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【アメリカ生活】アメリカの郵便事情について気づいたこと

最近気づいたこと。

アメリカの家には名前の表札が出ていない!
住所の番号がメールボックスに表示してあるだけなのだ。
だから、前に住んでいた人宛の郵便とかが普通に届く。
この場合、住所が間違っているわけではないから。

当たり前になりすぎてて不思議に思わなかった。
でもこれ、日本とは大きく違うところだよね。
日本の建物は名前や会社名もちゃんとメールボックスに表記されている。

毎日来るUSPSのおじさんは、住所の番号と住民の名前を紐付けて覚えてくれている(たぶん)なので誤配の可能性は低い。

しかし、AmazonやDHL、FeDexといった宅配便の場合、毎回違う人が配達に来るので、USPSよりも配達間違いが起こりやすいのではないか。

というのも最近、こんなトラブルを経験した。
Etsyで海外からタオルを注文した時のことだ。
某宅配便で届くことになっていた。
最近の宅配は荷物のトラッキングができるのが便利。
『あ、今は集積所にあるのね』と荷物の位置がわかるので安心だ。

荷物が販売元から発送されてから数日が経った。
『配達済み』のメールが来たので、いそいそとドアを開けてみると、荷物がない。
メールボックスの中?にもない!
メールには玄関ドアとその脇に置かれた荷物の証拠写真。
でも、あれ?これウチのドアと違う!誤配されてる〜。

やられた〜。
早速Etsyの販売者と宅配業者にメールで連絡した。
販売者の方でも宅配業者に問い合わせてくれるという。
だが、宅配業者の対応はというと、逆に色々質問返しされ、そして「調査する」とは言われたが
その後なしのつぶてで数日経ってしまった…。
イライラ。

剛を煮やした私は、自ら調査に乗り出すことにした!
おそらく誤配されたのは同じストリート上の家だろうという仮説を立てたのだ。
そして、玄関ドアの下半分が写っている写真を片手に、家の前の長い一本道を一軒ずつジロジロ見て回った。
すると、ついに似たようなドアの家を発見!

それはメキシコ人と思われる大家族が住んでいる大きな家だった。
多分、この家を綺麗にリフォームしながら住み、ゆくゆくは買値より良い値段で売るつもりなのだろうなという家だった。
なぜかというと、彼らの質素めな身なりと、家のファンシーさが不釣り合いに見えたからだ。
あ、話がズレた。

ピンポーンとドアベルを押したら、大学生くらいの娘さんが出てきた。英語できそうで良かった。
事情を説明して、荷物誤配送されてないか聞いたところ、アリマシタ!封も開けず保管してあった。
お礼を言って持ち帰り、Etsyの出品者にも荷物が見つかった旨連絡して、一件落着。

誤配した宅配業者からは結局詫びの一言もないので腹が立つけど、奴らの「配達済み」写真が手がかりとなって荷物を見つけることが出来たのは間違いない。
今回はとにかく見つかってよかった。

最初に戻るが、アメリカではメールボックスに名前を表記しない件、
これっておそらく、防犯が理由と思われる。
ストーカー犯罪とか、誘拐とか多いからね。
もしかしたら、日本でもそのうち表札を出さない時代が来るかも…。