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これぞ輝く「ブス」!マーケティングの勉強にもなる一冊を読んで

こんばんは。
前回に引き続き、6,7月を振り返りながら、特に特筆すべき出来事を綴っていきます。

今日は、7月に入ってから読んだ衝撃の一冊について、書きたいと思います。

その本のタイトルとは・・・

「ブスのマーケティング戦略」です。

オープンな「ブス」は、人に勇気を与える

この本を手に取ったきっかけは、友人の勧めだったのですが、
まずタイトルを耳にして、びっくり!(笑)
思わず二度、聞き返してしまいました。

この本の著者、田村麻美さんは、ご自身のことを「ブス」と表現されているのですが、表紙の写真を見る限りだと、ぶっちゃけそこまで?と疑ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も最初は「オーバーに表現されているんだろうな」と思っていたのですが、そのあたり、本の中でもしっかりと定義されていました。
「ブス」とご自身を表現するに至った経緯や根拠まで、丁寧に記載されており、「な、、なるほど」と言わざるを得ない感覚だったのです(笑)。

私がこの本を読んで一番感動したポイントは、
この徹底した「ブス」という立場に立ち切った状態で、一冊が丸々書き上げられていることです。
名前も顔も前面に押し出した状態でこの本を書くこと自体、とても勇気のいることだったと思います。
それを、世の中の「ブス」、「劣化した美人」に向けて、お役に立ちたい一心で全てをオープンに語られている一冊です。

きっと、本当は語りたくなかった出来事などもあったことでしょう。
しかし、この一冊には、自分をブスだと自覚した田村さんが、ご自身を商品と考えたときに、どうブランディングしていくのかを考え、たくさん努力されてきた半生がとても生々しく、リアルに書かれています。
隠すのではなく、オープンに赤裸々に語ることで、より多くの方々に共感される内容になっていると言えるのではないでしょうか。

要注意!ひとつの武器だけで勝負するのは危険である

もう一つ感動したポイントをご紹介します。

それは、「社会を生き抜いていく時に、ひとつの武器だけで勝負するのは危険である」という一節に詰まっていました。

田村さん曰く、神童と呼ばれた中学時代、周りの学力も高い高校に入って気づいたことは、自分は "ただのブス" だった、ということらしいのです。
ご自身を商品に例え、3C分析(参照:https://cyber-synapse.com/dictionary/en-all/3c-analysis.html)を用いて分析すると、学力という武器だけでは、周りも学力が高い市場に出ると勝負できないという結論に至り、
ふたつめ、みっつめの武器を装備することを決意されたそうです。

本のタイトルに「マーケティング戦略」とありますが、
このふたつめ以降の武器を手にするための、田村さんの戦略と努力が壮絶でとても面白い上に、マーケティングの知識も得られる内容が詰まりに詰まっています。

"ただのブス" から "面白いブス" へと変化するべく、
100回の合コンから編み出された会話術、情報収拾力、自己PR力の解説はとても面白く、思わず全部試してみたくなるものだらけでした。

もはや、今の田村さんは "面白いブス" どころか、キラキラと輝きを放った、"魅力的なブス" と言えるのではないでしょうか。

あなたは武器をいくつ持っていますか?

結論、田村さんが一番伝えたいことは、上記見出しに詰まっているのではないかと思いました。

美貌を武器に生きていると、年齢を重ねて美貌が劣化した時に戦える武器がない状態になってしまいます。
私はもちろん美貌という武器は持ったことがありませんが(笑)、
だからこそ次の武器をどう身につけるのかの戦略立ては、若いうちから真剣に取り組むべきだと感じました。

また、現時点で武器を持っていないと感じるからと言って、
それを憂いている暇はありません。
これから武器を身につけるための努力を始めれば良いだけです。

そう思うと、私ももっと自分の魅力を磨きに磨いて、
武器をたくさん身につけた状態にしようと思いました。

明るくてオープンな田村さんワールドに浸りつつ、
ご自身の武器を持ち、自己概念を上げたいと感じている方は、
ぜひ一度この本を手にとってみてはいかがでしょうか。

それでは、今日はこの辺で!



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