【2】
夢から覚めたあと、まずは今まで通り世界が回っていることを示します。同時に「彼女が居ない」という事象をうまく表現する準備もしたいですね。そのためには『[彼女]が全校生徒の目の前に出る機会がある』という状況があればいいでしょうか。
このお話のタイミングは夏〜秋にかけてを想定していて、夏休みが終わってしばらくした頃をイメージしています。そうなると、『なにか夏休みの課題でいい結果を残して、そのことで表彰される予定がある』ということにしたらスムーズですかね。表彰されるはずだったのにいつの間にかそこに彼女の痕跡がなくなっている、となれば[僕]も違和感を抱くでしょう。そしてそこから何かがあって分離した先の世界に到達します。
まずは起きて学校に行きます。夢の内容を心配しつつ、彼女の無事を確認するために。
あまり必要な情報ではないので詳しく書いてこなかったですが、[僕]の両親はどちらも働いていて、2人とも朝早くから夜遅くまで仕事をしています。兄弟もいないため基本的にはひとりぼっちです。苦にはならないようですが。
[僕]の性質からしてこれまでの行動は少し出過ぎだったので、立ち位置を改めて示すためにもこの独白を入れました。最終的に彼女を助けるためにこれは覆されると思います。
さて、この後は学校に着いて「彼女が何かで表彰される予定がある」ということを知ります。読書感想文がいいかとも思ったのですが、全国での結果が出るのは翌年の2月なんですね。さすがに時期が合わないのでこれは避けた方が良さそうです。
いろいろ調べてみたのですが、意外とこのタイミングで表彰されるいいものがないです。部活の成績でということならいろいろあるのでしょうが、[彼女]は特定の部活には所属していないのでそれも活かせず。英検や漢検などの検定や外部の試験についても表彰されるか分からないため、具体的な名前を挙げるのがなかなか難しくなってきました。
ひとまず夏休み中のテストで優秀な成績を取った人を表彰する、ということにしましょうか。この学校独自の取り組みということで。
1人のクラスメイトに対してこの対応は少し怖いような気もしますが、才色兼備でみんなに優しい彼女だからこそまわりから慕われているんでしょう。本人はその繋がりを感じられずにいますけど。
ここまでくれば、あとは掲示板を見て彼女がいる証拠を確認するだけですね。
切りどころが難しいですね。あともう少しだけ彼女に対する気持ちを書いて終わらせたいです。
すこし乱雑にはなってしまいましたがここで一旦区切りましょう。ここまでで約1,500文字弱なので、ペースとしてはまずまずでしょうか。少し夢の部分に文字数を割きすぎたので、推敲のタイミングで調整した方がいいかもしれないですね。
次(執筆:転【3】)→
←前(転:起【1】①)