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vol.2 チャット率99.7%を維持するチャットレディ一伽さまの講義 人妻熟女系チャットの要点

チャットレディ一伽 サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(01:00:15)は購入後に視聴可能。

第2話(全3話)

Vol.2では人妻熟女チャットレディの世界へ歩を進めていく。この「人妻熟女チャットレディ」というものを俯瞰して眺めると、そこにはもちろん主人公としてチャットレディがいるのだが、もう一人の主人公がいることに気がつく。それは「男性客」である。人妻熟女チャトレを語る上では、このもう一人の主人公について、理解を深めることは必須となろう。一伽さまと共に、その生態を紐解いていく。

一伽さまによると、人妻熟女チャトレに訪れる男性客は、40~50代が多いという。彼らは単純でライトなエロには興味がなく、濃厚で深淵なるエロを求めてチャトレに集う。そこでは「お小遣い稼ぎで来ている若い女の子」なぞ価値も需要もなく、ハッキリ言ってお呼びでない。では彼らが求める濃厚で深淵なるエロとは一体何なのか。一伽さまは教えてくれる。

「欲求不満な淫乱妻」

大真面目である。そう、大真面目に、男達はこれを求めて人妻熟女チャトレに集結するのである。彼らは既に歳を重ねているために、単純なエロには飽食している。そんな彼らは「寝取り・寝取られ」をこよなく愛しているのだが、その根源は精神的な作用つまり背徳感と征服感に裏打ちされている。「欲求不満な淫乱妻」とは彼らの願いを具現化したアイコン(偶像)なのだ。旦那がいるという道徳的制約の中で、我慢ができずにチャットで「恥ずかしいこと」をしてしまっているという淫乱さによる背徳感。そしてそんな背徳感にまみれた人妻を良いように鑑賞し、時には言うこと聞かせてしまうという征服感。これらが揃ったとき、男達の枯れた心は瑞々しさを取り戻し、股間は打ち震え脈動し始めるのである。このことから一つの解が導き出される。

彼らは「性」そのものに興奮しているのではない。「情報」に興奮しているのだ。

人妻という立場、淫乱で背徳的な行為、そして満たされる征服欲。これらが複雑に絡み合い、混ざり合うことで妄想が深まり、極上の興奮を与える。この奇妙なカタチをした性の充足を求めて、男達は今日もまた人妻熟女チャトレに集うのである。そして最も重要なピースであるが、彼らはこの「欲求不満な淫乱人妻」という作られた壮大な演劇を、ファンタジーを、強く信じているのである。そんなバカな、とあなたはきっと思うであろう。大丈夫、それはいたってノーマルだ。しかし彼らはファンタジーを強く信じるがゆえに、人妻チャットに集っているのである。そこには正誤も貴賎もない。

同時に、これらの特性から彼らの人物像が浮かび上がってくる。まず、リアル世界で生身の女性と触れ合うことがないが、女性とのコミュニケーションを求めているという「寂しさ」。しかし、それをキャバクラなどのプロには求めずにネット上の素人に求める「臆病さ」。女性の理想像を追い求める「純粋さ」。統合すると寂しくて、臆病で、純粋な人だ。つまり、いわゆる「いい人」である。そして40~50代でチャットにハマるということは未婚独身で非モテである可能性が高い。家庭あるお父さんは人妻チャットに何万も落とせないだろう。また年代的に会社での役職も高く、強いストレスもかかるだろうから、チャトレへの課金は労働力回復の経費としては不自然ではない。統合すると「人が良くて真面目だけど仕事で消耗する独身中年オジサン」という主人公の姿が浮かび上がってくる。真面目に生きてきたはずなのに社会に毟られて、女性も手に入れられず、気付いたら歳を取っていた自己肯定感が低いオジサン達。彼らは癒しを求めてチャトレに踏み込んでいく中で、いつしかモンスターになってしまうのだ。そう「クソ客」に。人妻熟女チャット界には、このやさぐれた野良犬が解き放たれている。こんなかわいそうなオジサンに救いはあるのか?それについてはVol.3にて語ろう。

長くなったが、このような登場人物・背景でもって人妻熟女チャット界は形作られている。この舞台で、客とチャットレディは壮大な演劇を、大真面目に繰り広げる。そこには妥協はない。まず、チャトレはこういう背景があると理解した上で、主演女優になりきらなくてはならない。なりきっていないチャトレは、お呼びでないのは先述の通りだ。「設定」を入念に考慮し、プロフィールと一問一答を時間をかけ丁寧に作り込む。雑さは許されない。ここの客層は、プロフを読み込んだ上で選ぶような、慎重で周到な特性も併せ持つ。抑えきれない淫乱さをいかに濃厚に、かつ美しく表現するか。欲求不満な淫乱妻をいかに緻密に鮮やかに表現できるかが顧客獲得の分水嶺となる。ここにはかなりの努力が必要だ。広大なチャトレの海において、お客に淫乱さを伝える方法は、写真とプロフしかないのだから。人妻熟女チャトレにおいて上を行く猛者達は皆すべからく、プロフを極限まで作り込んでいる。そういうシビアな戦場に乗り込むんだという覚悟を忘れないでほしいと一伽さまは言う。

プロフを作り込んだなら、次は露出と認知を確保していく。広くて流動的なチャトレの海で、バラバラの時間に出現していたのでは客からの認知はされにくい。客も行動パターンがある程度決まっているから、自分も出現時間帯を統一して認知してもらうことをまずは目指す。いやはや、チャトレとは手軽で簡単な副業と嘯く輩は反省してほしい。そうして客の認知を集めたら、一見客ではなく固定客にしていく工程に入る。ここで一伽さまの奥義が公開される。それは

「心をだきしめる」

である。これは本作で最重要の単語である。先述の通り、人妻熟女チャトレには、社会で毟られ、リアル女性達には蔑まれ、ささくれだったオジサン達が集い、クソ客と化している。そんなクソ客達は、日々、チャトレの女の子に対し「早く脱げ」とか「ブス・デブ」とか言って回っている。そんな調子だから、チャトレ世界でさえもブロックされたり、つまみ出されたりしてぞんざいな扱いを受け続けて、ますますクソ客と化していくのである。さて、そんな風にいじめ尽くされて、ささくれ立った野良犬クソ客が、一伽さまの眼の前に現れ、いつものように悪態をつく。これに対し、並みのチャトレならブロックやつまみ出すところであるが、一伽さまは違う。

「心をだきしめる」のである。

どんな風にだきしめるのか…それは筆舌に尽くし難く、文章で表現することは非常に難しい。ここは是非とも本編で聴いてほしい。最後に、チャトレの稼働率は80%あれば優秀と言われる中において、一伽さまのチャット稼働率は驚異の97.6%。その理由については、本作のジャケ絵をあらためて見てほしい。多くを語らずとも、ここまで読んでくれたあなたには伝わるはずだ。

つづく。


著:ヤコバシ

【オーディオブックの正しい使い方を伝授する】
1.集中して聴かない。オーディオを聴くための時間をわざわざ取らない。スキマ時間や作業時間に『ながら』で聴くのが正しい使い方である。
2.ぼけーっと繰り返し聴く。聴き返すたびに毎回聴こえ方が違うぞ、とか、刺さる言葉が違うぞ、と思ったならそれは良い聴き方。一回で全部吸収してやろう、と言うのは悪い聴き方。
3.PCのnote.muサイトからMP3ファイルをダウンロードする。itunesその他で、スマホに同期する。電車や車での移動中、家事の最中に聴くのが良いと思う。ストリーミング再生で聴くのはあんまりおすすめしないかな。

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