途中で書いた彼女の瞳の色ですが、安堵についてはいろんな話を[僕]と会えたこと、後悔については冒頭でも書いた「こんなことに巻き込んでしまった」という気持ちを込めています。
教室から出るよりも先に核心に触れられそうな流れですね。あのとき話せたからこそ[僕]のことを信頼して気にかけるようになったというのもありますが、それよりも前に一方的に[僕]のことを知るきっかけが彼女にはあります。
この世界の分離を引き起こしたきっかけの一つ、「彼女が僕と話す選択肢を認識する」というのをこの場で書きました。材料が足りなくてうまく表現できていない部分もありますが、彼の「僕と彼女が話さない選択肢」の反対の意味になっています。
これ以上この話を続けて[僕]がデレデレしていても嫌なので、お話を進めていきます。教室の外に出るまでのシーンを書いていきましょう。
[彼女]は容姿も整ってて成績も良くて、運動もできますからね。才能みたいなものです。
【2】
さて、教室から外に出られたとしても、あくまで[僕]のおかげで行ける範囲が少し広がっただけです。この行動範囲については[僕]の認識している場所を含みますが、[彼女]の影響により行ける場所が制限されてしまいます。
今のうちに場所はおおよそ決めておきましょうか。自分の教室、昇降口、体育館、図書室くらいですかね。基本的に1人で行動する上に、部活も入ってないので行動範囲は狭いです。見たことがある/記憶している程度のものであれば、その場所には行けなくても見ることくらいはできます。
ここは夢ではないので特有の感覚はありません。ほかに誰もいないことを知っているからなのか、[僕]は彼女の隣に立つことを選択しました。前までは、後ろをついていくので精一杯だったのに。
この場所でのルールとこうなってしまったことの解説を、校内を巡りながらしていきます。外には出られないので各所を回ったあとは最初の教室に戻ることになるでしょうね。
先ほど挙げた行ける場所とこれまでのエピソードを絡めながら話せるといいでしょうか。
こうなると、他と合わせるように【承】で書いたひとりぼっちの感覚について(もしくはマスターとの絡みについて)書きたいですが、残りの行ける場所は図書室ですし、喫茶店にも行けませんので難しいですね。他の流れに合わせてうまくできればよかったのですが。ひとまずこのまま様子を見てみましょう。
また、これはあくまでもリメイクなので、原文で書かれていた内容を取り入れながら書き直していきたいです。
ひとまず昇降口まで移動してもらいましょう。
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