クルーズは想像よりもずっと素晴らしいものでした。

ナイル川クルーズとは

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エジプトのナイル川を大型客船で移動する旅で、道中にナイル川沿いに点在する遺跡を観光します。アスワン~ルクソールを巡るものが一般的です。
アガサクリスティーの「ナイル殺人事件」にも登場しています。

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私は参加しなかったのですが、夕食後はラウンジバーでガラベーヤパーティーヌビアンショーがありました。ウェルカムパーティーを兼ねているからか、クルーズ船初日にあったカクテルパーティーだけは夕食前でした。

ナイル川クルーズの旅程

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今回私が参加したツアーでは、エジプト南部のアスワンから中部のルクソールまでの約250キロを3泊4日で巡りました。エンジン音もそれほど気にならず、快適な船の旅でした。他の方の旅行記を見ると「ルクソールからアスワン」という旅程が多いようですが、私が参加したツアーでは「アスワンからルクソール」に向かいました。

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【1日目】
アブシンベル神殿、イシス神殿を観光した後に、アスワンにて停泊するクルーズ船に乗船。船内のレストランで昼食を食べ、午後は切りかけのオベリスクを観光し、木造の帆船「ファルーカ」で船に戻りました。夜にはヌビアンショーがありました。

【2日目】
コムオンボ神殿、ホルス神殿を観光。
朝目覚めると、客室の窓からコムオンボ神殿が見えて感動。この日は一番ゆったりとしていて、14時前に観光が終了しました。夕食後には、ガラベーヤパーティーがありました。船内でガラベーヤを買うことができます。また、夜にはエトナ水門を抜けました。

【3日目】
ルクソール西岸(王家の谷など)、東岸(ルクソール神殿、カルナック神殿など)観光。本来なら東岸観光は翌日だったのですが、翌日天気予報では大雨とのことだったので、西岸東岸を1日で観光しました。

【4日目】
ルクソールで下船。チェックアウト時には、レセプションで船内のレストランでの飲み物代とランドリーサービス代、チップ等の精算をしました。
その後、国内線でルクソール空港からカイロ空港へ。天気予報通り大雨で、飛行機は30分以上遅延しました。

「メイフェア号」に乗船

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今回利用したのは「メイフェア号」という船でした。それほど新しい船ではなく、他と比べると内装もゴージャスな雰囲気ではないです。しかし!ご飯がすごくおいしい!!

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1Fロビーはこんな感じ。

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サンデッキ。ここから日の出や日の入りが見られます。

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客室の様子。それほど広くはありませんが、充分快適でした。窓もちょっとだけ開けることができました。お風呂は大嫌いな固定式シャワーヘッドでしたが、天井がそれほど高くなかったおかげで、ストレスを感じずにすみました。

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観光を終えて部屋に戻ると、タオルでヘビや白鳥などが作られていました。

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写真のように岸から3隻目に着岸した場合、一体どうやって下船するのか?答えは簡単。1隻目、2隻目の船を通り抜けるんです。
2月は観光シーズンでクルーズ船も多く、混雑しているときは8隻通り抜けたこともありました。

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船内にはランドリーサービスもありました。安くて丁寧、朝出すと早ければその日の夕方には出来上がります。

食事について

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前述したように、食事が本当においしかったです!現地ガイドの方も、「メイフェア号より綺麗な船はいっぱいあるけど、メイフェア号よりご飯が美味しい船はない。私は色んな船に乗ったことがあるから知ってる。」と言っていました。ビュッフェではデザートもたくさんありました。

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朝食はいつもビュッフェで、必ず和食がありました。味噌汁と卵焼きは毎日、それ以外のおかずは日替わりでした。からあげ、牛蒡のきんぴら、茄子の味噌炒め、肉じゃが等どれも本当においしかったです。ちなみに、しょうゆも置かれていたのですが、「キッコーマンのしぼりたて生しょうゆ」でした。
和食担当のシェフは日本の某建設会社のエジプト支社の社宅で働いていたそうで、海外で食べる和食とは思えないほどレベルの高いものでした。

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夕食はビュッフェのときもあれば、コース料理の時もありました。写真はコース料理のメイン。

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エジプト旅行5日目、クルーズ船2日目は、観光が14時前に終わったので、サンデッキでティータイムがありました。こちらのお菓子もおいしかったです。

日の出、日の入り

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この日のモーニングコールは6時15分でしたが、日の出を見るためにそれよりも早く起きてサンデッキへ。太陽がもう少しで出てくるというところで、小高い丘に邪魔され、残念ながら日の出の瞬間は撮影できず。

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ティータイム終了後、ずーっとサンデッキで日の入りを待った甲斐あり、良い写真がたくさん撮れました!

まとめ

コロナ感染者が続出したことによって、「過酷なナイル川クルーズ」のようなタイトルの記事がありましたが、少なくとも私は過酷だとは思いませんでした。どうしても同じレストランで同じ時間に食事を摂るので、クラスターが起きやすいという点に関しては否定できませんが、「過酷」という言葉には首を傾げてしまいます。寝ている間に移動していて起きたら目的地、荷物をパッキングする必要もないので、本当に楽でした。また、メイフェア号は従業員の皆さんが本当に親切で、ご飯もおいしいのでお勧めです。

上記の記事にもあるように、コロナでとても大変な状況だそうですが、コロナが治まったら必ずもう一度行くので、がんばってほしいです。

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