自由律俳句まとめ①

ふと思い立って自由律俳句を始めてみました。

ほんとになんとなく。なんの前触れもなく。

切っ掛けっていつも突然ですよね。

~2020.05.21まとめ

コブラのピアスをつけている

染まった爪なら優しく見えるか

水がいちばんおいしい

愛と憎悪を行き来している

できるだけ早めに愛されたい

ノスタルジーに浸りすぎて死ぬ

己ひとり幸せにできない

喧嘩をする相手がいない

可哀想で一括りにするな

親友的ポジションに甘んじている

コンビニのカレーの具の少なさ

ハンドソープで洗い流せない罪

君が幸せなら悪にだってなる

酒飲んで寝ろ

いつか嫌われるなら今がいい

曖昧な関係に怯え続ける

君の愚痴はだいたい惚気

幸せならそれでいいよ

幸せそうでよかった、寝る

酒を飲め人を愛せ人に愛されろ

孤独ランキング一位を取得

満更でもなさそうだなお前

こんな時間に飲む酒の味

扇風機の風は優しい

酒は救済

オルゴールアレンジが染みる

雨が降って君に会いたい

遺伝子が君を好いてる

僕は君を愛しすぎている

部屋の隅に常にいる虚無と友達になる

君も聞いているだろう雨音

また君は遠くの存在になってしまうんだね

たびたび本音を隠す君と深夜のカップラーメン

薄っぺらい「すき」を貰って困る

恋人じゃない人から頭を撫でられる

君の好きな人になれなくて三回目の夏

高級なマグカップで水道水を飲む

安眠を妨害してくる雷と君のあの言葉

こんな時間に飯テロを受けてる

卵をなんとなくすべて茹でた

よく見ると爪がキドニービーンズに見えてきた

君の運命の人になれなかった

なんだかんだ26年生きている

告白する前から振られている

好きになりすぎたから負け

ピアスをあけてもらう日に耳朶の厚さを確かめている

この世にいない人が育てたなつみかんをジャムにする

初夏の夜は海のにおいがする

昔やってたゲームソフトが300円で売り出されている

友達の誕生日プレゼントに愛着が沸く

今年も早速熱中症になる

コリアンダーと粉チーズにかけすぎはない

作りすぎたカレーをおすそ分けする相手がいない

シフト担当になり二連休を獲得する

雨を理由に通院をサボる

雨を理由にベッドから動かない

好きな人の話をするときがいちばん輝いている

友達である前にひとりの人間

僕の知らない君が増えていく

誰も読まない詩集のお気に入りのページに可愛いしおりを挟む

久しぶりのスタバで胸焼けする

君の大切な人になれずに夏になってゆく

彼女の話を聞く時の菩薩のような顔

常に酔っていたい

絶妙な距離感で現実を知る

いつかは誰かと幸せになってゆく人

これからも精進していきます。

短歌と詩をサボり気味なのは許してね。

ではでは。

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