見出し画像

【情報をググる罠〜意地と信念と情報リテラシー〜】

お昼寝推進委員会のブログを書くのに…書籍が片付かない💦なんて感じの読書の秋っといったかんじなのでしょうか(^◇^;)それにしてもいつ以来だろう…こんなに書籍と睨めっこしてるの。昔はよくしてたんだけどなー(笑)

この頃、患者さんの中には自分の症状をインターネットで検索してから来る方が増えてきたように感じます。
「この症状、リウマチじゃないですか?」
「痛風じゃないですか?」
「坐骨神経痛ですか?」
巷の情報は、ひと昔前はググるのではなく、井戸端会議でした。今でも健在ですね。

スポーツ業界でもよくあります。
「〇〇やっておけば強くなる」みたいな流行り。
有名な〇〇選手がやっていますとか。チームメイトや選手同士、先輩や後輩からの情報網。自分自身や自分のチームに当てはまるトレーニングだったら効果が出ますが、当てはまらなければ…ただやっているだけ。

決してそれが嘘だとかは、ダメだとか言いたい訳ではありません。けど、わかっていて欲しい、一般の方にできないのこと。それは「診断」や「判断」。接骨院では単に訴える症状だけでなく、生活環境や症状の出る状況も含めた聴く問診、視診、触診、各種評価、各種検査などなど。トレーニングコーチは、カウンセリングして、動作解析など分析して、必要に応じて測定して、求めている体力や動作を明確にして、年間計画立案してそこまでのストーリーを作り、随時現状に合わせて調整していく。

接骨院の臨床では、私が「(痛いところは)ここ?」って患者さんの患部を触ると、「そこそこ」「先生なんでわかるの?」と患者さん。当たり前ですが、「聴いて」、「見て」、医学的な知識と臨床経験が合わされば、「ここ?」って話になります。組織損傷か所がわからなければ施術しても治りませんし、わからない時は回復が進まないので大変です。
トレーニング指導の現場では、常にゴールと“今”を繋げながら、目の前の改善点や問題点を対応していきます。トレーニング種目や指導の仕方、それがどのスキルに繋がるか。指導しながら説明していきます。選手に本気でトレーニングして結果を出してもらうために。「とりあえず…これをやらせておけば大丈夫」なんて適当なトレーニング指導は選手に失礼ですから。
話が外れてしまいました。ただ、インターネットや井戸端会議での知識で症状の判断ができるかといえば、それはできないでしょう。症状の基礎知識や周辺知識をつける程度で収めて、その上で医師や施術者と症状と向き合っていく事がベストになります。

〜お昼寝推進委員会ネタと睨めっこ中〜

話しが戻りますが、井戸端会議の情報、ググった情報、どこまで正しいと思っていますか?
私個人の話になりますが、専門書を含め読んでいるときに「コレは違くね」ってツッコむ事があります。よくあるのは、
•著者の専門から若干外れた内容を書いてある時
•1方向のみからのマニアックに入り込みすぎるような内容が書かれている時
•著者の主観が強いと思われる内容が書かれている時
専門書を複数、しかも周辺領域を含めて多面的に並べて調べていくと、「コレ違くね」「コレ言い過ぎじゃね」とか見えてきます。多分、客観的に情報を確認できるんでしょうね。インターネット検索だと、なかなかこういう面倒な事ができないのかなと。井戸端会議はなおさら。

もう一つ大事な事があります。情報の発信源に信頼性があるかどうかです。
私の場合は、研究などの文献でみググるでも書籍でも、必ず発信源が誰なのか、どういう組織なのか、を調べます。意外と適当な人が適当情報からに書いている時もあるんですよね。
井戸端会議でいう情報提供者の隣の奥さん(友達)自身は信用出来る人かもしれませんが、その情報源は何か確認できたりしますか?
ちょっと酷いのが、無責任な専門家。先日、トレーナーの「〇〇は(立っている姿勢)足が曲がってるからダメなんだ」的な指摘の上で指導せず放置。指摘する以上は専門家なら改善のために指導をしなきゃダメでしょ…なにより曲がっているように見える現象ぐらいちゃんと説明しろよ‼️って事で当院で、そのトレーナー⁉️の意図を予想しながら選手と保護者に説明と指導して対応中。
あっ、感情的になってしまいました…お恥ずかしい…。未熟なトレーナーでも、周りから見たら専門家。選手や保護者の気持ちを少しは分かってほしいものです。
顧みて、自分が発信源になっている状況です。できる限り、気をつけて言葉を選ぶように心がけています。雑な言葉で適当に説明や返答をしないようにと。

実はずっと探しているものがあります。『近道』です。
『簡単にケガが治る方法』
『簡単に強くなれる方法』
おそらく、患者さんよりも、選手よりも施術者やトレーナーの方がよっぽど欲しい技ですから。
けど、世の中にはないんですよ。一般の方や選手やコーチはあると考えてしまいがちですが。

もし、ひとつあるとすれば、それは『本人の意地と信念』だけです。

もしあなたが現状の症状やスポーツスキルで、もがいているのであれば、きっちり現状と向き合い、信頼できる専門家と話し合って、しっかり身体と向き合って欲しい。その上でちゃんと結果が出たのであれば、それが一番の近道だと身体を変える仕事をして四半世紀で見つけた一つの答えです。

情報が溢れている時代です。情報の洪水にのみこまれず、良い専門家と出会えることをお祈りいたしております。

※ 当施設の佐野接骨院、陽だまりカフェ、筋トレクラブ、トレーニングガレージは会員制ならび基本予約制となっております。

メインサイト 
https://fitcure.wixsite.com/fitcure

佐野接骨院
https://fitcure.wixsite.com/sano-judotherapy

筋トレクラブ
https://fitcure.wixsite.com/kinntoreclub

陽だまりカフェ
https://fitcure.wixsite.com/hidamaricafe

トレーニングガレージ 
https://fitcure.wixsite.com/traininggarage

ネットショップ「トレーニングルーム」
https://trainingroom.official.ec

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?