【4】
前のセクションで世界が分かれるきっかけを書いたので、ここは原文のリメイクも行いつつ【結】に繋げるための描写をしていきます。
元々ある文章も使っていきたいのですが、流れがだいぶ変わってしまっているので拾えるかどうか分からないです。おそらく早退せずに夕方を迎えるでしょうし、「彼女にもらったシャープペンシル」については使えないでしょう。
ふと思いついたのは、「もうすでに[彼女の世界]は分離して同じ夕方をループしており、話すことのできる[僕]に会えるのを待っている」というパターンです。後述する予定ですが、分離した世界は新しい選択肢が供給されないため時間は進まないです。そのため、外部からの干渉(ノイズ)があったとしても、それこそ黒いモヤのように正しく接することはできません。それを繰り返している彼女の元に[僕]が辿り着き、また彼女を救うというのもアリかもしれません。どうしてループしているのかを説明しなくてはいけませんが。
何はともあれ次の日の朝です。今日は集会で彼女が表彰される日。それを見逃すわけにはいきません。
一瞬、この天気の良さに気が緩んで彼女に関わろうとする文章を書きそうになってしまいましたが、あれだけ何回も自重すると書いているのでそれを覆すわけにもいかず。的外れな期待をさせておくことにしました。
表彰にしておいて良かったです。彼女が朝から教室にいない理由を全く考えていなかったので、違和感を抱くポイントを遅らせることができました。
ちょっと校長の話については詳しく書きすぎましたかね。いらなそうならあとで消しましょう。
私が通っていた高校は、朝の集会は座りながら参加するタイプでした。集まって校歌を歌い、校長先生の挨拶の時に座るように指示され体育座りをしたす。体育館の床は硬いのでお尻が痛かったですね。
表彰者については記載したのと同じ形式でした。はじめは普通に並び、表彰の時だけ列から抜けて教師側に集まり整列して、あとはぞろぞろ舞台に上がっていきます。そのあとは列に戻らずはじめとは逆側の壁の方に向かって舞台を降り、集会が終わるまでそこに待機する感じですね。
ここで彼女が見当たらないことに気づきます。いろんな可能性も考えますが、事情があったのだろうとひとまず落ち着かせます。
さて、不穏になってきましたね。自分の考えを否定しつつも、心の奥底に灯る違和感を消しきれずにいます。
(ここまでで1,200文字弱、この章全体で9,300文字程度です)
ここからの流れとして、「教室に行っても彼女がいない/席がない」→「彼女の痕跡を探しにいく」→「あの教室に辿り着く」のように書いていきたいです。このセクションには書ききれないのでは?
とはいえ彼女との縁がある場所はあの教室と喫茶店くらいしかないので、マスターのところに行ってもらいましょうか。
学校からお店までの経路を逐一描写していると時間がかかってしまうので、ポイントだけ記載していきます。
[彼女]がいない世界ですが、[僕]の行動は記録として残っているためあの喫茶店に行ってマスターと話をしたことになっています。ただ、その内容は普段の学校の出来事についてであり、彼女についてではありません(そうなるように修正されています)。
[彼女]がいなくなったことで辻褄合わせが起き、喫茶店ではアルバイトを雇っていないということになりました。小さなお店ですし、前章では彼女以外のアルバイトについても言及していなかったのでこれでいいでしょう。
さて、まだお昼前ですが行けるところは全部行ってしまいました。このまま夕方まで待つにも手持ち無沙汰ですし、何よりこのセクションの余裕もありません。
このまま学校に帰りましょう。時間は調整するにしても、教室に入ったらいつの間にかあの日と同じだった、という風にしましょうか。そうすれば「昼間だったのに夕方になっていた」という点からも、あり得ない状況であることは表現できるでしょうし。
さすが〈卑下〉とでも言いましょうか。なんでも自分の都合のいいように認識を歪めてしまいますね。
諦めにも似た気持ちで学校に戻ります。もうあとは彼女と会うだけですね。着く頃には昼休みでしょうか。授業中だったら[僕]は日和って教室入れないですからね。
【結】の導入は【起】と同じように[彼女]のセリフにしたいので、このセクションは扉を開くまでになります。
まだ世界の分離が([僕]の中で)確定していませんが、その影響が少しずつ出てきています。人がまばらなっているのもそのうちのひとつです。
教室に近づくにつれて[僕]がこの世界から外れていきます。周囲から認識されなくなってきているんですね。とはいえもともと交友関係も狭く他者と繋がりがないため、そのことに違和感はないようです。
と、言うわけでここで【転】は終了です。10,800文字と長めになってしまいましたね。1セクション7,000字はあくまで目安とはいえ、結構な分量になってしまいました。[時間]の話はできなかったですね。
最後の【結】で記載する内容としては分離した世界での答え合わせではあるのですが、それだけで7,000字は難しいかもしれないですし、そもそも起承転結を綺麗に4等分にする必要もないですし。前半の夢のパートをカットしようかとも思いましたけど、やはりここも全体のバランスを見てから調整しましょう。
さて、次が最後です。
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