じくまる つばき TheresiaHaruka

SHElikesでライティングの練習を始めました。環境・農業・教育・SDGsあたりを書…

じくまる つばき TheresiaHaruka

SHElikesでライティングの練習を始めました。環境・農業・教育・SDGsあたりを書いていきます。 経験値:中高理科教員・化学分析機器メーカー技術職・農家パート・農業生産法人の工場勤務

最近の記事

2023年ドラマで学んだこと

テレビドラマに、人々は何を求めるのだろう。好きな俳優さんを見たい、好きな脚本家さんの話を見たい、演技や音楽に惹かれている、ストーリーを楽しみたい… SNSでの感想やドラマ批評のネット記事を見ていると、人それぞれだなと思う。私の場合、題材になっているものと、時々舞台になっている景色だと最近自覚した。 例えば2023年4月~の朝ドラ『らんまん』。仮にも大学は理系で自然科学を学んでいたから、初期の専門誌を見たり、昔の研究現場を想像したりすることもあった。だが、ドラマで忠実に再現し

    • soup kitchen

      帰る家があって、寝る場所があって、食べるものがあることは、決して当たり前のことではない。令和の日本でも、2009年頃のアメリカ中西部の街でも。 make up(メイク)ではなくて、ugly upをして行くのと言って、普段はおしゃれなアメリカ人の友人が、普段はレストランで働いている別の友人とボランティアに出かけて行った。次は私も行ってみたいですと言って連れて行ってもらった先は、ホームレス状態にある方々のためのシェルターだった。女子学生だった私たちに対して下心を持たれてはたまら

      • ハザードマップで物件探し

        初めての一人暮らしの物件を探していた10年ほど前。自治体のウェブサイトにスマホで見やすいスマホ用サイトが無かった頃。ふと思った。(大阪市の)淀川の割と近くで家を探しているけれど、洪水のリスクはあるのだろうかと。そういうマップを自治体が出していること、紙媒体では公民館等で入手できることは知っていたけれど、まだ住民ではないから公民館の場所は知らないし‥。ガラケーから変えたばかりのスマホで、大阪市のハザードマップを見てみたところ、スマホからだと拡大しにくかったりしたものの、得たかっ

        • 展示会にて自己分析

          会社員だった頃、自社製品の展示会スタッフを経験したことがある。その年、その客層に伝えたい商品を選び、どのようにお伝えしようか考えて準備した。当日は、名札を見て客層なのか競合の方なのか判別して、呼び込みをした。だから、本来、展示会は自社製品を買ってくれる人と出会う場所であることはわかっているつもりだ。 専業ではないにしても、農業の現場を知るようになって4年。よく聞いているvoicyでも話題になったので、農業WEEKという一次産業からガーデニングまで扱う展示会に行ってみることに

          どうして先生になったんですか?

          二度寝をしようか、起きようか。現代人は、一日に何度も選択をしている。インターネットで調べると、数万回と書かれている。16時間起きているとして、16時間×60分×60秒=57600秒しかないのに。 そんな数ある選択の中でも、あの選択をしたからと振り返ることができるような選択は、誰しもあるのではないか。私にとって、そんな選択は、最初の転職を決めたときである。 理系の大学を卒業し、技術系の会社に就職した。大学の専門とは少し離れてはいたけれど、仕事内容は好きだった。研究者たちの仕事

          どうして先生になったんですか?

          好きなお店の話

          #最近行ってよかった店 仕事帰り、自転車で家路を急ぐ。帰宅後にオンラインの仕事が待っているから。ふと気になったのが、「大売出し」と書いてあるのぼり。八百屋さんのようだ。 しばらく前に、地元の八百屋さんが大手スーパーに押されて苦境にあるとテレビで報道されていたのを見た。地元の経済を回したい気持ちもあるし、地産地消の農作物を選ぶことができるかもしれない。ちょっと覗いてみることにした。主に静岡県産の野菜や果物が、確かに「大売出し」価格で並んでいた。 そして、看板に「スイカジュ

          「人々」のイメージ

          テレビドラマで描かれる登場人物は、あこがれの対象になることを想定しているのだろうか。医療従事者、法曹界、人口の数パーセントしかいない大企業のホワイトカラー。あこがれても実現できる人は一握りのような職業が目立つように思う。あんな風になりたいと思う人もきっといる一方、自分には縁のない話と思う人もいるのではないだろうか。 実在する人物の伝記なら、仕方ない。でも、フィクションだったら、もっと身近な、多様な人々の日常が描かれてもいいのになと思う。 確かに、テレビドラマを作る人たちが

          農業のボランティア

          市街地から少し離れて、田畑のある地域に入る。元気に生きている農作物たちと、大切に育てている人たちに出会う。そんな時間を週に1日でも持てると、心の充電ができる。 静岡に住んで、通勤路に田畑があるのが日常になった。けれど、勝手に中に入っていい立場ではない。ここで働けたら中に入ることができる。けれど、求人は少ない。いや、田畑で過ごすためにお金が欲しいわけではない。観光農園に行くというのも違う。そんな私のニーズに合う過ごし方をみつけた。市の援農ボランティア制度。 注意事項に、お客

          わたしのキャリア

          今のわたしのキャリアを見て、高校の頃のわたしはどう思うだろう。 先日、久しぶりに職場外の人と会食をする機会があった。名刺交換できるように、自分の名刺を作ってみた。今年は、職場の名刺があるような組織に所属していないからである。作ってみて思った。自分をある程度は説明できる仕事をしていると。 地域のみかん農園 農産物のカタログギフトの運営(オンライン) 高校の非常勤講師(理科) オンライン家庭教師 実は、中高生の頃に参加したセミナーで、10代・20代・30代…のキャリア計

          血縁って何だろう

          2023年1~3月のテレビドラマをいくつか見ていて、やはり私の心にひっかかるテーマがある。 そして、先日たまたまみつけた2013年のドラマ『こうのとりのゆりかご』。 https://www.paravi.jp/watch/17725 (Paraviで見られます。今も活躍されている俳優さんたちが若くて、時代を感じます。) 実親でない人に育てられることが、いろいろなドラマで扱われることに気がつくのは、それだけ私が意識しているから。改めてドラマの公式サイトを読んでみても、裏

          『ブラッシュアップライフ』に思う幸せな人生

          幸せの定義は人それぞれだ。そして、死後をどう考えるかは宗教的な問題でもある。でも、ドラマ『ブラッシュアップライフ』で描かれている主人公、近藤麻美(以下あーちん)の人生と、仮に繰り返せるとしたらというフィクションから何か考えるのは別のことだ。 仮に、死後の世界の案内人に会って、あーちんのように、オオアリクイになるか、あなたの人生をもう一度やるか聞かれたとき、あなたならどちらを選択するだろうか。私は夫婦でドラマを見ていて、実は二人ともオオアリクイを選択するだろうという話になった

          『ブラッシュアップライフ』に思う幸せな人生

          新たな一歩を踏み出すための方法

          あなたがやりたいことを、身近な人に相談してみたら、やめた方がいいと言われるかもしれません。確かに、現状維持の選択でよいこともあります。でも、きっと、「新たな一歩を踏み出す」という題名の記事を読み始めたみなさんは、一歩を踏み出したいという選択を考えているのではないでしょうか。みなさんの後押しになれたらと思い、記事を書いてみます。 一歩を踏み出した方がよい理由1.本当は、やってみたいと思っているから それほど迷う、一歩を踏み出す選択肢は、誰かに勧められたのではなく、自分で見つ

          新たな一歩を踏み出すための方法

          福島智さんのこと

          トップの画像は、いささか不適切かもしれない。でも、ふと思った。盲ろうの方々には、基本的には自分のまわりの人たちの言葉しか入ってこない。情報が制限される反面、聞きたくなかったひそひそ話や、見たくなかった悪事にも触れずに済む。季節の香りなど、感じていたいものはわかる。嗅覚・触覚・味覚の全てが楽しいものばかりではないにせよ。 映画『桜色の風が吹く』のことを新聞で知り、福島智さんの本を読んでみた。深すぎる言葉の数々だった。 意味のない苦悩は絶望。そうだとすると、何かしらの意味があ

          緑茶と一緒に買いたいものは? 

          職場でお茶くみというと時代錯誤だと思う。でも、職場でいれてもらったお茶は美味しかった。緑茶のおいしさを感じたのは、静岡市の職場だった。そんな静岡の図書館で出会った本の紹介。 岩崎邦彦(2008)『緑茶のマーケティング』 出版社サイト ↓ https://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_4540082027/ 静岡のお茶の話のnote記事を書いている。でも、他県出身の私には、今一つぴんときていないところがある。 確かに、静岡市でも少しドライブしたら茶

          緑茶と一緒に買いたいものは? 

          2022年テレビドラマを振り返る(7~12月)

          7~9月引き続き、仕事を頑張る女性たちを扱うドラマをよく見た。『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』、『プリズム』。逆に、仕事を頑張る男性たちを扱うドラマは無いのだろうかと思ったところで、『テッパチ!』。そして、主人公は学生たちではあるが『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』。 この頃、SHElikesでプログラミングやUI/UXデザインなどWebに関する勉強をしていた。タイムリーで楽しかったのが『ユニコーンに乗って』。教育系スタートアップ企業でのアプリ開発の現

          2022年テレビドラマを振り返る(7~12月)

          2022年テレビドラマを振り返る(1~6月)

          子どもの頃、教育番組しか見ないで育った。一人暮らしの頃、テレビは家に無かった。小説やラジオの朗読番組に自分を重ねて考えるのが好きだった。 結婚して、夫とテレビドラマを見るようになった。見て知ったこと、思ったことを振り返ると、自分の1年がわかる気がした。 1月~3月純粋に楽しかったのが、『ミステリと言う勿れ』。謎解きのストーリーに引き込まれたのはもちろん、主人公の整くんが登場人物たちにかける言葉の深いこと。少しでも心理学を学んだ身として、ここまで琴線に触れる言葉を、必要なとき

          2022年テレビドラマを振り返る(1~6月)