Te
小説のリメイク・メイキングの記録。
これまで書いた小説・短編・掌編集(公開歴問わず)。 こちらに登録されたものについては、他の媒体での掲載を取り下げています。
魔女見習いである相澤 汐里(あいざわ しおり)のお話。
鬼の子どもであるキコのお話。
旅行に行った時の記録。 ・静岡(2023.8.25〜8.27)
はじめまして。こんにちは。 Te(てるる)です。仏光寺輝夫と名乗ることもあります。 これまで書いた小説、短編、掌編をまとめる場として作成しました。 特に過去の作品については、十分な推敲がされておらず、書ききった時点での投稿もあります。あくまで記録ですので、分量・内容についてはばらつきがあることをご了承ください。 (過去の作品については加筆・修正を行なったリメイク版を作成予定です。こちらは有料記事もしくは同人誌としての頒布になるかもしれません) 見出し画像はUnsplash
3.3 転:孤立する世界【1】 このあと校内探検をしてあの夕方の教室にたどり着くようにするのであれば、スタートの教室は普通の状態にしておく必要があります。視線の流れとして壁面・前後の黒板の描写入れたいので、内容だけを調整します。 「音」と言う文字が重なっているため調整します。でも全てを変えるのは難しいので、2つ目のみ別の形に直しましょう。 また、最後の文もこのあと「まさか自分以外に人がいるとは思わなかった」と驚けるように無人であることを推したかったのでしょうが、ちょ
【3】 改行するほどのタメは要らなそうなので続けます。 やっぱり「そう」が重なるのがちょっと嫌なので修正します。 ひらがなである必要はなさそうなので漢字に戻します。 【4】 ひらがなである必要はなさそうなので漢字に戻します。 「見る」という言葉が続くのはやはり気になるので調整します。 ここはもう少し肉付けをしていきましょう。とはいえ物語の根幹となる情報は入れる必要がないため、一連の描写が充実するように調整していきます。 少しだけ言葉を調整します。
3.2 承:情報の補完【1】 ここは一連の動作なので改行はせずにそのまま続けます。 「早」という字が近い位置で重なりそうなので表現を変えます。 【2】 寂れた場所ということを表現したかったのでしょうが、あまり上手くいっていないようなので調整しましょう。「人が寄りつかないのではなく、気づく人が少ない」というニュアンスにしたいです。また夏~秋を想定しているので、日は短くなっているはずです。 セリフ前の文末に合わせてこちらも修正します。 ひらがなである必要性を
[彼女]のセリフが長くなってしまわないよう地の文を挟んで調整していましたが、心のツッコミがちょっと煩わしいので[僕]のセリフに変えます。 その後の[彼女]のセリフも少し分かりづらくなっているので言葉を変えます。 ダッシュがうまくつながってないので直しましょう。 [彼女]に対する怖さを感じる必要はあまりないので、ここの表現も少し変えます。このあと彼女が少しピリッとしますが、それはイラついたり不機嫌になったからではなく、難しいことを考えるにあたって集中しているからです。
3.1 起:物語の方向性についての提示 それでは、修正する部分のみピックアップしながら見ていきましょう。 【1】 ここの導入は、[彼女]視点での物語の始まりと終わりを描くことにしましょう。 ①夢の中で[共通しない選択肢]を見てしまうこと、②夢と現実との差を見て違和感を抱いてしまうこと、③それらの積み重ねで世界から外れていくような気がすること、④[僕]との会話によりひとりぼっちを回避できるかもしれないという期待を、それぞれ言葉にしていきます。似た表現をするときも、同じフ
第3章 推敲 さて、ここからは本文の誤字・脱字の修正とともに、内容を詰めていきます。前述した通り、ここまでの文章は思い浮かんだ情景を文字に起こしただけですので、物語としてはまだ不十分です。また、ストーリーとして成立させつつ、このお話を通じて考察した結果についてもまとめる必要があります。 このお話の目的は、世界の在り方も含め本来知り得ない情報を得てしまった際に、その存在にどのような影響を与えるのかを考察することでした。リメイクである以上その結末は「世界の孤立」と決まっていま
集会について触れられたので、このまま本題に入ります。ただ話すだけだと間がもたないので器具庫からボールを出そうと思ったのですが、[僕]の認識の範囲外だったので開きませんでした。 なんだか[彼女]は犬みたいですね。興味が出たものに一目散に駆けていくところが特に。気まぐれなところは猫みたいですが。 うっかり喫茶店の話も出せましたね。「ひとりぼっちの感覚」について言及する余裕はあまりないかもしれませんが、あわよくば入れたいですね。 急にバイト先に突撃する[僕]に対しての[
昇降口に着くまでの間に、少し話を続けてもらいます。 夢の中だと(他人からの干渉がないと)思ってるからこんなにスムーズに話ができるんでしょうね。普段はあんなに言葉が出てこないのに。 さて、これまでの振り返りをするにあたって、[僕]が話を振り、それに[彼女]が返すという形式がいいでしょうか。初めの逆で進行させていきたいです。 話す前に環境を整えておきます。 ここから本題です。流れとしては、「前提条件のすりあわせ」→「現状の再確認」→「結論」としたいです。彼女は認識
途中で書いた彼女の瞳の色ですが、安堵についてはいろんな話を[僕]と会えたこと、後悔については冒頭でも書いた「こんなことに巻き込んでしまった」という気持ちを込めています。 教室から出るよりも先に核心に触れられそうな流れですね。あのとき話せたからこそ[僕]のことを信頼して気にかけるようになったというのもありますが、それよりも前に一方的に[僕]のことを知るきっかけが彼女にはあります。 この世界の分離を引き起こしたきっかけの一つ、「彼女が僕と話す選択肢を認識する」というのを
2.4 結:孤立してしまった世界での2人 ここからは孤立した世界でこれまでのことを振り返ります。[彼女]の特異性と[世界]の状況について、【起】と同じように会話をしながら詰めていきます。 まずは原文を見てみましょう。 原文では夕方に学校に戻ってきた[僕]が再び教室で[彼女]と会い、そこで全てを察する流れになっています。こちらでも原因は[彼女]にあり、それに[僕]が巻き込まれているところは同じですね。 ここで[僕]こんなに驚いているのは、集会で「彼女が死んだ」と聞いたか
【4】 前のセクションで世界が分かれるきっかけを書いたので、ここは原文のリメイクも行いつつ【結】に繋げるための描写をしていきます。 元々ある文章も使っていきたいのですが、流れがだいぶ変わってしまっているので拾えるかどうか分からないです。おそらく早退せずに夕方を迎えるでしょうし、「彼女にもらったシャープペンシル」については使えないでしょう。 ふと思いついたのは、「もうすでに[彼女の世界]は分離して同じ夕方をループしており、話すことのできる[僕]に会えるのを待っている」と
【3】 さて、ここからは本題の世界が孤立していくまでを描写します。うまく書きたいですね。 とはいえ大きく形が変わるのではなく、分かれてしまうだけなのでそんな大掛かりではなくていいかな、と思います。もう一度夢を見てもいいかもしれませんが、あまり詳しく書いていくと予定をオーバーしてしまうのでやめておきましょう。 ひとまず書いていきます。 午前2時くらいでしょうか。私も寝落ちをした時はこれくらいの時間に目が覚めます。二度寝をしたいけど変に目が冴えてしまう時ってありますよ
【2】 夢から覚めたあと、まずは今まで通り世界が回っていることを示します。同時に「彼女が居ない」という事象をうまく表現する準備もしたいですね。そのためには『[彼女]が全校生徒の目の前に出る機会がある』という状況があればいいでしょうか。 このお話のタイミングは夏〜秋にかけてを想定していて、夏休みが終わってしばらくした頃をイメージしています。そうなると、『なにか夏休みの課題でいい結果を残して、そのことで表彰される予定がある』ということにしたらスムーズですかね。表彰されるはず
想像の後半戦は「どこか遠くに行ってしまうのではないか」に繋げていきましょう。教室に近づいているという描写も挟みます。 直接教室に行くのでは面白みがないのと驚きが少ないので(何より急ぎ過ぎ)、他のクラスの様子を見つつうろうろしてると「自分たちのクラスから彼女の声が聞こえる」というところに繋げていこうと思います。 教室の描写が思ったよりも長くなってしまいましたが、まだ書けていない想像の後半戦をここに入れます。 想定していたところまでは書けたので、あとは彼女の声を聞い
2.3 転:実際に孤立する世界の描写 さて、ここからは本格的に物語が動いていきます。とはいえ実際に世界が孤立するのはこのセクションの最後の方にしようと思うので、そこまでは下準備ですね。 まずは原文を見てみましょう。 急展開ですね。 [彼女]がこの世界の理から外れてしまうことを周りの人間は正しく認識できない、と言う意味で「彼女は死にました」と表現したのでしょうが、言葉が足りなさすぎるのと、世界が何事もなく機能している違和感を十分に表現できていないので、この部分も大きく修