見出し画像

次のステージに。


人生を大体80年として、それを日数に例えると、おおよそ30,000日になるそうです。

僕は先日、おかげさまで27歳になりました。
丸26年生きたとして、およそ9,500日、生きてきたことになります。
あと少しで、10,000日です。

ここ最近、ずっと自分のこれからについて考えていました。

小学生のころから公務員になると決めて、それだけを目指して、大学卒業まで進んできました。
高校~大学時代に、あえて公務員として、「アートと社会をつなぐ」ための仕事をしたいと思うようになりました。
こんなこと思う公務員は、そう多くないのではないか。だからこれは、僕だからできることじゃないかと。

そうして、今の職場に、文化施策に関わる職員として所属して、5年目になりました。


文化やアートと、社会とのつながり。


このことを考えなかった日は、これまで1日たりともありません。

4年と半年、自分なりに勉強もして、向き合ってきたつもりです。
だから、成果につなげられた部分も、多少なりとも、あるのかなと思っています。


このテーマは、いつしか自分の人生の軸になっていました。
同じ言葉でも、そこに含まれる意味の広さ・深さは、4年前とは全然違うと感じています。


本当に、信じられないくらいの縁が重なりました。
誰も経験したことがないことの連続でした。
今の仕事がなければ出会えなかったであろう、尊敬できる方々に、たくさん出会いました。
一緒に頑張って行ける、そんな希望を持てる方々にも出会いました。


そんな僕にも、異動が着実に近づいています。まだ、いつになるかはわかりませんが。
これだけ希少な経験、希少な縁に恵まれてきたのに、
異動になれば、全く別の仕事が、そこに待っています。


それでいいのだろうか。


どの部署に行ったとしても、きっと自分のテーマが変わることはありません。
その視点を活かして、別の分野でもできることがあるとは、わかっています。
むしろ、異動先でも、そういう姿勢で臨むつもりでいました。



でも、本当に、いいのだろうか。

僕が本当にやりたいことは、昔から目指していた公務員なのだろうか。

あと40年、「○○市の木村」として、僕は在り続けたいのだろうか。



ずっと考えていました。




僕は、「どこどこの木村」ではなくて、僕だから作れる価値を、社会に提供したい、と思いました。


いま携わっている仕事が一区切りついた時点で、

自分の人生の心に正直に、次のステージに進みたいと思いました。

 

「文化やアートと社会をつなぐ」
そのために、僕はその仕組みづくりを支援する仕事がしたいと思っています。

どうすれば、より多くの人に文化やアートに触れてもらえる仕掛けをつくれるのか。
どうすれば、より有効に資金を調達することができるのか。
どういう組織体制が、より施策の展開として有効に機能するのか。
どうすれば、文化やアートの「社会的価値」をより可視化することができるのか。
自治体における文化芸術推進計画は、どうデザインすることで有効に機能するのか。

マーケティング、ファンドレイジング、計画の策定支援、評価手法、自治体の文化施策推進システム…
特に文化やアートの分野で、これらの課題に向き合っている人や組織は、全国にたくさんいる。
僕は全国を飛び回り、そのことを支援する、コンサルティングのような仕事をしたいと思っています。

もちろん「専門家」などというレベルには到底達していなく、
未熟で知識不足な面もまだまだあります。

どうやって仕事を得るか、どうやって「僕に任せてもいい」信頼をつくっていくか、
わからないこと、不安なことも多々あります。

単純に、食べていけるのかどうかもわかりません。
奨学金返済も残っています(笑)


いろんなことを考えました。


でも、辿り着く結論はいつも同じでした。

・自分の人生の軸は「文化やアートと社会をつなぐこと」
・その分野で、信じられないくらい貴重な経験や、貴重な縁に恵まれた。
・なのに、それを持ったまま異動して、別の仕事に就き続けるのは、あまりにも勿体なさすぎる。
・同じように悩み、苦しみながらも、問題解決に向けて取り組んでいる、全国の人たちや組織の力になれるのではないか。
・その分野を追究して、経験と知識を積み重ねることで、今とは違う立場で、僕の可能性を広げてくれたまちに、恩返しすることができるのではないか。
・何よりも、最後は、その経験と知識を、故郷の北の大地のために使いたい。


うまくいくかはわからない。うまくいかず、断念するかもしれない。

でも、挑戦せずに、終えたくない。

そう思うようになりました。



 
 とはいえ、すぐに次のステージに移る予定はありません。

 社内の有志のプロジェクトに1年間在籍することになったこともあり、それを捨てるのは無責任だなと思います。

少なくとも、1年はまだ、今のステージに立ち続けるでしょう。
 
 今のプロジェクトが区切りつくまで今の部署にいられるか、その前に異動するか。
 それはわかりません。
 
 どちらにしても、どちらかがトリガーになるのかなと思っています。
 
 
 これを世に放つ時点で、後戻りはできないと思っています。
 
 でも、退路を断つ意味でも、掲載をしたいと思い、うまくまとまってないですが、ここに記すことにしました。

 
 

サポートして頂けるのですか…!? お気持ちだけでも嬉しいです。心にかすったものがあれば、サポートまでいかずとも、「スキ」をそっと押してもらえるだけでも喜びます。よろしくお願いします!