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迷惑をかけて生きる①

それにしても、前回、友人の頭を悩ませた後輩の話は、私にとっても胸が痛い話でした。
その後輩の気持ちが分かる。
でも、友人の苦悩も分かる。

完全な板挟み状態で聞いていた愚痴。
本人らにとっては結構な面倒ごとだったと思うけど、第三者としては、いろいろ聞いて勉強になりました。

友人本人には言えないけど、やっぱりね、人が成長するには、どこかで誰かが何かを担わんといかんのです。
それは親かもしれないし、先生、友人、パートナー、会社の人間だったり。いろいろ。

誰もが成長する過程の中で、確実に周りに迷惑をかけてるわけです。生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで。
そして誰かが成長するのに、誰かがその迷惑を引き受けてるわけ。
人無しでの成長なんて、ありえんのです。

自分がここまで来るのに、たくさんの人に迷惑をかけた。
自分の力だけで、成長してきたわけじゃない。
それが分かるようになるってことも、これまたひとつの成長ですよね。

今回、友人から聞かされた後輩の話はさ。
あー、私もめっちゃ周りに迷惑かけたなぁと改めて思い出させてくれる出来事で。

ええ、あたしゃ、めっちゃ迷惑かけたよ!
もう本当に目を疑うレベルで!
(内容はともかく、その年で?っていう)
で、そこまで無茶苦茶やって、やっと気づくっていうね。
その後輩なんて、まだまだ22歳。かわいいもんですよ。

だって、22歳なんて馬鹿やってる大学生と同じ年齢ですよ。

友人は「甘すぎる!」なんていうけど、確かに高卒から4年も働いてるのにって視点は分かるけど、それでもまだまだ22歳。世間一般で22歳なんてそんなもんでは?
高校出てすぐ働くなんて、私はむしろ頑張ってる方の22歳だと思うんだけど。

そして。
その22歳の後輩と一緒とは言い難いけれど似た要素を持ってる自分がそういう振舞いをしてしまったら、周りの人からはそう見えてるんだなということが客観的に分かった出来事でもありました。

だって友人は私のそういう部分を知らないので、その後輩の良くない所、それによって自分がめっっっ茶苦茶苦労したことをズケズケと並べ立てるんだから。

ええ、あなたがかつてこういう振舞いをした時、これからしてしまう時、あなたの周りの人はこんな風に思うんですよってことをね。
見せられてしまったわけよ。

「幼すぎ」
「甘すぎ」
「仕事を何だと思ってんだ」

あー、痛い痛い。(…ズキズキ)

大人になって、私は滅茶苦茶迷惑をかけたのです。直接的な人数だけでも、最低5人。(余波を入れたら、この何十倍にもなりそう)
申し訳なかったなぁと思います。
だから、これからは迷惑かけないようにしよう、ではなく。
生きてる限り、これからも絶対にかけるし、今後は私も誰かの迷惑を・・・

いえ、誰かが成長するのを手伝う側になるのです。
それが、自然の摂理ってもんです。
そうありたいものです。大人として。

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