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【気になるデバイス】ハプティクスの可能性「Ultrahaptics」

「Experience×Technology(体験×技術)」の出井です。

今回は超音波を発生させて触覚を再現するハプティクスのデバイス「Ultrahaptics」を紹介します。



ハプティクスとは

「ハプティクス」とは振動や動きなど皮膚感覚のフィードバックを得るテクノロジーです。
今回紹介する「Ultrahaptics」は米国のスタートアップから始まったハプティクスのデバイスです。
こちらは超音波を利用して触覚体験ができます。


ハプティクスのデバイスは、様々な企業で研究開発されはじめていますが、こちらは比較的お手軽なものになります。

ハプティクスの仕組みとは

小型のスピーカーを多数整列させて、独自のアルゴリズムで個々のスピーカーから時間差で超音波を発生させます。
各スピーカーから発生した超音波が、あるポイントに集中することにより手に触覚を感じさせます。
超音波の出力パターンにより、触覚パターンを変えることができます。

手の位置は、下記のようなハンドトラッキングセンサーを使います。

ハプティクスの利用アイデア

ハンドセンサーやVRとの組み合わせによって、フィードバックをより感じやすくすることが可能です。
たとえば、ユーザーの手をハンドセンサーでリアルタイムに検出し、その触覚をハプティクスで返すことで、仮想空間上のオブジェクトにあたかも実際に触れたような反応を与えることができます。
またVRゲームではボタンを押す、キャラクターをつかむなどのアクションに対して、実際に触覚を感じることができます。他にもユーザーの操作に対して触覚フィードバックを提供することで、より没入感のある体験を実現できます。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も気になるデジタルツールや関連イベントなどをご紹介します。
今回のツールは、バーチャル体験の質をより向上させるので、進化して普及することを期待します。


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Experience×Technology(体験×技術)

面白い海外事例の紹介、今までの実績を振り返りながらの裏話、個性あふれるスタッフたちによるチャレンジ企画やインタビューなど、みなさんが楽しみながらExperience×Technologyの世界に触れていただけるコンテンツを発信していきます。

執筆者:出 井
株式会社フラッグ コミュニケーションデザイン部プロデューサー
長年、デジタル体験とリアル体験の融合をテーマに、ショールーム・体験施設や展示会・イベント・ウェブまで幅広く企画・システム設計・空間設計からプロジェクト管理までトータルで担当。

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