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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論500」

皆さん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第12号(2004.5.25発行)「日本版カーヴス目指す・Jサーキット」4~※名称等は当時、一部文章省略

一般的なフィットネスクラブのビジネスモデルとは異なる発想からユニークなコンセプト、ターゲットを設定し、独自のビジネスモデルを築き、市場深耕を成し遂げている施設とその経営者を紹介する本コーナー。
第1回目は日本版カーヴス「Jサーキット」(兵庫県西宮市)。

今後の課題と目標
Aさんはこのビジネスを日本でフランチャイズ展開していきたいとその夢を次のように語る。
「米国ではカーヴスが広がったことで、今までジムに行きたくないと思っていた女性たちも運動に親しむことができるようになりました。ビジネスとしても女性にビジネスチャンスを与え、自立することを助ける素晴らしいものだと思います。私の友人もこれにより自立した1人です。日本にはたくさんの能力のある女性がいるはずなのに、その能力を発揮する場所が少ない。また日本でも運動をしなければならないものの、ジムには行きにくいという女性もたくさんいるはずです。日本の女性にもこのやりがいのある、人のためになる事業に是非、参画して頂きたい。日本の女性に奮起して欲しいんです。」

Aさんは、これまでのフランチャイズビジネスで1,000万円以下で始められるものが少ないことから、このJサーキットでは初期投資が1,000万円を切るようにビジネスモデルを構築した。
費用がかかりがちなマシンは、確かな品質のものを安価で提供できるようにと米国で使われているマシンをベースに改良を加え、自社製造~販売する体制を整えた。
さらにフロント業務を効率化させるための会員管理システムも市販のソフトウェアを利用して必要な情報を無駄なく管理できるようにした。

~ここまで~

記事で紹介された苦楽園店のクラブプロフィールとして、会員数200名超、月会費5,800円とあります。

1号店の北緑丘店の会員数115名では、投資回収が難しいですが、200名超となれば、投資回収もでき、安定した収益が確保できると思われます。

次回に歴史的な評価を加えたいと思いますが、この1号店と2号店の差というところが広がりにおいて影響を与えたのではないかと推測できます。

実際に現在も苦楽園店は営業し、北緑丘店は閉店となったようですので、結果は明らかです。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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