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絶望の羽田からー私はヨーロッパに行けるのか?ー

私は絶望している。
ドイツ戦のために渡欧するはずだったのに、まだ羽田空港にいるからだ。

8時半のフライトに乗るために6時過ぎに羽田空港に来た。
台風の影響か少し雨足は強かったが、欠航になるほどではないだろう。
そう思っていた。

6:10のボードと8:18のボード 欠航しているのは中国国際航空だけだ

実際に私が乗るはずだった中国国際航空以外の飛行機は普通に飛んでいる
なんでやねん!!!!
(あとで無事に代替便の確保ができたら欠航の理由を聞いてみよう)。

表示を見た瞬間にやるべきことが素早く頭をよぎった。代替の手段を早く探さなくてはならない。
今回代理店(サプライス)経由で予約していたので、本来そこに問い合わせるのが筋だ。
しかしサプライスの窓口は11時からしかあいていない。
遅くまで空いているならわかるが、18時に閉まるのでそういうわけではないらしい。

メールに記載してある問い合わせ先(HP等には明記なかったので念のため番号は潰している)

フライト時間はどうやっても縮めることができないので、刻一刻と選択肢が狭まる
11時までなんて待ってはいられない。
いざという時は成田空港に行こうと思っていた。

代替のフライトを検索しながら、そして、繋がらない中国国際空港の窓口への電話を繋いだまま、念のために中国国際空港のカウンターに向かう。
意図せずして、マルチタスク力が試される。スマホにiPadをフル稼働させていた。聖徳太子状態
肝心のカウンターは、欧米人らしき集団がカウンターを占拠していて一向に列は進まない。
別のスタッフが出てきたので捕まえて聞いてみると下記のことがわかった。

①ここに並んでもフライトの変更などは一切行えない
②代理店や航空会社へ自分で連絡をしてほしい
③一連で買っている航空券なので、どこかの区間搭乗しなかったらその瞬間に無効になる(北京の乗り継ぎまでに間に合う羽田ー北京を追加購入したら手出しが少なくなると思ったから聞いた)

中国国際航空カウンターでの対応

カウンターではどうにもならない。
そのことがわかってまもなく電話がつながった。

余談だが、中国国際航空とこの件で仕事をしたことがある。
0570で始まるナビダイヤルを提供している某企業が利用促進のための販促ツールを作りたいという相談が来たのだ。

0570で始まるこのサービス。知っている人も多いと思うが、20秒あたり10円かかる。約30分話すと1000円。かけ放題等のプランに入っていても対象外だ。

高いのでかけるのを躊躇していたが、背に腹は変えられない。

https://www.airchina.jp/JP/JP/contact-us/call-center/

私は結構飛行機に乗っている方だと思うが、代替がききにくい国際線で欠航になったことはなかった。
8月に韓国に行った時も台風が接近していて欠航の危機だったが、免れたし、今回だってまだ台風は関東から離れている。
なんとなく大丈夫だろうと思っていた(冒頭に続き2回目)。

今回はダメだった。
改めて思ったダメだった時のリスクヘッジを書いておこうと思う。

▪️Skyscannerは便利だけど注意が必要

航空券を買う際に、ほとんどの人が検索するのはSkyscannerGoogle flightsだろう。この検索サイトに出てくるのは航空会社に加えて、航空券を扱う旅行代理店(以下代理店)が出てくる。

できるだけ安く航空券を買いたいのでつい代理店を選びがちだ。

私も今回サプライスを使った。HISが運営する航空券予約サイトだ。よくクーポン(3000円引き)を出しているし、手頃な値段のものも多いので購入することも多い。
モッピーなどのポイントサイト経由で購入するとポイントサイトのポイントも貯まる。
(ポイントサイト使ってみたいけど迷っているあなた!上記リンクに私の紹介コードが入っているのでもしよかったらどうぞ(宣伝笑))

結果、問い合わせ窓口は11時まで開かないという憂き目にあってしまった。
航空会社経由で買ったほうがサポートは手厚い。
今回はなかったが普通はカウンターでの対応もあるはずだ。

今回は直接電話で手配を依頼できたが、それができない場合、便の代替を求める他の乗客に出遅れることになる。

多少高くても不安な人は、航空会社経由で買ったほうがいい
それでも代理店を選ぶ人は、できるだけ日系やサポートが手厚いところを選んで問い合わせ先は調べておくべきだ。

▪️安いのは理由がある 予約クラスには注意

電話が繋がった時にできる限りヨーロッパに早く着く便に振り替えてほしいとリクエストした。

かつて、カタール航空でアムステルダムに行こうとした時、飛行機が大幅に遅延してその日に行く便に乗り継ぐことができなかった。
いつも弾丸旅行なので、予定はきっちり詰まっている。
その時も、もう翌日にはフランクフルトに移動する予定だった。

行き先をフランクフルトに替えて欲しいとリクエストしたところ、空きをその場で調べてくれて行き先を変えてくれた。
1日ドーハに滞在することになったけど、図らずもドーハ在住の友人に会えたし、ホテルはカタール航空が用意してくれたし、後日友人が一緒にアムステルダムにも連れて行ってくれたので良いことずくめ。

乗り換えのリスクヘッジとしては、ハブ空港(中東系や仁川、タイなど)をチョイスするというのもあるかもしれない。

この経験もあるので、欠航は航空会社都合だし、なんとかなるんじゃないかと思った。
しかし、北京はハブ空港とは言い難い。ドーハと違い、フライト数が限られている。

上海経由だったらあると言われてちょっと期待したが、上海経由にはVISAが必要だった。北京経由は要らないので持っていない。

どう足掻いても、翌日のパリに18:40に着く便しかなかった
そこで代替を調整してもらう依頼を行う。
キャンセルして他の便を買う可能性もあった。
電話を切って考えてもよかったが、次いつ繋がるかわからない。
チャリンチャリン時間が経つたびに課金されている。

依頼にたいして、即答はしてもらえなかった。
なぜかというと私の予約クラスが低かったからだ。
値段が安い≒クラスが低いのだが、私が今回予約した航空券は11万円台
もちろん往復、サーチャージ等の経費込みだ。ここからクーポンで3000円引き。
コロナ後のヨーロッパ便としては最安値に近い

一緒の予約クラスの席の空きがないため、確認してGOサインが出ないとすぐには変えられないという回答だった。

まだフライト振替の決定しない私の航空券。値段の安さだけが光る。

16:30現在代替便の確定の連絡は来ていない。
(16:50にきた!!!!!!)
できるだけ安い航空券を買いたいところだけど、予約クラスが低い安い航空券は、LCCと同じくリスクがあるということは理解して買わなければならない。

ちなみに、7月なでしこJAPANの応援にニュージーランドに行ってきた。

この時も安さ重視で、行きフィジーエアウェイズとカンタス航空のチケットを代理店経由で購入した。15万円台と他の人と比べると5万円ほど安かったけど、JAL・
ANAのマイルが全く付かなかった。予約クラスが低かったからだ。

その辺りも気にする人は注意した方がいいと思う。

ということで、ドイツ戦は諦めることになったけどヨーロッパには行けるし、
日本vsトルコとベルギーvsエストニアは観られる。

他のイベントを楽しんでリカバリーしたい!しよう!!する!!

欠航になった時の参考に、航空券を予約する時の参考になればと思いこnoteを残す。

ちなみに、キャンセルできなかったパリーハンブルクの航空券代やハンブルクの宿泊費、ハンブルクーヴォルフスブルクの電車代は自腹になった。

サポートしてくれる方いらっしゃったら大歓迎笑

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