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マンション購入体験記その5/じぶん銀行の住宅ローンに2連続落ちた話

前回の記事

前回の要約
内覧した次の日に契約しました。

そんなこんなで家を買うことにしたぼくは住宅ローンの審査を受けることになりました。今回、受けた住宅ローンの銀行は2つです。

  • じぶん銀行

  • りそな銀行

このうち、りそな銀行は提携銀行で不動産会社を通じて申し込み、じぶん銀行は自分で仮審査を出しました。じぶん銀行はネット銀行なので店舗を持たず、その分金利が業界最低水準に安いのが特徴です。当時は変動金利で0.45%くらいでした。これが例えば三菱UFJ銀行だと0.67%、千葉銀行だと0.72%になります、このたった0.2%とか0.3%の差ですが、35年ローンだと総額100万とか変わったりするので金利はマジで侮れないです。月額の支払いも数千円変わってきます。

もちろん変動金利だとどの銀行であれ、金利は今後上がって行く可能性が高いのですが、それでも今低い金利の銀行の方が将来も相対的に低い可能性が高いのではということで、最初から最も低い銀行狙いです。


じぶん銀行を選んだ理由


そもそもじぶん銀行ってなんやねんって人もいるかもしれませんが、三菱UFJ銀行とKDDIが出資して作ったネット銀行で、以前auユーザだったぼくは既に口座を持っていました。

じぶん銀行は三菱UFJからの振込手数料が無料だとか、ATMからの引き出しが無料だとか、何かとお得だったのです。

じぶん銀行は金利がもっとも安く、保険が充実している


そんなじぶん銀行の変動金利は0.457%でした。(今だともっと遥かに安いですね・・)

さらにじぶん銀行が最も良いと思うところはがん保障です。(いまは主要ネット銀行だいたいがん保障入れてきてますが、当時はじぶん銀行くらいでした。)

ガンと診断されるだけで住宅ローンの残金が半額になります。さらに金利を上乗せしておけば全額免除にもなります。この「癌と診断されるだけ」ってところがミソで、他の銀行の住宅ローンでは大抵、癌と診断され12ヶ月以上働けない状態になった場合、みたいな条件付きがほとんどでした。しかもだいたい金利0.3%上乗せとかでそれです。けっこー深刻な状況に陥ったときじゃないと効力が発揮されません。


要は早期発見で全然大丈夫だったよ、みたいなケースでも何千万円というローンの残高が半分になったり、全部なくなったりするのは、かなり強力ながん保険の代わりとなるので、これはぜひ使いたいと思ったわけです。

ネット銀行なだけにUIもイケてる


やっぱりネットでしかやってない銀行ですから、WEBも使いやすいし、専用アプリももちろんあるし、これから長い付き合いになるのであれば、そういう使い勝手というのも大事だよなと思いました。以前から使っていたというのもあって元々好感を持っていたわけです。

しかしまさかの仮審査落ち


そんなじぶん銀行一択だろと思って選んだわけなんですが、あっさり仮審査で落ちてしまいました。仮審査もさすがネット銀行、異常に審査が早く申し込んだ次の日のお昼には結果が出ました。

今回はご希望に添えることができませんでした。 審査内容(基準)については、お答えすることができません。

というごくごくあっさりした感じです。あっさりしていますが、ちょっとショックでした。 なんでかなーと考えたんですが、可能性は3つあります。

  1. 勤続年数が少なすぎる(5ヶ月)

  2. 年収が足りない

  3. 信用情報に問題があった

1ですが、まだ現職で働き初めてから5ヶ月なので可能性が高く、仮審査に申し込んで次の日にNGということからも、何か機械的に判定されている感じがすごくします。

2はたぶん大丈夫な気がしますが、年収から計算するともしかして、物件価格が高すぎたのかなーとも思いました。


3も大丈夫だと思っていますが、いま住宅ローンに落ちる人の多くが、過去に契約したスマホの解約忘れだとか、そういう延滞事故履歴の結果ということが多いらしく、信用情報を請求したわけではないので絶対ないとも言えません。

諦めきれずにもう一度仮審査に申し込む

そうは言ってもじぶん銀行、やっぱりがん保険が魅力なので、1回目のチャレンジでは去年途中で転職していたので2枚源泉徴収票があって1枚出し忘れていたこともあったので、もう一度ちゃんと出せば案外すんなり通るかもしれないと思い再度申し込んでみました。

そして、結果は再度NGでした。
住宅ローンの審査は1回出す毎に、信用情報チェック記録が残るらしいので、むやみに出すと審査落ちてることがバレるから出さないほうがいいという意見もあるので、あー1回無駄にしてしまったという感じでした。

この時の前年度年収が700万で物件価格4380万だったので、年収比率が約6倍。そこまで無茶な金額でもなさそうなので、年収の問題じゃないのであれば、在職期間か信用情報の問題なので、もしかしたら全滅もありえるか・・・という嫌な予感がしてきます。

りそな銀行


そして次に、不動産会社経由で申し込んでいた、りそな銀行の仮審査の結果が出ました。結果はOK、りそな銀行の場合、仮審査でOKなら本審査も99%OKらしいので、これで少し安心しました。

ここで不動産会社の営業から説明を受けて分かったこととして、りそな銀行は会社の給与の中から住宅手当(年間60万円)は年収として認めてくれなかったそうです。ただ、うちの会社の住宅手当は通勤手当とかと違って課税対象、つまり名目上分けられているだけで基本給とほぼ同じ扱いなのです。実質年収の一部なのにこれが年収から引かれているのはちょっと納得できないポイントではありました。

さらに意味が分からないポイントとして、その住宅手当60万円は現職の制度なのに、前職年収から引かれて計算されていたのです。

しかし、その金額でOKになった、ということはそもそも年収には問題なかったということですよね。さらに信用情報にも問題なかったということにもなるので、じぶん銀行で落ちた理由はおそらく勤続年数で半年とか1年以内は機械的に落としているのだろうなーと思いました。


普通、住宅ローンは勤続年数が3年以上を条件にしているところが多く、最低1年と聞きますが、不動産会社はまぁたぶん大丈夫ですよ、って言います。でもやっぱり厳しいところはダメなんだなーという印象でした。住宅ローン組むなら転職して1年は経ってからの方が無難ですね。

審査基準のホントのところは非公開なので分かんないですけどね。

りそな銀行で住宅ローン組む

というわけで、今回は1ヶ月くらいで住宅ローン決めてくださいという話になっていたのと、提携ローン以外だと提出しないといけない書類が多くてくたびれていたのと、りそな銀行も金利自体は0.47%とそんなに高くなかったのでりそな銀行に決めました。

りそな銀行では錦糸町支店で不動産会社の人と一緒に振込作業などを行って、5月後半に内覧、契約、6月下旬に決済、7月下旬に引っ越しというバタバタな数ヶ月を過ごし、無事新居に住むことになりました。

これが2018年5月から7月の出来事ですね。
その後2021年8月に売却して引っ越したのでちょうど3年くらいですね。



次回予告「4380万で買ったマンションを3年後に6180万で売りに出す」

つづく


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