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【授業】University of the Peopleについて②

今回はUniversity of the people(以下uopeopleと略します)について続きを書いていきます。
内容は実際の勉強の流れです。

Uopeopleの授業とは?卒業するには?

Uopeopleの授業は完全にオンデマンドです。
このため、配布された教材を読み、演習課題をこなしていくのが毎週の勉強内容になります。
週は日本時間だと木曜日の14時から始まります。
月曜日始まりだと課題を土日でギリギリにやってくることが予想されるため、あえて土日を初めの方に持ってきているみたいですね。
これを8週繰り返して、9週目にテストを行うという流れで1学期は終わります。
1学期で取れるコマ数は2コマを推奨されています。
働いている方だとこれでも結構キツいと思います、純粋な学生なら4コマ取るとかもありだと思います。(確か可能だったはずです。)
1コマは大体3単位取得でき、卒業には最低120単位必要です。
このため2コマ×5学期×4年×3単位=120単位で4年かけて卒業となるのが通常です。
私は単位の編入を行いましたので2年強くらいで卒業できる見込みです、この辺もおいおい書いていきます。

Uopeopleの毎週の授業の内容

大きく5つのセクションに別れていることが多いです。

Learning Guide
その週に学習する内容の概要を紹介してくれます。
例えばWebプログラミングのコースであれば、今週はCSSを学習しますとかJavascriptを学習しますよ、といった具合です。
その週に読んでおくべき教材や見ておくべき動画もこの中に含まれています。

Discussion Forum
ディスカッションフォーラムは毎週1つのトピックに関して生徒同士でディスカッションする場です。
ディスカッションさせるあたりはアメリカの教育っぽいですよね。
ただリアルタイムではなく、掲示板に投稿する形になります。
お題が先生から出されてそこに自分の考えをまずは投稿します。
投稿をするまでは他の生徒の投稿を見ることはできません、あくまで自分で考えなければいけないのが味噌ですね。
投稿した後は他の生徒の投稿を見ることができます、この時に最低でも3回他の生徒の投稿に対してコメントしなければなりません。
それもただ単に「良いと思う」というようなコメントではなく、「あなたの〜という視点は良いと思います。一方で〜みたいな考えもあるのでは?」とディスカッションを深める内容でないと評価されません。
オンラインでありながらも生徒同士で学び合うことを重視しますし、講師から正解が出されるわけでもありません。
(ただ質の高いコメントかどうか?というのを毎回講師側で検証するのは労力がかかる上に判断基準も人によって振れそうです、ここを本当に評価に加味しているのかは正直疑問です。)

トピック自体は毎回面白いので勉強になります。
忙しい時は正直ちょっと雑な回答をしてしまう時もあります・・・。
人の書いた文章を英語で読んだり、考えを英語で伝えたりというのは結構大変ですね。
特に自分の書いた投稿に全くコメントがない時を見てしまうと「ヘンテコな英語で読みづらかったんだろうな」と凹んでしまいます。

Assignment
これは提出すべき課題です。
コースによってProgramming AssignmentやReading Assignmentみたいに表現されることもあります。
この課題はまず自分で問題を解いて提出します。
その翌週に他の生徒が解いた課題を3人分レビューします。
自分の課題も同時に3人からレビューされます。
そして翌々週で他の生徒が自分をどう評価したか、自分の評価の仕方がどうだったかを評価されます。

課題を自分で解くのは普通だと思います。
その内容を他の生徒にレビューさせるのがuopeopleの教育の特徴のようです、これをピアレビューと呼んでいます。
他の生徒が解いた内容を見て、他にどんな解き方があったのか?なぜそのように考えたのか?をレビューを通して考えを深めることで学びにつなげていくということです。

面白い取り組みだと思いますが、問題によってはそんなに多角的な見方が生まれなかったり、コメントすることがほとんどなかったりもします。
評価者が間違っていると思った場合には講師に抗議して評価を修正させることもできます。
ですので与えられた評価が正当かどうかを自身でも検証しなければいけないわけです、大変ですね。
(自分の評価の仕方をどう評価しているかは正直わかりません。説明あったかもですが。おそらくは他の評価者とどれぐらい差があったかを見て評価しているんじゃないかと思います、評価は数値で行うので可能そうですね。)

Learning Journal
この課題が正直一番面倒臭いです。
その週に学んだことを記述するように求められます、しかも何語以上書くようにという指定もあります。
ただ学んだことを書くだけでなく、どのようなことを思ったか?どのように使おうと思ったか?他の人の意見を見たりしてどう思ったか?など多角的な内省を求められます。
学びを振り返らせることによって定着を促すという考えのようです。
語数制限が面倒なのと、英語で自由に記述するというのが慣れていないと大変です。

Self-Quiz / Graded Quiz
テストが定期的に開催されます。
Self-Quizは毎週、Graded-Quizは1学期に2回程度です。
Self-Quizは評価に参入されませんが、似た問題がGraded Quizで出題されるためやっておく方が良いです。
問題は4択の選択問題が多いです、たまに自由記述の問題もありますが、大抵は単語を答えさせるというものです。
マークシート問題のような形式をイメージしてもらえればと思います。
Graded-Quizは時間制限はありますが、カンニングはし放題のためちゃんとやればそれなりに点が取れるはずです。

Lab
プログラミング系のコースだとたまにLabがあります。
プログラミング系の追加課題でLearning Journalの中で提出するように求められることが多いです。
提出義務のない課題もありますが、面白い問題が多いため学びのためにはやっておく方が今後につながるといった具合です。
個人的には今までやってきた中でもLabの問題を解くのが一番楽しかったです。

Graded Quiz
学期の最後には試験を受けます。
これも基本的にはカンニングし放題のため、時間内に解けば問題ないです。
形式はSelf-Quizとほぼ同じです。
ただ試験監督がいる試験もあります。
その場合には当然カンニングはできませんので、自力で解いていく必要があります。
試験自体もオンラインで行われるためどこでも解くことができます。

Uopeopleで大変なのは試験監督も自分で探さなければいけないところです。
試験監督の要件を満たす人を自分で探すのは難しいです。
要件の1つとしてuopeopleの学生はNGというのがありますしね・・・。
試験監督を自分で探せない人にはProctorUというサービスを使って試験監督を申し込む必要があります。
費用は確か数十ドル程度で、時間も指定して依頼する形になります。
これを学期の始めに行わないといけなく、リスケをするのも面倒なため、試験のある週には予定を入れないように気をつけなければいけません。

Graded-Quizが終わると翌週に成績発表がされて、また次の学期のサイクルに入ってくこんな流れで進んでいきます。

総評

Uopeopleでは1科目週に15時間かけることを推奨しています。
2科目で30時間って無理だろって感じですよね、なので土日のどっちかは勉強に充てることが多いです。
ただ最初の方の科目は簡単なものも多いため、2科目勉強していくことは社会人でも難しくないのかなと思います。
私も今のところは2科目こなせていますが、今後はより難しい科目も出てくると思いますので続けていけるかはわかりません。

Uopeopleの授業の進め方を紹介させていただきました。
今後通うことを考えている人の参考になれば幸いです。

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