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このままどうか、光にならずに

時として、灰色の空に身を任せる
よそ見をすれば飲まれてしまう暴力
平行が続くわたしの身体
このままどうか、光にならずに

動かぬ身体に縛りつけた疾しさに
嘘つきだけを見つける鏡
「知らないでしょう」と丁寧に撫で
わたしだけが知らない世界

辿々しい口もとだけが魅力的
力ずくで折り曲げた過去と
嘘をついた空に身を任せる
このままどうか、光にならずに

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