クス

3年半にわたる「外に出られる引きこもり」と半年の「外に出まくる無職」を経験した結果。 …

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3年半にわたる「外に出られる引きこもり」と半年の「外に出まくる無職」を経験した結果。 結局、現状を変えるには自分が変わらないといけないことに気付く。 それらを体験踏まえて語るアカウント。

最近の記事

本との出会い

時には、息抜き。だって世間はGWだもの。 ここ数年、というよりほぼほぼ10年間、小説を読むことなく過ごしたわけですが。(本だけなら、たまに読みますが) わりと先日、「十二国記」の1巻(上・下巻)を初めて手に取りまして。 話せば長くなるんだけど、元々中学の頃、「魔性の子」という同作者のホラー小説を持ってましてね。 気に入って読んでたのです。中学の頃は、小説を人並みに読んでたので。 それから月日は流れ、5、6年ほど前でしょうか。 当時の職場で50手前のお姉さまと、定年前の

    • リクルートスーツが嫌い

      もうひとつ、就職活動で嫌な記憶といえば「リクルートスーツ」ですね。 前向きになれなかったのは、自分の性格的な問題や未熟な部分とか、そういうのもあるけれど。 そこにとどめを刺したのが、リクルートスーツです。 まあ、リクルートスーツを好んで着る人なんていないですね。 3年ほど前に「青山」だか「はるやま」だかに行った際も、大学生くらいの娘さんとお母さんがリクルート用のスーツを買いに来てて。 凄みのある店員さんがリクルートスーツには「これはダメ」だの「あれはダメ」だの。 もう、

      • こうして失敗した話

        日々、世界中様々な人が言葉を発してますね。 そんな中でも、経営者や成功した人の言葉はありがたいし、説得力がある。 どんなに偉そうなことを言ってても、ちゃんと結果が残せてるから。 反対に行動もしない、結果が伴わない人の言葉は、どんなにそれが正しくても。 「じゃあ、自分がやってみれば?」な一言に、返せる言葉などない。 でも成功してない人の言葉でも説得力があるのが、こうやって失敗したという失敗体験です。 そしてそれは、時に快感。 人の失敗って、聞いてて楽しい。 というわけで

        • 褒められ慣れてなかった

          前回の話の蛇足というか、ちょっとした日記というか。 髪を短く刈ってった翌日に職場に行ってみますと。 いつも構ってくれるおばちゃんがさっそく「あ、髪切ってる」と目を付けてきた。 「いいやん、かわいいかわいい」などと言われるけど、なかなか反応に困ってしまうぞ。 お礼を言いつつも困っていると、 「あ、そういうこと言われたくないタイプ?」 と聞かれてしまった。 言われたくないというか、うーん、つまりその。 照れる。 褒められ慣れていない・・・!! 嬉しいんだけどね、面と向かっ

        本との出会い

          思い切って変わってみる

          先日、ずっとやってみたかったことをやってみたのですね。 何事も初めてすることって勇気いるじゃないですか。 やった結果、どうなるか分からないから。冒険するのは怖い、失敗は嫌。 そんなリスクを取るくらいなら、その思い付きは無かったことにしよう。 そしてこれまで通りを繰り返す。 今までと同じなのは、結果が分かりきってるから安心する。 新鮮味はないけど、リスクは取りたくない。新しいことって、ストレスだし。 だけどずっと、思い切りたいなと思ってはいたんですよ。 でも、どうなる

          思い切って変わってみる

          充実した無職生活を

          職場の20代の派遣女子が2人、この3月で退職してしまった。 契約期間満期ってわけではなさそうだったから、何かしらの理由があってのことでしょうが。 そもそも、この1年で体制が大きく変わってしまったので、なんとも言えないのです。 ただ、色々と揉めてはいたようで。そのしわ寄せがやってきていた可能性はある。 そして次の仕事・進路のことはまだ何も決まってないと言っていた。 色々と考える時間も必要でしょう。 することがなくなる、というのは解放感があると同時にストレスでもありますね。

          充実した無職生活を

          人はよく、人を見てる

          職場で、割と頻繁に話しかけてくる50代の女性がおりまして。 「なんか好きなんよねぇ」と言われた。 「オオカミじゃないのに、一匹オオカミっぽいところがいい」 「そうは見えないのに、一人でも平気ですって顔してる」 「そういう人をかまいに行くのが好き」 物好きもいるのねー しかし、まあ、なんと鋭いこと。 その通り、別にオオカミ気取ってるわけではないけど、なんか一人でいることが多いのだ。 昔から、群れるのがなんか嫌。苦手というか、嫌。小学生の頃からずっと。 そして全然オオカミ

          人はよく、人を見てる

          迷惑をかけて生きる②

          前回の続き いやぁ、私は滅茶苦茶迷惑をかけた。 あんまり言いたくないけど、バイトを1日で辞めたり、職場の偉い人に言葉を叩きつけてしまったり。 もう、滅茶苦茶。(どれもここ数年の話です…) その後輩のことを強く言えないわけなのです。私はそんな立場にはない。 かつての私は仕事は真面目にやるし、休みも滅多なことでは取らない。 いつも誰かの意見を優先する。 でも、本当は言いたいことが山ほどあった。出さなかっただけ。 そんな自信のない20代女子でした。 しかし一般社会から外れて

          迷惑をかけて生きる②

          迷惑をかけて生きる①

          それにしても、前回、友人の頭を悩ませた後輩の話は、私にとっても胸が痛い話でした。 その後輩の気持ちが分かる。 でも、友人の苦悩も分かる。 完全な板挟み状態で聞いていた愚痴。 本人らにとっては結構な面倒ごとだったと思うけど、第三者としては、いろいろ聞いて勉強になりました。 友人本人には言えないけど、やっぱりね、人が成長するには、どこかで誰かが何かを担わんといかんのです。 それは親かもしれないし、先生、友人、パートナー、会社の人間だったり。いろいろ。 誰もが成長する過程の中

          迷惑をかけて生きる①

          雇われるのに向かないタイプ

          前回、ドカ食いに誘ってきた友人が抱えてたストレスの原因は、後輩でした。 それは、先輩である友人の意図とは違った方向に後輩が受け取ったらしいことから始まった行き違い。 それが元で卑屈になったり、感情大爆発させてたらしい。 で、それをうまくなだめたりフォローしたり、頭を悩ませたりして相当なストレスが溜まっていたと。 いろいろあって新しい難しい仕事を後輩に任せ、代わりにその後輩が入社当時からやってた仕事を他の人に回したら、 「自分はできない奴だと思われた」 「なんの説明もなく外

          雇われるのに向かないタイプ

          人を笑顔にさせるもの

          ふと疲れた時。 仕事等でくたびれた時。 悩んでいる時。 あるいは、消えてしまいたい時。 そういう時、一番嬉しいと思うのが友人からの連絡だったりしませんか。 元々友人の数が少ないし、未だに連絡をくれるってなると希少。 おまけに頻繁に連絡をくれるわけでもない。10代の若い頃からそういう関係だったけど。 だども、自分も疲れてる週末の夜に、 「ストレスが溜まって死にそうだから、明日ご飯でも行きません?」 と連絡くれるのが、こちらとしても大変に嬉しい。 (前日に誘ってくるなんて、

          人を笑顔にさせるもの

          日記のすすめ

          仕事してなかった頃、今から2年ほど前でしょうか。 なんとなくかわいいノートを買って日記をつけていたものです。 行ってみたい やってみたい 欲しい 分かってるのに、なんでいつもやらないの? 過去に書いた日記を読み返していた時、やっぱり後悔が書かれていたのです。 これは、夏祭りの屋台に行きたいなと思ったのに、やっぱり行かなかった時の後悔の記録だ。 自分はいつだって、祭りに参加しない。(←祭りとは比喩のことよ。いや、たまたま祭りだったけど) いつも楽しんでる人を、遠巻きに見

          日記のすすめ

          止まったままの時

          前のつづき 前回のあらすじ:初回と2度目の無職時代は、何もかもが正反対。 前回の通り、今にして思えば1度目の無職の時は、いつまでも時間が止まってたように思う。 仕事を辞めた当時のまんま、自分の時間が止まったまま。 そういう時ほど人は、周りと比較して自己評価を下すのでしょうね。 他のみんなはこうなのに・・・って。 そうやって止まってしまうってのにも、何かしら理由があるんだと思いますが。 私の場合、こんな自分のまま生きていくのは無理、嫌だと思う気持ちが強く。 うまく言葉にで

          止まったままの時

          生きてることへの申し訳なさ

          なんとなく続いてる続き。 前回のあらすじ: 滅茶苦茶やってた無職のハートは、ガラス細工。 気のせいでなければ、「働くのはいやじゃー」ではなく、生きてることへの申し訳なさみたいなものをひしひしと感じるんだわ。もちろん、ほんの一部なんだろうけど。 それはなんだろう、働けない自分が生きてることが申し訳ないのか。 生きてることが申し訳ないから、ずっとそこに留まっているのか。 分からないけれど、心当たりはある。 私なんかで申し訳ないなっていうのが。 お店とかいくじゃん。 ああ

          生きてることへの申し訳なさ

          底にあった感情「恐れ」

          前回のつづき。 前回のあらすじ:無職のメンタルは時にヤバい。 そういう意味で、無職時代は最強であった。 時間がある。 貯金もそこそこある。 誰も自分を気にしない。自分も誰かを気にしない。 それがいかに強いバックボーンだったか。 最初は抵抗があったけど、結局は満たされたいという欲を叶えるため、ひたすら進むことをやめなかった。 その一方、当時の自分を裏から真に動かしているものが「恐れ」であることも知っていた。 何もしていない自分を恐れていた。 することがない毎日、目的も

          底にあった感情「恐れ」

          無職最強説

          そもそもなんで、私が水泳を始めたかって言いますと。 夏だったんですよ。 暑いじゃないですか。 思えば私、親の手を離れた学生時代から、夏らしいことを1度もやらなかったなぁと思って。 気持ちはいつだって夏を楽しみたかったのに。 なんで、やらなかったんだろ。できなかったんだろ。 そんな自分が嫌になってね。 だから自分一人でも夏らしいことをやりたくなって、ふと泳いでみたくなって。 でもプールなんて小学生以来行ってないし、もちろん水着も何もないし、何が必要かも分からない。 でも昔の

          無職最強説