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Z世代のアイドル。

こんにちは。うおはると申します。

ジャニオタな友人たちがよく言っていたいわゆる「春の松竹座」に、私もついに足を踏み入れる時が来てしまった。

『東西ジャニーズJr. Spring Paradise』

春らしいピンク色でかわええ~~
ちなみに大阪松竹座の開場100周年記念公演です。舞台のセットも祝賀感あふれてました。

私が見に行ったのはLil かんさいの公演です。

あけおめコンぶりだったのだけど、今回も5人は最初から最後までとにかく全力で、熱くて、会場を盛り上げたい!という強いエネルギーに満ち満ちていました。
若いっていいわね・・・(母の目線)

ところで、私が見た回のMCで、「Z世代のアイドルです」というワードが出ていまして。
あらためて定義を確認すると、日本では大体1995年~2011年生まれくらいを指すようです。なので彼らはばっちりZ世代ど真ん中ですね。

そのときのMCの話題ではそれ以上の話は出ていないのですが、他公演回のレポや普段のYouTubeなどを見ていて確かに「Z世代のアイドル」というのは特徴的かもしれないな、と思ったわけです。

一番感じたのが、ネットやSNSとの距離感。
Z世代の特徴はデジタルネイティブであることですが、それを体現するかのような本人たちのコメントが多い。
「Twitterで拡散してね!」とか、「今日のレポ荒れそうやな」とか、「みんなもう(情報流出してるから)知ってると思うけど…」とか。
ファンがSNSでどういう行動をしているのか、彼らは知ったうえでそれを踏まえたリアクションをしていく。だからファンとの意思疎通が速いように感じます。
これまでだったらネットやSNSって、一定の距離を置くものというか、存在は知ってるけど自分は使ってませーん、みたいなスタンスをとるものだったと思うんです。ファンのリアクションも古はファンレター等だけど、そういう事務所を通したルート以外から発信されているものが特に本人たちによってピックアップされるってあまりなかったんじゃないかな。
それが、自分もプライベートではみんなと同じようにLINEするしYouTubeも見る! ファンの皆さんのリアクションもSNS見て大体わかってるよ!みたいな、アイドルといえどネットが生活の一部に溶け込んでる感、これがZ世代のアイドル味だなあと個人的に思うところでした。

これって逆に防衛策にもなるよね。本人たちが見るかも、って思ったらいくら匿名のネット世界であろうとネガティブなコメントは減ると思うし。あとデジタルネイティブだから「見たくないものはミュート・ブロック」っていうのも当たり前に身についてるんじゃないかなとも。(これはアンチなコメントで心を痛めないでくれ、という一ファンの願望でもある)

時代の流れを敏感に取り込んで、アイドルとファンが双方向で交流し盛り上がっていく。
リトかんのMCはいい意味で「身内感」があって、5人があたかも普段通りかのように会話するのももちろんだけど、その同じ空間にファンをいて当然かのように据えることが面白いなと思う。普通に質問投げかけたり、軽口たたいたり。
客との間に線引きしよう、自分たちが一段高い所から見下ろしてやろう、という感覚がないのも彼らの魅力だと思ってます。
一方で、「アイドルという仕事」という言葉もよく彼らの口から出るのだけど、ただの友達ではなく自分たちはアイドルである、という自覚もしっかりしているんですね。
このプロ意識は傲慢さでなく、むしろ「ファンがいるからこの仕事ができる」というファンへの感謝の気持ちにつながることが多く、わちゃわちゃしているようで実はとっても堅実な考え方をしている十代の5人組なのです。
私が同じ年の頃は多分ここまでしっかりしてなかった…(遠い目)

と、いろいろ書いては見たものの、ファンもほとんどZ世代だろうからこんなことわざわざ書かんでも当たり前だろ?って思われそう…
まあおっしゃる通りで。ぎりぎりZ世代以前の生まれであるアラサー女の目を通すと、こんな当たり前も新鮮に映るんやで、ということで。はい。

これからも、一ファンながら遠い親戚のおばちゃんくらいのテンションであたたかく見守っていきたいですね。

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