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働きながらも子供の成長を一番に見たいママ

この記事は、2025年における具体的な生活像を描写した「未来生活図鑑」の記事です。本記事の概要については以下よりご覧ください。
デザイン思考で考える2025年の近未来生活
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「産休に入ったら急いで近所の保育園を探し、複数の保育園へ応募する。確実に保育園に入るためには、1年半以内に仕事に復帰しできればフルタイムで働かないと。」子供の成長を一番見届けたい時期に、保育園へ預け自分は職場へ復帰する。
かつては多くの女性が、学校を卒業後、就職し、結婚や出産を機に家庭に入り専業主婦になるというライフコースを歩んだ。しかし今日は、就業を続ける女性や一度退職しても復職する女性が増えてきた。
「働きながらも、子供の成長をできるだけ近くで、そして一番に見届けたい。」そんな想いを抱えるお母さん達に明るい兆しが見えてきそうだ。
女性の社会進出に伴い、今や市場は、女性の消費行動が起点となり始めている。それを実現したのは、働く女性が増加したことによるライフコースの多様化である。
これからの職場では、今まで考えられなかった光景が目の前に広がるかもしれない。

子供が成長する瞬間を逃したくないけど、同僚と同じ空間で仕事もしたい共働き世帯は、1997年以降、専業主婦世帯数を上回り、その後も増加を続けている。
出産をしても職場へ復帰する理由は、2つの想いがあるからだ。
1つめは、仕事を辞めた場合、夫の給料だけが収入源となり、生活レベルを下げる事になる。例えば、住む場所、欲しい化粧品や服も我慢しなくてはならない。
2つめは、育児だけの生活になると、日中は子供と2人きりになる。社会との接点が薄れる気がするし、気分転換も兼ねて他の人とも関わり続けたい。
しかし、出産後に職場へ復帰する場合は、子供を職場へ連れていくことができないため、保育園に預ける必要が出てくる。保育園に預ける家庭が増えるほど、入園の競争率は上がり、結果、入園できる確率が一番高い0歳児のうちに預けるという状況に陥ってしまう。
「これから色々なことができるようになる、成長を一番見届けたい。」と思う時期に、保育園へ預けることとなり、毎朝別れを嫌がる子供を保育園に預け、胸が張り裂ける気持ちで出社するママもいるだろう。
また、技術が発達したおかげで、多くの企業では在宅勤務という働き方も取り入れているが、上述にもある通り、「会社に行って人と関わりながら仕事をしたい。同僚と同じオフィスで仕事をすることによって気分転換になる。」と感じる女性は少なからずいるだろう。

働くママの隣には子供がいる職場

在宅ワークや時短勤務を利用し、育児と仕事を両立することはもちろん、子供を職場へ自由に連れて行ける制度や受け入れ体制があるとより良いのではないか。
例えば、子供が4歳を迎えるまでは保育園に預けず、在宅勤務と併用しながら働く。ママのデスクの隣には子供用の机と椅子があり、そこで大人しく遊ぶも良し、フロア内のキッズスペースで遊ぶも良し、ママの背中でうとうとするも良し、こんな職場があっても良いだろう。
「色々な事情を抱えた人がいるから、子供を職場に連れてくるのはちょっと…」と思う人もいるかもしれない。だが、女性のライフコース多様化に伴い変化しつつある市場は、今や女性を取り巻く人間関係に影響を及ぼしつつ、社会全体を変えようとしている。
子供にとっては、ママのキーボードを叩く音が最高の子守歌になるかもしれない。


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