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6月観たもの読んだもの

MCR『死んだら流石に愛しく思え』
演劇。友達の出演していた演劇。グレープフルーツが黒い袋に入っているの、重みの具合とかがゾッとしてよかった。爽やかな匂い。

『怪物』
映画。あんまりだったな〜〜う〜〜んだった。
坂本裕二の作品の好きなところは軽さと重さのバランスで、是枝監督の良いところはシリアスさと厳しさと思うけど、それが噛み合わなかった(いつ恋の鍋シーンのシリアスさと是枝監督のシリアスさって違うもんな〜みたいな感じか)かな、とか、そういう話をした。こんなに大衆に開きすぎなくてもいいのではないのか。
映画尺の坂本裕二脚本、舞台作品の『またここか』とスペシャルドラマ『スイッチ』は好きだけど、花束はそんなかもな、というのにも近いのかも。

ソポクレス『アンティゴネー』
戯曲。岩波版とちくま版で読む。岩波版、何読んでも思うけど、訳註が手厚いので助かる。
ちくま版はソポクレス全集になるので、それもそれで助かる。アンティゴネーは二年前くらいに観劇したことはあったけど、ちゃんと戯曲を読んだのは初めてだった。割合掛け合いとかが面白い。番人がいい。
あとは、変身物語を事前に半分くらい読んでいたので、女神に喧嘩をふっかけて、子供を全て殺されてしまう人間のエピソードなど、元になったエピソードとか、わかってよかった。当たり前だけど、ギリシア神話で集中してあれこれ読むとつながる。

よしながふみ『きのう何食べた?』1〜14巻
漫画。腸炎に臥せっている間に読んだ。家にあったのに読んでいなかったから。結構ドラマは忠実に作られてたんだ〜と思った。

今月、二度も発熱のある病が発生、演劇の稽古で土日はみっちり外出、六月上旬のその他の時間はゼルダに吸われるという有様だったので、ほとんど本読まず。

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