わたしとわたしの思考のような異物。
異物でないものがあるのなら退屈な宇宙に浮かぶようなもので
途切れ途切れの声すらも愛おしいほどに僕らは異物で出来ている
ゆっくりと進む流れ星をひとつまみだけ口に投げ込んで味わう
蜂蜜みたいに甘いそれに記憶があるか問いただしてみると
猫のように転がりながら頬の内側を甘噛みされたりする
縞模様でできた街を見下ろしながらあみだくじみたいに世界は動く
蜂の群れが巣を離れたらわたし達はどうすれば良いのだろう
奥歯に感じる不快感をわたし達と呼べば合点がいくのに
気が付かぬふりをしながらあ