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今思っていること

今回の自粛期間中に、事務所として借りていたマンションの部屋とカフェの賃貸契約を解約した。

この期間に解約したから、ネガティブな発信として受け止められがちだけど、今僕はそんなに後ろ向きでもないということは書いておこうと思う。

事務所の解約は、今回のコロナ禍の前に進めていたし、カフェはこの状況が数ヶ月では終わらないと判断した直後にすぐに解約した。契約内容にもよりますが、ほとんどのテナントは解約月の3か月前までには申告をしなければいけないから、その判断を数ヶ月誤るだけで、数十万円〜数百万円の損失がでるから、ウチみたいな企画に特化した自立してない飲食店は当分企画も出来ないから早く諦めた方がいい。fiveStars全部が無くなるよりは、一箇所だけでも残しておければまた何か出来ると判断した。片付けが労力的にも、金銭的にも大変という事以外、一ミリの後悔もない。

これからは、きっとインストアイベントも、ライブも開催出来る方法を皆んなが試しながら段階的に始めることになるし、開催出来ても今まで通りというわけにはいかなくなるだろう。

その段階を踏んででも、やりたい人がいて、それを求める人がいる限りはそれは無くなりはしないけど、残念ながらその中でも必要無くなるものは出てくるし、きっと新しいルールも、新しい音楽の届け方や、コミュニケーションのとり方も、今はコロナだからと言っていても、いつかそれが主流になるものもあるだろう。

今現時点で、僕がその新しい何かに順応して、それでも、まだここで何かをやりたいと思うかはわからない。いい加減で、無責任かもしれないが、正直に言えば少なくとも今はそう思っている。そもそも僕らはもう必要ないと言われるかもしれない。

それでも、音楽が好きだし、アーティストが好きだし、そこで働いている人も好きで、ファンの皆も好きだから、やれることは頑張ってやっていこうと思っているのは勿論だけど。現実はそんなに甘くないかもしれない。

僕のトークイベントに来た人なら分かると思うが、僕はこの仕事が好きだけど、いつ失ってもいい覚悟はしているつもりだ。諦めているつもりもないし、食らいついていこうと一生懸命やり続けはするけど、それは永遠ではないとも思っている。よくある、明日死んでもいい覚悟みたいなものは、仕事に対してずっと無くならない不安の隣にいつも置いてあるつもりだ。そういう覚悟は持っていなければならないと思う。

話が少し違う方向に行ってしまったが、僕は今決して後ろ向きではないし、何かこれからの希望を見つけて全力で前向きでもない。まだ先は全く見えないが今のそういう気持ちをここに残しておこうと思う。

後々、これを読み返して笑える日が来るといいなとも思う。

誤解して欲しくないのが、こんな書き方しか出来なくて申し訳ないが、いつ無くなるか分からないから心配してとか、そういう気持ちは一切無い。企業とは、誰かから必要とされないと生き残れないものだ。誰からも必要とされなければ、無くなるし、必要とされている限り存在の意味がある。僕が言いたいのは、必要とされているなら、それを、やり続けるために縮小しなければならないなら、縮小なんて、なんてことないし、やりたい限りは必要とされるように努力するだけだということ。書いてることは、ドライに見えるかもしれないけど、ちゃんと胸の中は熱いです。

だからつまり、これからもよろしくです。

今日はこの辺で。また書きます。これからはもっと自然に。





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