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初恋は小学生?!心ときめく記憶を辿って

こんばんは、hanaです。
季節はすっかり秋ですね。夜になると、冬の訪れを感じる寒さになってきました。

さて、今日は note で 進行中の企画「#あの恋」に乗っかって、
私の初恋について、赤裸々に語りたいと思います!!

アラサーの私ですが、
思えばここ数年、私の恋愛関係は割と動きが激しめでした。
(例えば、こんなこともありました:クズ男との出会い〜2018年の振り返り〜

もっと心がキュンキュンするような、ピュアな恋愛をしていたのはいつだったんだろう?と考えを巡らせていたら、初恋の男の子の記憶が蘇ってきました。

皆さんは、初恋はいつですか?
どんな思い出がありますか?
人それぞれ、いろんな思い出あると思います。
私も、初恋の相手のことを思い出すと、今でも切ないような、なんだか不思議が感覚が芽生えるのです。
今日はできるだけ当時のことを鮮明に思い出しながら、振り返ってみようと思います。

初恋は、小学2年生

私の初恋は、小学2年生の頃でした。
お相手の名前は、H君。
特別顔がかっこいいわけではないのですが、仕草、立ち振る舞いがかっこよく、クラスの中でも足が速くて勉強もできる、いわゆるモテるグループの男の子でした。

当時は、1,2年生の間にクラス替えがなく、
2年間同じクラスだったのですが、私が彼への特別な感情に気づき始めたのは、2年生になった最初の頃だったのです。

2年生の1学期、私はクラスの学級委員に選ばれました。
学級委員は、各クラスから男女1人ずつ選ばれることになっていたのですが、
この時、私と同じクラスの男の子で学級委員に選ばれたのは、T君でした。
T君も、スポーツも勉強もできるしっかり者で、どちらかと言うとモテる部類でしたが、H君と比べると、すごく真面目くんな印象。

私も当時は優等生タイプで、(自分で言うのもなんですが)先生からの信頼も厚く、クラスの女の子からも一目置かれる存在でした。
そんな2人が学級委員をやることになったものですから、ませてるクラスの男女たちが、「T君はhanaちゃんのことが好きだし、hanaちゃんもT君のことが好きなんだよ!」とはやし立てるようになりました。

特にからかわれるような不快な感じではなかったのですが、
気付いたら私とT君は公認カップルのように見られるようになってしまいました。
最初は私もそこまで気にしていなかったのですが、
なぜか1人だけ、「2人は好き合ってるんだろ〜?」と直接言われると悲しい気分になる人がいることに気付いたのです。

ご察しの通り、それが私にとっては、H君でした。
「H君だけには、そんな風に言われたくない」と思っている自分に気付いた時、
私は初めてH君のことを異性として意識するようになりました。

学生の恋にありがちかもしれませんが、
H君と私は、出席番号が近かったのです。
あいうえお順で座ると席が近くなるので、先生からその順番で座るようにと指示がある度に、心臓がドキドキするようになりました。

何なら、H君と私はフルネームをアルファベット表記にすると、お互い「H.F.」。
平仮名にしても最初の1文字が同じになるので、密かにそのことをものすごい運命のように感じていました。

ただ、当時の私はそんなH君に対する恋心に気付いていながら、
口にするほどの勇気はありませんでした。
周囲がT君との噂を立てる中、1人密かにH君への想いを募らせていました。

「両想いかもしれない?!」エピソード

そんな1人秘密の恋を温めていた頃、
今振り返ると、「本当は両思いだったかも?!」と思うようなエピソードを1つ思い出しました。

授業で夏の朝顔を育て終わった頃、
採れた朝顔の種をそれぞれ袋に入れて、先生から「大切な人にあげましょう」といわれた授業がありました。

なぜそうなったのかは全く理解できなかったのですが、
当時H君は、自分の朝顔の種が入った袋を、ふと廊下を歩いていた私に向かって、黙って差し出してきたのです。
「ん?どうしたの?」と私も混乱してしまったのですが、H君がどうしても袋を渡したがっているのを感じ、「ありがとう」と黙って受け取ったのです。
この時のH君の想いはいまだに分からないままですが、
先生が「大切な人に」と言っていたのに対し、私のことを想って精一杯のプレゼントをしてくれたのでしょうか。

ちなみに、この時H君にもらった朝顔の種は、私の大事な小物を入れていた宝箱の中で、しばらく保管されていました。

また、それ以来、クラスで目が合うことが増えたようにも思いました。
授業中のふとした瞬間にパチッと目が合う、そんな瞬間が何度か重なるようになりました。

突然の別れ

そんなお互いの想いが募り、2年生も終わりに近づいた頃、
なんと突然の別れが訪れました。
私が、父の仕事の都合でアメリカに転校することになったのです。

H君もいるし、私は日本に残りたい気持ちも強かったのですが、
小学2年生の少女が1人で残れるはずもありません。

行きたくないな、寂しいな、と思いながらもあっという間に月日が流れ、
その間クラスの先生も気を遣って、私を送り出す準備を進めてくれていました。

その頃には、T君と私は学級委員から外れていたので、2人で揃って噂になることはなくなっていました。
しかし、かと言ってH君と何かしら進展があるわけでもなく、
そうこうしているうちに、日本にいる最終日がやってきてしまいました。
クラスでお別れ会をやってもらい、自宅への帰り道を歩いていた時のこと。

同じ方角に住む、H君がふと後ろから追いかけてきて、
肩をポンと叩かれました。
しばらく黙って目を見つめられた後に、
「hana は結局T君のことが好きだったんだよね?」と少し怒り口調で聞かれました。

私は、突然の問いにパッと答えることができず、
何も言えずに止まっていると、
「パチン」
と、急にほっぺたをビンタされたのです。

「ええ?!」と思いつつ、あまりの驚きに痛みも感じず立ち尽くしていると、
H君はその場から黙って立ち去ってしまいました。

大切な思い出

この帰り道のエピソードは、結局私がアメリカに発つ前の最後の別れとなってしまいました。
5年後に同じ場所へと帰国しましたが、結局H君とはいまだに再会を果たしていません。
もちろん、昔の友人をたどれば会うことはできるはずですが、
今更会いたいような、会いたくないような、複雑な気持ちです(笑)。

でも、もし何かのきっかけで会うことがあったなら、
「あの時、どうして私に朝顔の種をくれたの?」と聞いてみようと思います。

そんな「#あの恋」。
今後もピュアな淡い恋の記憶として、思い出に残しておきたいと思います!

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