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文化祭前日のノリ

 渋谷ヒカリエで「カフェゼミ#59」が行われたのは11/30(木)。その準備に拍車がかかったのは、およそ1週間前だ。自分たちは夜まで研究室に集まっていた。

 前回に引き続き、自分の担当はカフェチーム。本番までの1週間はひたすら「養生茶irodori」の試飲会をチームで行った。授業を受ける前に研究室の鍵を開けて、どれくらい水出しをしたものが美味しいか調べるために実験をはじめる。昼過ぎに戻る頃には誰かゼミ生がいて、だいたい先生から差し入れでもらったお菓子を食べながら、飾り付けや名札の準備をしていた。他チームにもお茶を飲んでもらって感想を聞きつつ、次はどのくらいの時間で実験をするか考える。

 そんなことをしてると「カフェゼミラジオ」本番が迫ってくる。「みんな音たてないようにして!」「わたし外に行って放送事故になってないか聞いてるね」毎日17:30になるとチーム関係なくドタバタだ。そしてオンエアが終わると研究室の緊張も解け、皆で拍手する。それからまた夜まで準備が続く。警備員さんに注意されるまで大学に居つづけたことなんて初めてだった。

 この本番までの1週間を振り返ると、ずっと「文化祭前日」にいるみたいだった。土間土間で打ち上げをしたときはやり切ったという気持ちでいっぱいだったな。こういう青春みたいなのって、学生のうちに後悔しないようにやりきって、大人になって仕事したら一切ないものだと思ってた。だけど今回の経験を通して、むしろチームでいい仕事やるにはこういう感覚の方が大切なんだろうなと考えた。たしかに準備は大変だったけど、楽しかった。準備自体を完了させたことが大切だったのではなく、テンションを上げながら本番を迎えられたことが当日の会場での動きにつながったのだと思う。

 文化祭前日のような雰囲気をつくったのは、なんだろう。ひとつはラジオ放送をみんなで乗り切った体験は大きかったと思う。これまでにないインスタでの放送というチャレンジをしていて、自分はカフェチームだけど放送が無事に終わった時は本当に嬉しかった。だけど次に同じことをやっても、あの時のテンションは越えられないだろう。だから次のカフェゼミでは自分でも上手くいくか分からないようなチャレンジを持ちかけたいな。


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