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クリニックにおける医療DXについて解説

医療業界は、他業界の中でもDX化が進んでいないと言われています。 進んでいないことが問題というわけではなく、医療業界が長年抱えている大きな課題を解決するために必要不可欠であるということなのです。 しかしながら、DX化といわれても抽象的でイメージできない方もいるかと思います。 そんな方へ、具体的なDXのメリットや業務への影響をこの記事でお伝えします。

【こんな方におすすめ】
・DXを知らないけど、知っておきたい
・DXを実施するつもりだけど、どんなことができるのか詳しく知りたい
・DX化でクリニックをより良くしたい


クリニックDXとは

はじめに、クリニックDX(デジタルトランスフォーメーション)について説明いたします。 DXとは、簡単にいうと「ITツールを活用した課題解決」です。

なぜ、クリニックDXが必要なのか

医療業界は、長年人手不足が大きな課題として挙がっています。
しかしながら、人材を増やしていく施策が業界全体としてうまくいっているわけではありません。 医療を必要とする人は増える一方、医療を提供する人では同じように増加していません。
また、人手不足による1人当たりの業務量増加などで労働時間の長時間化、残業の常態化が多く見られています。
今、人材が充足していても、退職されてしまうと本当に困ってしまいます。 優秀なスタッフだと特にです。
そのため、人材不足を人材の補充で補うのではなく、DX化によって解決していく必要があるのです。

クリニックのDXによるメリット

クリニックがDX化を実施することで受ける、クリニック側のメリットと患者側のメリットを解説していきます。

医療機関が受けるメリット

ペーパーレス化を図ることができる
紙カルテや紙問診を電子カルテやWEB問診にすることで、ペーパーレスかを実現でき、印刷費用や管理の手間 や管理スペースを削減することが可能です。

スタッフの業務負担が減る
これまで患者と対面で行っていた業務(受付や支払いなど)を自動化できたり、予約や問診など患者がWEB上で操作することで、予約電話対応や受付時の問診案内、問診表の電子カルテ転記作業を簡略化することが可能です。

院内の混雑を回避できる
業務負担を減らすことができますので、患者さんへの案内を円滑に行うことができたり、患者さん来院してから問診記入することも減るので、多くの患者さんが院内で待ちぼうけしている状態を減らすことが可能です。

診療データの活用ができる
診療データは、クリニック経営において役立てることが可能です。
新患・再来、初診・再診、診療内容や年齢層、来院エリアなど集患におけるデータを分析することで新たな集患や分院を出す際の貴重な情報になったり医療ニーズにいち早く気づくことが可能です。

患者が受けるメリット

時間通りの診察で待ち時間が減る
予約時間ぴったりに案内され診療を受けることができ、会計処理も早いため待ち時間が非常に短くなります。特にオフィス街など昼休みを活用して受診される方にとって予約通りに案内され、待ち時間が短いクリニックを必ず選びます。

どこでも診察を受けることができる
郊外でクリニックが近くにないエリアでも緊急時や触診が必須でない内容の場合、オンライン診療によって家でも診療を受けることができます。そのため、体に不安ができてもすぐに診療を受けることができますし、患者は全国から自分に合うクリニックを選択できます。

具体的なクリニックDX

具体的なDX施策を紹介いたします。ここでは、診療面と事務業務面、患者対応面の3つにわけて紹介いたします。

診療業務面のDX化

電子カルテ
音声入力
オンライン診療

診療時間の削減や診療の質向上を主な目的としたITツールになります。 多忙な医師の業務負担を軽減し、医療提供に専念できるような環境を整備できます。パソコンで一括管理できる電子カルテや電子カルテへの入力を音声認識で行ってくれるツール、診療圏に縛られず集患を狙うことができるオンライン診療などがあります。

事務業務面のDX化

WEB問診
WEB予約
自動受付、自動精算機
勤怠管理

WEB問診メルプ

事務スタッフの業務負担軽減や業務の難易度を下げることを目的としたITツールになります。 多くの患者さんを受付から診療、支払いまで案内する必要がある業務の中で、一部を自動化したり、患者さん自身に行っていただくことで、業務負担を軽減させることができます。 レセプトチェックなど難しい業務などもDX化によって、難易度を下げることができ、特定のスタッフに依存しなくてもよい状態を作ることが可能です。

患者対応面のDX化

院内案内表示

診療まで本当に呼ばれるのか、会計を忘れられていないかなど不安を感じる患者さんには、院内に案内表示を設置し、番号での順番表示などで患者さんのストレス軽減を図ることができます。 また、患者さんへの必要な案内(採血前に上着を脱いでほしいなど)を表示することで受付スタッフの負担を軽減するとともに、スムーズな診療につなげることができ、院内オペレーションの改善に繋がります。

まとめ

クリニックのDX化は、人材不足の現代で必要不可欠なものになりつつあります。そして、経営面においても人件費を削減でき、DX化によって生まれた時間で新たな集患を目指したり、分院を目指したりすることができるようになります。 医師にとっても、スタッフにとっても、患者にとってもよりよいクリニックになるDX化を検討してみてはいあかがでしょうか。

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