二月二七日

今日は母の誕生日です。誕生日に何か贈りたいけれど、何をしてもきっと、喜んでくれないと思ってしまいます。

たとえ母が喜んでも、喜ばなくても、胸クソ悪くなります。
どっちみち胸クソ悪いのです。

私の好きなものを母が理解できないように、母の好きなものを私は好きではありません。
でも知ろうとすることはできたはずだったなぁ。

母は星空や、鳥や、桜、山菜採り、きのこ採り、猫がすきだったな。
私のこころは「私を見て」だったな。
もっと私に興味を持ってほしかったな。
さみしさをありがとう。


私は母と疎遠になることで、母へさみしさや悲しさを
返してるつもりかもしれません。
しかしそれさえも母には届きません。それはそれでよかった。

母にはただ、私を生んだ事実があるだけです。
私の大切な身体を与えてくれてありがとう。

40代からようやく、私は身体を大切にして「良いや」と思えるようになりました。
「良いや」とは、私を大切にすることが母への感謝になってしまってもいいやというような気持ちです。

安心して母とけんかしてみたかった。
もっとしっかりしてほしかった。
強い人であってほしかったな。

こんなことをいつまで言うんだ
しっかりしろ自分、強くなろう、
そして、母を信じる私になろう。

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