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内発的動機づけに限界を感じた

内発的動機づけに限界を感じた、という話をする

内発的動機づけとは、自分の内部にある動機づけのことで、「好き」や「楽しい」といった気持ちがこれにあたる
一方、外発的動機づけとは、自分の外部にある動機づけのことで、お金やご褒美がこれにあてはまる

「外発的動機づけが長期的にはやる気を削ぐ」というのは有名な話だ
行動経済学に「落書きをするこどもに報酬を与え、しばらくして報酬をなくすと落書きをやめてしまう」という話がある

これを知ってから、自分はできるだけ内発的動機づけに基づいて行動するようにしてきた
実際、そうして行動するのは楽しかった

ただ最近、内発的動機づけの限界を感じる出来事が2つあった



カナダに来て、最初の2ヶ月間は語学学校に通っていた
5時半に起き、通学に1時間以上かかるという過酷な生活だった

ただ、心身はすこぶる健康だった
早寝早起きで、毎朝20分ほど歩いてさえいた

朝はしっかり食べないと授業が辛いので、シリアルとプロテインを併用していた
昼も決まった時間に食べて、夜まで空腹になることがなかった

学校が終わり、同じように健康な生活を続けたいと思ったけど無理だった
朝はゴロゴロし、昼食は抜き、運動もサボった

その結果気分が落ち込んだけど、それでも外に出る気がしなかった
ちょっと力を出せば元気になることがわかっているのに、その力を出す気になれなかった



もう一つはポケモンスリープだ
最近リリースされたアプリで、睡眠時間を計測してポケモンを集めることができる

睡眠を計測する関係上、計測を始めたらスマホをいじることができない
また、長く寝るほどポイントが溜まるため、朝軽く目が覚めてもスマホを触りたくならない

もともと睡眠の質にはこだわりがあったが、寝る前や起床直後にスマホを触る癖が抜けなかった
それが、このゲームを始めたことで改善した

正直、ここまで行動の変化があるとは予想していなかった
(ただ、最近少し飽きてきて、スマホをいじる癖が復活しそうな気配はある)



学校に通うことで生活習慣や心身の健康が保たれたこと
ゲームのおかげで睡眠習慣が改善したこと

これらはどちらも、外発的動機づけの働きに他ならない

自分はこれまで「意志の力」を信じてきた
外発的動機づけに頼らなくても、健康で充実した生活を自分で選び取ることが可能だと信じてきた

だが、今回の経験でその信念が揺らいだ
外発的動機づけを忌避するのではなく、柔軟に生活に取り入れていく方が賢いのかもしれない



外発的動機づけの取り入れ方、本で学びたいんだけど、いい本あるかなぁ
ちょっと調べてみよう



じゃまたね
読んでくれてありがとう



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