部活を辞めていたとしたら

高校時代、部活を途中で辞めた世界線の自分はどうなっていたんだろうとたまに思う。

辞める時期を高1の冬〜高2の夏前くらいと仮定する。

他の部活には入らない可能性が高い。特に興味のある部活動が無かった。

例えば、アニメ研究会という部が存在したが、今と違って自分はアニメに一つも興味が無かったし、活動の実態は遊戯王ばっかりしてたように記憶していたが、自分は遊戯王にも興味が無かった。

パソコン部や囲碁将棋部もあったはずだが、活動実態を知らなかった。

そもそも、文化部ではなく運動部に入ったほうがいいと思っていた、ということもある。理由は、運動が嫌いだから無理にでも体を動かさないといけないと思っていたから。

武道もやはり参加する障壁が高い。例えば剣道。中学時代は剣道部だったのだが、その中学の部活がめちゃくちゃ緩かったので、高校の部活には付いていけない可能性があった。球技も苦手。

当時の自分は音楽とギターにしか興味が無かった。学校の校則でバイトは禁止されていた。だから、バイトをしてお金を貯めてギターを買ったり、パソコンを組んで作曲を始めることもできなかった。

一人っ子なので親や祖父母におねだりしたら金銭的援助が得られた可能性が高いが、当時の自分はそのお金を、自分にかかるお金、つまり今後の大学入試や家の建て替えに使ってほしいと思っていたので言い出せなかった。

結論。多分帰宅部になっていたと思う。帰宅部になったところで家に帰って勉強するでもなく、課外活動をするでもなくぼんやり家で過ごしていたと思う。

そもそもなぜこんなことを考えるのか。

自分は弓道をやっていたが、あまりにも向いていなくて辛かった。でも、当時友人関係が部内でしか築けなかったので、そこにしがみつくしかなかった。家に帰宅する道中であまりにも辛くて泣いてしまったり、心療内科を受診したいと親に頼んだことがあった。(ちなみに、部活を引退した高3からクラス内で友人が増えた)

前提として、なぜ弓道部だったのか。それは中学から同じ高校に入った仲の良い友達が入部したから。そいつとは趣味も合うし性格も合っていたから、そいつと一緒にいたほうが楽しいと思ったのだ。

弓道が向いてなかった理由。自分は弓道でいう早気の症状だった。治るまでとことん付き合うこともいいと思うけど、そもそも始めたモチベーションが競技自体にそんなにない人間が「絶対に克服するんだ!」なんて気持ちになるわけは無かった。

でも、部活をサボる気にもならなかった。理由は部活をサボってるやつのことが嫌いだったから。「来るだけでもいいから来いよ…。」と思っていた。そんな人間がサボる側に回れるか、という話である。まあ今の俺ならサボる。

あるとき、国語の先生に怒られた。理由は課題が終わらなかったから。そもそも課題をやらなかった理由は学校から家まで遠くて、部活と塾の両立で手をつける時間が無かったからだ。

自分は結局部活を選んだけど、あれでライフスタイル全体を見直してたらどうなっていたのだろう…。そんなことを今でも思ってしまうのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?