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    長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。

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    F&Nは長岡研究室で発刊しているマガジンです。 Foot&Networkの略であり、半年間の活動で出会った人や活動について紹介していきます。これまでは冊子の印刷をしていましたが、オンラインでの発刊を行います。

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    法政大学長岡研究室のゼミ生のブログです。 カフェゼミや越境先で思ったことを自由に書き綴っています。

最近の記事

本気を生みだす場づくり[Footwork & Network vol.26]

 ”子どもの教育”に興味がある私は、教育支援を行うNPO法人カタリバが運営するユースセンターb-labで、この1年間活動をしてきた。b-labでは中高生と一緒に勉強をしたり、ボードゲームで遊んだり、時には真面目な相談を受けたり。そんな10代の居場所づくりに関わってきた。  昨年7月、b-lab職員の方から「手伝ってほしいカタリバの事業があるんだけど…」と声をかけられた。それが今回紹介する『中野ハイティーン会議』である。 中野ハイティーン会議とは 『ハイティーン会議』は中野

    • アウトプットしないと、もったいない。

       12/21(木)、長岡ゼミでは今年度ラストになるピッチプレゼンが行われた。これまでも学期末に越境活動のプレゼンはあったが、振り返ると今回はチョット違う意識で臨めたんじゃないかと思う。  プレゼンしたのは「中野ハイティーン会議」という中野区とNPO法人カタリバが行った事業のこと。集まった中高生たちの『中野区に居場所をつくりたい』『中野区に音楽の力で繋がりをつくりたい』といったチャレンジをメンターとして半年間サポートした。たくさんの経験があったので5分間に収まりきらないほどア

      • 文化祭前日のノリ

        渋谷ヒカリエで「カフェゼミ#59」が行われたのは11/30(木)。その準備に拍車がかかったのは、およそ1週間前だ。自分たちは夜まで研究室に集まっていた。  前回に引き続き、自分の担当はカフェチーム。本番までの1週間はひたすら「養生茶irodori」の試飲会をチームで行った。授業を受ける前に研究室の鍵を開けて、どれくらい水出しをしたものが美味しいか調べるために実験をはじめる。昼過ぎに戻る頃には誰かゼミ生がいて、だいたい先生から差し入れでもらったお菓子を食べながら、飾り付けや

        • 学校にカフェを開いてみた

           「カフェゼミ#58」にて、私はお茶とお菓子を用意するカフェチームを担当した。カフェチームでは「本番に向けてお茶の試飲会をやろう」という話がでたのだが、せっかくならチーム内だけじゃなくて他のゼミ生にも飲んでもらいたいなあと思った。そこで「カフェって形にして、お茶のオープン試飲会をやってみない?」と提案した。そうして始まったのが『あれこれカフェ』だ。 10/12から2週にかけて『あれこれカフェ』は行われた。昼休みに持参したレジャーシートを大学の中庭に広げる。メンバーがお茶を入

        本気を生みだす場づくり[Footwork & Network vol.26]

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        記事

          「新しい働き方」という選択肢

           夏休みをかけて『フリーエージェント社会の到来 -組織に雇われない新しい働き方(著ダニエル・ピンク)』を読んだ。 この本が出版されたのは2002年だが、ここに書かれてる「新しい働き方」は今でも新しいままだ。  ただ、さすがに時代を感じる箇所もあったな。それは新しいオフィスの章で、仕事に必要なインフラが整えられてる場所として「コーヒーショップ」「コピー屋」「インターネットサービスが使える所」をあげて、なぜオススメなのかという理由が10ページに渡って書かれているのだ。コワーキン

          「新しい働き方」という選択肢

          わくわくのネットワーク

           はじめてのゼミ運営に…ヒカリエでのカフェゼミに…越境に…春学期の活動は盛りだくさんで、振り返るとここまで走り抜けてきた感覚だ。その中でも、私の中で強く残っているのは7/13に行われた F&Nのプレゼン 。そこでは越境先のb-labで出会った方の話をした。  プレゼンを終えると何人かのゼミ生から手が上がった。「しょう自身がナナメの関係を体験したことはあった?」「タテの関係になってしまいそうな時ってどんな時?」。自分が質問に答える。すると、その答えに対して 私はナナメの関係に

          わくわくのネットワーク

          ひとりひとりのコミュニケーション [Footwork & Network vol.25]

          「文京区青少年プラザ b-lab」(以下、ビーラボ)で私は活動している。  ビーラボは文京区に在住・在学・在勤の中高生世代であれば誰でも利用ができる、文京区教育センターの中にある施設だ。ここで勉強をする子もいれば、ゲームで遊んだりする子もいる。ホールや音楽スタジオも完備しているので、運動やバンド活動もできるのだ。 「自分にもこんな場所が欲しかった!」と私は利用者の中高生を常々うらやましがっている…。 今回のF&Nでは、ビーラボでの活動のこと、その中で出会った「えつおさん

          ひとりひとりのコミュニケーション [Footwork & Network vol.25]

          ぽつんとした疑問

           6月29日に、まさかの渋谷ヒカリエ8Fでカフェゼミが行われた。  ゲストは渋谷周辺で環境問題に取り組んでいる中村元気さん(530代表)。ただ本人には「問題に取り組んでいる」という意識はなく、あくまで自分が住みやすい街にしたいからやってるだけという。正に内発的動機で動く中村さんの「パン耳からビールをつくった話」や「渋谷でりんごを育ててる話」は聞いてるだけでワクワクした!そんな話の中で気になることがあったので、手をあげて質問をした。 しかし中村さんは「コミュニティを広げよう

          ぽつんとした疑問

          だから任せられる

           5/25にDNPプラザで「カフェゼミ#56」が行われた。他大生や社会人も集まる、そんな場を温めるための様々な企画が会場では行われた。そして自分が担当したのは「ドレスコードコーナー」だった。  本番1週間前にチーム会議があった。ドレスコードは自分の愛着があるもの、持ってきたものとチェキを撮れるようにすること、ポップをつくること。その日はやらなきゃいけないことばかりに気を囚われて、「それを消化するにはどうすればいいか?」ということしか話せなかった。目的は場を温めることで、その

          だから任せられる

          あえて準備をしない勇気

          4/13は新年度最初の長岡ゼミということで、新ゼミ生歓迎会が行われた。 教室の机には色とりどりのお菓子が揃えられた。飲み食いしながらのワークショップ。自分もそんな準備を担当した1人だったのだが、この日を迎えるまでとても不安で、気まずくならないように当日の席順まで決めようとしていた。結果的にそこまでしなくても、場は盛り上がり楽しい時間となった。 もし自分の計画どおり仕切ってたら、あの時間は生まれただろうか?自由な雰囲気や交流はなかったかも。勿論お菓子の準備は大切だった

          あえて準備をしない勇気

          下心のない学び

           昨年末の12/8(木)、長岡ゼミのオープンゼミがDNPプラザにて行われた。この日は長岡先生の著書である『みんなのアンラーニング論』の読書会ワークショップ。ファシリテーターはワークショップデザイナーの元木一喜さんであった。  このオープンゼミでは3年生の4人がプロジェクトチームとなった。会場であるDNPプラザにラジオを流し、ブックセッションコーナーを設け、ホットコーヒーを提供したのは全て4人の持ち込み企画である。 会場の設営時間は慌ただしく過ぎていき、息つく間もなく参加者

          下心のない学び

          非経済的な幸せ

          機械に任せれば簡単に済むことを、わざわざ家事をやっている。正直、自分には理解できなかった。”非経済的な幸せ”を大切にする人たちを見て、そんな自分の考えが偏ったものだったんだなと気づいた。自分は経営学ばかりやってるから、そうした視点しか持ててないのかも。だけど、僕にとっての”家事”と同じように、他の人から見たら無駄で非合理的なものだけど、自分は好きでやってるものがあるかもしれない。飾り付けは割とそれに当たる。なにか余白があると絵を描いたりしてしまう。そして、その動機は単純に好き

          非経済的な幸せ

          ただしく言葉にすること

          今までは自分を評価してもらうために文章を書いてた。その文章は嘘でも誇張でも構わなかった。だけど、本当のことを伝えようとすると、とても言葉に悩むことに気づいた。「とても」、「すごい」、「感動」、そうした強い言葉を使わないと不安になる。または、アバウトな表現で妥協してしまう。しかし、自分が伝えたいことをズレなくそのままに伝えたい時は、もっと慎重になる。丁寧に1つ1つ自分の言葉を紡ぎ出す必要がある。ただ自分の目の前で起きた事を伝えるのが、こんなにも難しい。そうして言葉についてあれこ

          ただしく言葉にすること

          ギフトとしてのフィードバック

          ゼミ中に自分の改善点を指摘されると、恥ずかしくなったり、落ち込んだりした自分を思い出したからだ。ところが、最近はそれがなくなってきたように思う。それこそ、フィードバックは”自分が成長する糧”と捉えられるようになってきた。それは数ヶ月かけて、長岡ゼミという場に慣れてきたからかもしれない。長岡ゼミは真剣に議論をする場だ。間違ったことを言えば指摘されるし、僕も口を出す。ゼミにいる人たちは、これを人格否定とは誰も思わない。逆にゼミの外でフィードバックをする時は、ギフトと思ってもらうた

          ギフトとしてのフィードバック

          ばらばら

          春学期最後の長岡ゼミ。この日は、”振り返りワークショップ”が元木一喜さんのもと行われた。部屋いっぱいのロール紙の上に、「人」「足」「手」の形を描く。そして、そこに自分のコトを書きこんでいく。自分の肩書きを「人」に、自分の将来の憧れ・自分を変えた出来事を「両足」に、自分がゼミでやりたいこと・学んだことを「両手」に…。書き終わったら、関連する箇所をすべて線で結ぶ。ところが、これが全然つながらない!体がバラバラな状態で、ツイートの時点では「空回りなことばかりやってるのでは」と少し落

          ばらばら

          円形の外の考え

          6/9の六本木フィルードワークでは、グループワークにいい場所を探すという課題が与えられた。いい場所とはどのような場所か。長岡ゼミでの経験上、それを自分なりに考える事が大切だというのは分かっていた。そこで僕らは「いい場所とは話しやすい場所だ」と考えて、顔を向かい合わせにできる円形のベンチを選んだ。そして、各班の進め方を共有する振り返りの時間。「あっ」と思ったのはスケッチブックを使った班だ。そうか。”どんなツールを使えるか”というのも、いい場所である条件のひとつだよな。簡単な手段

          円形の外の考え