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5月18日(木):「J30ベストアウォーズ」ベストマッチ、Jリーグは社会の公器に

昨日はJリーグ30周年を記念した「J30ベストアウォーズ」に関連してシャレンのことに触れましたが、本日も付随した話をもう少しばかり。

「J30ベストアウォーズ」で「ベストマッチ」に選ばれたのは2011年シーズンの4月に行われた「川崎フロンターレ対ベガルタ仙台」の試合でした。

こちらの試合は東日本大震災のあとに行われた試合で、私も強く印象に残っています。

仙台の選手たちが背負っているものがプレーを通じて溢れ出ているような試合でした。

得点を決めた直後や試合に勝った瞬間に爆発させる感情からは「仙台、東北のために」という想いが見ている側にも伝わってきたし、懸命に声を張り上げて応援するサポーターも含めて、本当に熱くなる試合だったと思います。

またJリーグのオフィシャルな試合ではありませんが、東日本大震災の直後に選手たちの発案で行われた復興支援のためのチャリティマッチ「日本代表対Jリーグ選抜」も、10年以上を経た今も忘れることはできません。

あの試合でカズ選手がゴールを決めてスタンドへ駆け寄り、カズダンスで指を突き上げた瞬間には心が震えました。

本当に魂を感じるゴールだったし、あれほどゴールひとつに勇気づけられるシーンもなかったんじゃないかと思います。

改めて感じるのはJリーグが単にサッカーやスポーツの枠だけに収まるものではなく、多くの人が気持ちを投影する社会の公器になっている、ということです。

そうした点はJリーグが健全な歩みをしてきた証拠だし、Jリーグが多くの人にとって受け入れられる存在に成長したことを物語っていると思います。

子供の頃は、いつか日本にもプロリーグを、いつかW杯に出場を、と思っていたことを考えると、今は夢のような状態ですね。

次に大きな節目を迎えるのは10年後だと思いますが、Jリーグのさらなる発展を応援していきます。

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