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釣り場で落水する原因。もしものときの対処方法。



⚠️一部ショッキングな内容を含みます。
  苦手な方はこの記事を閉じることをおすすめします。⚠️


こんにちは、こんばんは、カツオです。


今回は、釣り場での落水の原因と
もし落水したときの対処方法についてご紹介いたします。


残酷な話ですが、毎年100人以上釣り中の落水転落事故が起きており
これは、遊泳中の事故に次いで多いと言われています。


起きないことが、一番ですが
どうしても自然相手の遊びなので予想を超えることがあります。


今回は、落水してしまう原因ともし落水したときの対処方法を知っていただき
読者さんの安全に役に立てれば幸いです。



釣り場での落水の原因


釣り場での落水の原因は主に4つあります。


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  • 高波

  • 知識不足

  • 立ち込み

  • 体調不良

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順にご紹介いたします。



高波


波は、とても予測がたちにくく
エネルギーが大きいものです。


静かなときもあれば
突然、大きな波が来ることがあります。


予測ができない、かつエネルギーが大きい波が
突然やってきて、波を被った場合


一瞬にして押され、落水転落し流されます。



実際、筆者がよく行く釣り場でこういったことがありました。


とある日、学生さんが河口エリアで遊んでいました。


相変わらず、河口は激しく流れており
当時、台風が近づいてきて、高波がたまに押し寄せていた。


学生さんは、その、たまに来る高波にさらわれてしまい、激流の中へ。


誰かが救助を要請し
救助隊がジャブジャブと懸命に探すものの見つからず。


行方不明になった日から2日後
その河口エリアから、約24km西にいった海岸で遺体となって発見されました。


痛々しい水難事故でしたが
当時、台風はそんなに近くなく、遠い方だった。


しかし台風が遠くても高波はきますし
その高波に不意にさらわれることはよくあります。


この水難事故から
「波が高い日は行かない」「台風が遠くても波はくる」ということが


学べるかと思います。



知識不足


ここでいう知識不足は
釣り場に対する知識不足です。


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  • どこがすべって危ないか

  • どういった波が来るのか

  • どういうふうに流れているのか

  • 満潮時、どこまで水がきて波が高くなるのか

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など、一見安全そうに見えて
実は危ない場所だったということもあります。


その地域、特有の波の流れがあるかもしれない。


現在は、ネットで釣り場の情報を見ることができるので
特に初めて行く釣り場は調べておいた方がいいでしょう。



立ち込み


立ち込みは、海や川の浅場に入って釣りすることを言います。


立ち込みは、どこまで入れるのかを確認しておかなければ
いきなり深くなって溺れることがあります。


特に河口エリアで釣りする方は注意が必要です。


海で釣りする場合は、基本的に波が立つので
波が立ったところより前にいればいいと目印があるものの


河口エリアは、その目印がなく
どこまで行っていいかわからなくなります。



体調不良


体調不良は、一時的に
集中力、注意力、判断力が欠如しています。


そんな状態で釣りをしていたら
当然、落水する確率は高くなります。


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  • 異様な眠気

  • 頭がフラッとする

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などの症状があれば釣りに行かないことを
おすすめします。



落水したときの対処方法


先ほどもお伝えしたように
落水しない、転落しないことが一番です。


しかし、相手は自然なので
注意していても、落ちてしまうことも十分に考えられます。


この記事では、釣り場別に
落ちたときの対処方法についてご紹介いたします。



サーフ釣り


サーフ(砂浜や砂利浜)で流された場合
離岸流に注意しなければなりません。


離岸流は、沖に向かって流れる流れで
一度ハマると、岸に向かって泳いでも戻れないのが特徴です。




もしサーフで流されてしまった場合は
横に泳ぐことです。


横に泳ぎ、離岸流の脱出を試みます。




川釣り


川では、横流れに注意する必要があります。


どこの川にもよりますが
川は狭いので、流れが速いことがしばしばあります。


対処方法は、岸に向かって斜めに泳ぐことです。



やっては行けないのは
岸に向かって一直線に泳ぐこと。


助かりたいたいからといって
岸に向かって一直線に泳いでも


流れがある中では、岸に近づけず
無駄に体力を使うだけです。



堤防釣り


堤防で落水転落した場合、テトラポッドと
オーバーハングに注意する必要があります。


一見、テトラポッドは落水して岸に上がれそうな場所ですが
近づけば、隙間に挟まれてしまうことと


たとえ、上がれたとしても、すべって危険です。


テトラポッド(波消しブロック・消波ブロック)


そもそも、テトラポッドは波消しブロックであり
人が乗れるように設計、組み合わせはしていません。


オーバーハングは、足元がえぐれている場所で
落水したとき、そのえぐれている場所に入ってしまうことがあります。



対処方法は、堤防に階段やはしごがある場合があるので
それを利用することです。


また落水した方を見かけたら、状況に応じて
釣り用のクーラーボックスを海に投げることも対処法です。


釣り用のクーラーボックスは、水に浮く特徴があるので
落水転落者の援助になります。



磯釣り


磯は、サラシと岩に注意が必要です。


磯釣りは、サラシがあり巻き込まれる可能性があるのと
岩の近くにいた場合、波によって叩きつけられることがあります。



対処方法は、まずいったん磯(岩場)から離れ
波がない、流れが少ない場所に避難するようにし


もし上がれそうな場所があれば
上がるようにすることです。



まとめ


まず、落水転落しないことが第一です。


そのためにどうすればいいのかを知って
できる限り、事故にならないようにします。


万が一、落水転落してしまったら
適切に対処し命を守る行動をします。


もちろん、無理は禁物です。


泳げない場合は、救助をお願いできるように


防水、耐水性のスマホケースを
買っておいた方がいいかもしれません。


プールで泳げるのと、海で泳げるのとでは
全く違う話なので


自分を過信せず、行動した方が身のためだと思います。


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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