バビバビバビロンの胡座をかきながらする談議で胡座談「強さとはなんぞや編」

弱いよりは当然ながら強い方が自分にとって良いことなのはわかりきったことでありますが、一言で強くなると言っても具体的にどうしたらいいのかが問題となってきます。

そうした時に自分を客観的に見詰めて評価できる人間なのならば苦労はしません。

なので今回の記事は強さに密接する優しさや愛情深さについても書いていきます。

このお話しにおける強さとは物理的な肉体のことではなくて心の強さです。


具体例を挙げると私が抱える問題児三人集の内の一人である私の配偶者さんなのですが、彼女はとても優しい人なわけです。

優しいというのは性格としたら、思い遣りのある言動というものに繋がるのは想像に難しくはないと思います。

悩んだり苦しんでいる人がいたら何が出来るわけでもないことを自覚していたとしても寄り添える強さは彼女は持ち合わせています。

強さにもいろいろある中で、しかもそれが心の強さとなるとその種類は多岐に渡ります。


しかし、彼女は人に優しくはできても人に厳しくはできない人でした。

どういうことかと言うと、彼女が悩んでいる人を救おうとした時にするのはその人に寄り添うだけで、その人が明らかに過ちを犯そうとしてもあたふたするだけで何もできないわけです。

彼女はそういうところで私が自分を含めた悩み苦しむ人を支えてくれるスーパーヒーローだと本気で思っている節があり、そういう意味でも彼女は人に厳しくはできないのです。

それはその人に嫌われたくないからではなくて、その人を傷付けたくないからなのですが、はっきり言ってそれは利己的なものだと言える場合も多々ありました。

彼女に足りない強さというのは、覚悟のようなものなのです。


彼女の優しさというのが私が彼女と家庭を持ちたいと思った理由の大部分であるので、決して人間的に弱いとは思ってはいませんが、彼女の優しさというのは心の強さに直結はしていないのだと断言できたわけですね。

これは理解可能範囲内の弱さというか、そもそもそれが許せないのなら彼女と関係を築かないのでそれは彼女の短所のようなものですね。

しかしながら、この彼女の短所が人をより一層苦しめることにも繋がりかねないのも確かでもあります。

私は彼女が私のことをスーパーヒーローのように勘違いしているというようなことを上記したのですが、その短所を埋め合わせるために私が人に厳しくしますし、何かあったら私を頼れとも言ってきました。


では何故彼女が問題児なのかですが、これも前述した通り要するに彼女は人を傷付けたくないという一点において他人どうこう以前に自分に対して甘いわけです。

彼女はよく私にも優しくして欲しいとその対象が自分でも他者に対してでもそう言っていました。

私に思想と敢えて表現しますがそれがあるように、彼女にもまた私とは違う思想があるわけです。

それはおそらく彼女の父親、私からしたら義理の父親になる方に強く影響を受けているのは私の目から見て間違いはありませんでした。

ただし、私は義理の父親を信頼しています。

彼女のことはまったくないわけではないですが、やはりそれよりは劣る信頼しかありません。


彼女は良くも悪くも純粋なのでしょうが、彼女が信頼したり尊敬したりする人間の本質的な部分は感じ取れてはいても、それを改めて確認しようとしたりはしないというか、簡潔に述べるとその本質は何故そうなのかということまでは理解出来ていないわけです。

ここがですね彼女の一番の弱さだと私は思うわけです。


強くなるのには自分の弱点を当然理解していないと強くなれないのは当然ですが、これが一番非常に難しいところで彼女の例でするとあからさまな欠点ではなく、長所にもなる部分が原因だったりその長所の部分に隠れていたりとか。

そうしたら何が大事になってくるのかと言うと自分を客観的に見るというのはいきなりは難しいですから、まずは自分を知ることですね。

大きな紙の真ん中に自分が大事だと思う概念でも気持ちでもドーンと書いてみてください。

そこから言葉の連想ゲームではありませんが数珠繋ぎ的に何故それが大事なのかだとか、しかしそれを実行したりする時に生じる問題や障害がないかとか、そしてその解決策だとかをですね書き殴っていくとですね、自分も意識してなかった自分の思想が見えてきたり根本的な性格上の自分の欠点などが浮き彫りになりますから。

少なくとも自分がしっかりある人は方法はどうあれ自分のことをある程度把握できているはずです。

そこら辺がですねできるだけでも他者からなかなかだと思われますからね。

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