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Fender Jaguar を買う ② 欲しいスペックを考える

ヴィンテージスタイルのジャガーを買おうと思い、いろいろ調べてみた。
まずヴィンテージスタイルの定義だが、要は1962年に発売されてから1975年に生産終了するまでのスペックに準拠したものが望ましい。

準拠っておまえヴィンテージスタイルを語るなら当時の本物が良いでしょ…うんまあそれはよーくわかるけど、おれは服でもなんでも新品から使い込んでいくのが好きなので、本物ヴィンテージは最初から対象外なのだ。

それと、現時点でバンドを組んでもいないおっさんが道楽で買うには本物ヴィンテージは高価過ぎる…20年近く乗っているオンボロ車の更新のほうが優先度は遥かに高い。

リイシューってただのコピーモデルじゃないのかって?
まあそう言えないこともないけど、紆余曲折がありながらフェンダーという会社が続いていて、そこがリリースするものはOKというおれの個人的な方針である。
なので、今のフェンダーが今生産しているジャガーを買うってことだ。

さて、生産開始から終了までに細かい仕様変更が色々あるのだが、今回買おうとしているものは…

①アルダーボディにメイプルネック、ローズウッド指板
ブラインドテストをされてもおれの貧しい耳では違いに気付けないかもしれないけど、当時を踏襲した木材の組み合わせが良いんじゃないかな。

②プリセットコントロールが省略されていない
ジャズマスターと共通の、フロントピックアップのみモードになるシステムで、配線が長いため音質劣化するとか、演奏中に誤ってONにしたりとか、そういうのを防ぐためにカットしている方が多いみたい。
現行のモデルによっては元からついていないものがあるから人気の無さが伺える。
それでもこの配線があるからこそ出ている音もあるかもしれないからついているべき。

③ピックアップセレクターがスライドスイッチでローカットもついている
3wayとかじゃなくて、あのスライドスイッチがゴチャゴチャついているのがカッコいい。
操作性はともかく…。
ローカットも試してみたいのでついているべき。

④フローティングトレモロユニット搭載
チューニングが狂うとか弦落ちするとか、ジャガーやジャズマスターのトラブルはほとんどがこの辺りらしい。
でも独特のテンションとか緩やかなトレモロとか共振とか、いろいろ経験してみたいので絶対についているべき。
弦が長い優雅な見た目もカッコいいもんね。

⑤弦落ち防止などの対策がされていない
ブリッジを変更したりバズストップバーをつけたり、プレイアビリティを考えれば対策もありかもしれないけど、まずは素の状態を楽しみたい。
そして苦労をしたりそれを乗り越えたりもしてみたい。

⑥ヨーク付きのシングルコイルピックアップ搭載
もちろんジャガーのために開発されたというあの謎の金属ギザギザ「ヨーク」がついているピックアップは必須。
ジャガーにハムバッカーは求めていないのでシングルでジャキジャキが良い。

⑦ドットインレイ仕様
これは完全に好みの問題。
要はブロックインレイがあまり好きではないので最初のジャガーはドットでいきたい。
2本目以降のブロックインレイはありかな?という感じ。

⑧色・その他
色はサンバースト以外で探したい。これも単なる好み。
電装品やピックガード等、後に交換できるものはとりあえず気にしないということで。

こんな基準で探してみよう。
次回、選択肢の少なさに絶望する。

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