5種類の世界観でチェックすると炎上しにくいのでオススメ

SNSや謝罪会見で、微妙な声明をだし、炎上をする事例が多く見られます。こういった炎上を防ぐには、どうすればいいでしょうか。

炎上リスクを下げるには、まず、「ネットは、5つの世界観が入り混じった空間である」と意識すると、わかりやすくなります。

5つの世界観
・資本主義的な世界観
・法的な世界観
・社会的な世界観
・ローカル・コミュニティ的な
世界観
・私的な
世界観

複数の世界観の融合なので、「法的に正しい」だけだと、炎上をしちゃったりするわけです。ほかの4つの安全性も大事な訳ですね。以下、ざっくりと、それぞれの特徴を見てみましょう。


資本主義的な世界観

いわゆる自由競争の範囲で、合理的か? これは、ビジネスが潰れないことを保証してくれるだけです。漫画村とかは、この世界観だけで動いています。


法的な世界観

合法かどうか。弁護士さんが保証してくれるパートは、民事や刑事で法廷論争に巻き込まれたときの安全性です。逆を言えば、それは全体リスクの一部なんですね。

半分ぐらいの企業は、「資本主義的」と「法的」のチェックだけで、行動をしがちです。


社会的な世界観

世間一般の規範ですね。いわゆる「人としてどうなのよ」とか「正義に反する」というやつです。暴言だったり、差別発言、えげつないリストラ施策だったりは、この規範でアウトになって炎上しがちです。転売などは、「経済、法的にOK」でも、社会的な世界観に受け入れずに問題になりました。飲食店で冷蔵庫やキッチンシンクに入っちゃうのもこれです。

ここのクレームや感想は小さめのもの多いのですが、とにかく大規模になりがち。小石の粒がショットガンのように作用します。


ローカル・コミュニティ的な世界観

特定コミュニティの精神を踏みにじってないか?  漫画のネタバレをするとか、BLやコスプレ業界が、暗黙裡に遵守していたルールを破るなど。

漫画の二次創作のように、コミュニティのOKラインは、法的なラインと大きくズレ得るのが特徴です。

大企業が、愛のないキャンペーンでマニア層を取ろうとすると、直撃をくらいがち。業界外の人には、さっぱりわからないので、詳しい人のチェックが必要です。このタイプの規範で地雷を踏むと、炎上の規模は限定的ですが、火力は高めになりがちです。


私的な世界観

誰かのコンプレックスやトラウマを、えぐってしまうかどうか?人の世界観やアイデンティティを全否定していないか?これは、ケースが無限にあるため、「どうやって確率をさげるか?」という考え方しかできません。

性別、人種、職業など大きなグループで、頻出するネタを避けていく形になります。外見系のネタや、冠婚葬祭など人生の節目、人の評価基準などに関する言論などは、特に注意が必要でしょう。

個々人の話なので、大規模な炎上には発展しにくいですが、非常に敵意をもった個人を生みがちです。


基本的には5つの世界観は、リスト前半の世界観ほどパキっと明暗がわかれやすく、後半の世界観ほど予測不能な要素が増えてきます。

でもとりあえず、プレスリリースや新規サービスを出す前に、軽くこの5方向からチェックするだけで、だいぶ炎上を減らせるでしょう。

ほとんどの炎上は、自分の所属コミュニティの価値と、経済、法律的な側面からしかチェックをしていません。予想外の炎上の大半は、この多角チェックを怠ったために発生します。

まずは「法的なお墨付きは、部分的な保証にしかならない」ことを、覚えておくだけでも、かなり安全になると思います。

noteで企業発信するみなさま、ぜひチェックリストとして、お試しくださいませ。




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深津 貴之 (fladdict)

piece of cake CXO。THE GUILD代表。ユーザーの行動を設計するデザイナです。 UXデザインやUIデザイン、noteのカイゼン報告などについて書いていきます。

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