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365日色の話 世界を驚かせ続ける! ポップアートの巨人。色を操る村上隆の世界!

村上隆さんの鮮やかなピンク、赤、黄色の魔法!

4月24日
NHKBSの番組で
村上隆さんの日本での8年ぶりの大規模個展を特集していました。

テーマは もののけ×京都

京都市京セラ美術館で、
日本美術や京都の歴史に着想した新作を初公開までの
ドキュメンタリー番組でした。

「ひらめきすぎた」
打ち合わせで、イメージが沸き立ち、発したことばです。
四神相応の部屋
巨大なトラ、床にドクロ、
アート×AI
新作は160点以上。
工場のように、スタッフ300人で作り上げます。

村上隆さんは
1962年東京都板橋区に生まれ、
生来のアニメ好きが高じて、
高校卒業後には、アニメーターを志していました。
「未来少年コナン」や「ルパン三世カリオストロの城」を観て、
アニメーションの仕事に就きたいと思っていたそうです。

しかし、挫折し、
以前から興味があった日本画を習い、
2浪後に東京藝術大学美術学部日本画科に学びました。
その後、大学院に進みましたが、主席にならなかったため、
日本画家の道を断念したそうです。

タカシポップカルチャー

村上隆さんの作風はアニメポップ的なものの裏には、
日本画の浮世絵や琳派の構成に影響されている部分も強く、
日本画のフラット感、
オタク文化とのリンクなど現代文化のキーワードが含まれ、
中でも、アニメ、フィギュアなどサブカルチャーである
オタク系の題材を用いた作品が有名です。

2010年9月14日の
フランスのベルサイユ宮殿での作品展。
「ルイヴィトン・ミーツネオ・ジャポニズム」

ルイヴィトンとのコラボレーション製品
は、覚えている人も多いのではないでしょうか。

村上フラワー
「ロクロク星人」のデザイン。
もののけ。
カワイイ
それらは、ユーモラスで、個性的で圧倒的です。

一番の作品のバランス、価値を高めているのは、
明るく、鮮やかで、どこまでも個性が主張できる、
色の選択であり、バランスにあると思います。

今回の京都の歴史を表した古き偉大な名作を、
村上隆さんの手で、
超現代ポップアートに変身させる行程がドキュメントとして
表されていました。

金屛風の金色が村上隆さんの作品のフラット感とマッチし、
多くの村上隆さんの鮮やか色たちと調和がとれ、
圧倒的なハーモニーを奏でていました。

やさしいお花のデザインは村上隆さんのシンボルであり、
作品を村上隆作品にする、特効薬のようでもあると思います。

やさしい花のデザインのモチーフにしたサファイアの時計を
コラボ企画で制作している会社を訪ねるときも、
村上Flowerの帽子のようなものを被っていました。

世界が賞賛する村上スーパーフラット!

海外での評価も非常に高く、
村上スーパーフラットは浮世絵を彷彿させ、
時代を超えた才能の融合が魅了するのだといわれています。

ドキュメンタリーの中で、
制作の際に、やさしいお花の色の中で赤の彩度が、
他の色たちと調和がとれず、
もう少し鮮やかに調整するシーンがありました。

色をあやつる天才、村上隆さんの現場です。

現在はAIを使ったり、アニメ制作のようですが、
そこに、やさしいお花やもののけ等を
村上隆カラー、ピンク、赤、黄色を投じることで
村上隆ワールドが成立してしまいます。

村上隆さんの作品をここでご覧いただくことができませんが、
作品展等でご覧になってください。



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