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365日色の話 ドラマと色シリーズ 第10回目は「Believe-君にかける橋-」の木村拓哉さんです。

私は毎シーズン、できるだけ、すべてのドラマを見て、
これはちょっとと思うまで、見続けることにしています。
これは昔からのルーティーンです。

4月ドラマは
記憶を無くすとか、
大きな怪我で昏睡状態とか。
内容も設定も違うのですが、
重たい状況が続くという意味では、近いものが多い気がします。
強く女性の生き方を表したものもないようで残念です。

そんな中、
すでにnoteに書いている、「アンチ・ヒーロー」
「ブルーモーメント」「花咲舞は黙っていない」などは、
これから書く予定ですが、
これらは、次回を暗くない気持ちで、
楽しみに待つことができるものに分類しています。

「アンメット」「リベンジ」も頑張っていて、楽しみなのですが、
どこまで、光が見えてくるか・・・
暗さは免れられない作品とはなっているように思います。

そんな中、「Believeー君にかける橋ー」は橋を作るという、
前向きな仕事現場での大惨事であり、スキャンダル。
その上に、あまり日本のドラマでは、
扱わない刑務所での人間関係を描いているところも興味深いです。

木村拓哉さんのドラマは
木村拓哉さんの魅力で、
どんな難しい役でも、面白いものにしてくれるとつい期待してしまいます。

今回木村拓哉さんが演じるゼネコンの土木設計部長の狩山拓哉は
橋作りに生きがいと人生をかけ、
家庭を顧みず、仕事に没頭して、
仕事以外は何も見えていないタイプのようです。

木村拓哉さんが
今まで数多く演じてきたヒーローたちとはまったく異なった役です。
BGより、もっと悲惨な・・・

狩山が無理を押して実現させた、
期待のシンボルマークとなるはずの「龍神大橋」が、
事故により、崩落したことからドラマが始まりました。

その事故の原因として、下請け企業の経営状況が悪く、
指定していない、
強度の低い吊りワイヤーを使用していたことことが原因と
社長に報告すると、
理不尽なことに、
子供はいないことを確認すると、
その場で、
会社を守るために
事故の責任を狩山に取ってほしいと社長に懇願されます。
執行猶予がつくといわれ、証拠を消去することに・・・

自分の責任ではないと思いながら、
責任者として仕方なく責任を取ったことから事態は思いがけない
最悪の方向に向かっていき、
なぜか執行猶予が付かず、刑務所に入ることとなるところから
物語は動いていきました。

普通の人生では踏み入ることのない刑務所から
普通の人、狩山拓哉はどう戦っていくのか。

狩山拓哉という人物は
橋の設計に生きがいを感じ、
社内では、ブランドの服を着て、
少し調子のいい自信家のようです。

そんな狩山の妻は看護師をしていて、
妻はがんとわかり、余命が1年もないという役を
天海祐希さんが演じています。

狩山に、「あなたは本当に細かいところが気になるんだから、
絶対にあなたのミスじゃないわ」
天海祐希演じる妻が
謎の糸口を見つけてくれるのではないかと期待してしまいます。

刑務所に面会にきてくれた時に、
妻のがんにかかっていて、余命一年と告白。
「出所した時には、私はもういないわ。」
といわれ、愕然とした狩山は、
絶対に自分には責任はないと再審を申請したいと弁護士に相談しますが、
却下されることに。

なぜ、壊れたのか。
下請け企業の不正を隠ぺい・・・

ドラマの第1回目は、刑務所のシーンが多く描かれていました。
刑務所には、
狩山拓哉のような恵まれた人生を生きてきた人間はいないので、
いろいろとざわつき、騒ぎが常に起こります。

妻の病気のことを知ったことから、
狩山は焦り、
自暴自棄になり、脱獄を試みることに・・・

竹内悠真さんの刑事はどう関わってくるのか。

BGの最高の上司役の上川隆也さんの役は味方か敵か!

すべてがこれからです。

何だか、あらすじの紹介になってしまいました。
刑務所のシーンの表現も日本では難しいのかもしれませんが、
演出も頑張っていると思います。

木村拓哉さん演じる狩山拓哉は
自信満々で、少し調子よい雰囲気をブランドの服の着方や、
動作で、わかりやすい表現されていると思います。

アメリカでは、脱獄しても、
目立つようにオレンジ色のズボンワンピ―スか、
上下の手術着の囚人服を着せられているようです。
裁判の際にオレンジ色の服で現れたら、
陪審員全員が有罪と思ったという逸話もあります。

日本では
一般の囚人は制服として、ワイシャツとズボンにジャケットをはおり、
要注意の囚人は黄色と緑の作業服を着せられているようです。
緑のほうが多いそうです。

2022年フランスでは囚人らは完全に私服だそうです。

これからの展開がどのような方向に動いて行くのか、
気になって仕方がありません。
楽しみに見続けたいと思います。





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