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7月4日(月):解像度をあげて「観察的にみる」

昨日までの続きで中小零細企業における現有戦力の最大化についてです。

この領域では定性的な面でのマネジメントが不可欠で、「理想を持ちながら目の前の現実を見て、出てきたギャップを埋めていく」アプローチが必要です。

トレーナーのトレーニング指導であればお客様に対して理想のフォームや本来のアライメント、身体の動かし方がわかっていて、そこに反するエラー箇所、エラー動作から問題点を見出していくと思いますが、言わばそれと類似した作業ですね。

この時に大切なのは漠然と見るのではなく、「観察的に見る」ことです。

解像度を上げて観察的に捉えることで、目の前の光景から拾い上げられる情報量を増やすことができます。

あわせて意味のある情報量を増やすには、見るべき観点を持つことですね。

前述したようにトレーナーの指導において、なぜ即座にエラーを発見できるかといえば、自分のなかで見るべきチェックすべてポイントとしての観点が養われているからに他なりません。

定性的なマネジメント全般でも、これと同じようにしていくイメージです。

そうした見るべき観点を養うには、そのフレームをアタマに入れる必要があって定性面なら「五感」から考えるのはその一例でしょう。

そのうえで「意識レベル」と「実行レベル」の以下の4段階のステップをひとつずつ昇っていくことだと思っています。

1:「意識できていない」&「実行できない」

2:「意識できる」&「実行できない」

3:「意識できる」&「実行できる」

4:「意識しない」&「実行できる」

3段階目までいってはじめて「実行できる」状態に至りますが、まずは意識をするところがスタートですね。

定性面は一夜にして何かが劇的に変わることはない反面、小さなことを積み上げていけば着実に状況を変えていける良さがあります。

いわば日常が投影される分だけ、たゆまぬ日々の鍛錬が大事なのだと思います。


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