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米大学部留学ブログ冬学期Week 9

3月3日(日)Vol. 23

冬学期9週目。
試験が無く、宿題も先週の土日に終わらせていたため、重量運搬ロボの研究室に行き、手伝えることはないかとジョブハンティングをする。
半田付けを任されたので、毎日研究室に行き作業をした。作業をしていると、プロジェクトリーダーの人が話しかけてくれた。
日本に住んだことがあるのかと聞かれたので、高校まで日本にいたと答えると、日本の話になり、なんとリーダーは自分がハーフなんだと教えてくれた。全然気が付かなかった(見た目も名前も100%西洋人)し、もう9週間も頻繁にラボで会っているのに、初めてリーダーの研究以外のバックグラウンドを聞けた気がした。人のそういう話は凄く興味深いし、日本にルーツがある人と話せるのは嬉しい。思い返せば、夜中の3時くらいにいつもDiscord上でオンラインになっていて、毎日朝から遅い時間まで作業している姿勢にどこか日本人研究者共通(?)のwork ethicと研究魂を感じる。もちろん、リーダー本人がとても責任感があって優秀な人だからであって、日本人だからという訳ではないかもしれないけれど。
そういえば、このラボのほとんどの人たちも同じように、毎週頻繁に会っているのに、学年も不明だし個人的なことも全くもって知らない。皆んな忙しく作業していて、雑談するタイミングが殆どないので仕方がないが、プロジェクトのメンバーのことをあまり知れないままこの研究が終わってしまうのは少し勿体なく感じた。残り期間は少ないけれど、研究室に作業に行く時はもう少し積極的にいろんな人に話しかけてみたい(迷惑にならない程度に)。

今週末、私が尊敬してやまない日本人の4年生の先輩が鍋パに誘ってくれた。PhDの方もいらして、大学院生活や卒業後の話などを聞く。2年上の先輩が、卒業後に世界トップの機関で研究をするチャンスを得て、その進路先を選択する際も、楽な方を選んではいけないと自分をさらに追い込むような環境を好んでいると聞く。凄い以外の言葉がでない。計り知れない努力をしてきた人が先輩としていると、留学をサボってはいけないと定期的にリマインドされる。そんな先輩が、毎回とてつもない手際の良さで美味しい料理を大学の日本人学生のために振る舞い、しかも目分量でお店に出せるレベルのケーキを作ってくれる。こんなに何でもできる人を今まで見たことがない。

めっちゃ美味しかった

先輩は今年卒業してしまうので寂しくなるが、今度は私が先輩がしてくれたことを後輩にしてあげたい。こんな優秀な先輩がいる間に同じ大学に入学できてラッキーだと思いながらも、私は全く足元にも及ばないし凡人なので後輩には申し訳ない。笑
せめて、恥ずかしい先輩にならないように毎学期できることは全力で頑張ろうと思った。


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