[私の頭の中]アグレマン

前回の投稿からかなり間が空いてしまいました。
ずっと調べものをしていました。
それについてはまたいつか書けたらと思いますが

今日はとりあえず(?)アグレマンについて書きたいと思います。
アグレマンとは何か? 

Agrément [男]

フランス語で
楽しみ、魅力
承認、同意
装飾(音)
といった意味があるようです。 

J. M. オトテール・ル・ロマン(1673-1763)の
フルートまたは他の楽器と通奏低音のための作品集第1巻の1715年の新版の序文の下の方に
"Figures des agréments" と書かれた譜例が載っています。

その中の 
"Tour de gosier" のところに書いてある、この装飾音が好きなんです。
tour は回転といったような意味があり、
gosier は声などの意味があるようです

「声の回転」みたいな感じでしょうか…?

確かにクルン!と
なっているようにも見えますね。


一応付け加えますが、嫌いな装飾音があるわけではありません。(笑)

さらにいうと、この "Tour de gosier" の前に
"Port de voix" がついている形が好きです。

この装飾音を吹くと
何とも言えぬ喜びというか
達成感を感じます。

この形は終止のところでよく出てきます。
その終止感も相まって
「これを吹くためにここまで来たのだ!」
と思うような到達感があります。(笑) 

実際は楽譜上のすべての音に意味があり、それらの意味が繋がっているから、その部分だけに想いを込めるのは
ちょっと違うだろうなと思いますし、
そんなふうに吹いてるつもりもないのですが
そこに向かうという、
進行性や方向性は
必要なのでしょうね…

とにかく
なんだか吹いたときにとても納得できるような、、
吹いた瞬間に腑に落ちるような、、
そんな気がするんです…

でも、よくよく考えたら
他の agrément も、
なんとなく
上手くハマって吹けたかな?とか
ここだ!というようにタイミングが掴めたときって

すごく達成感があったり
スッとした気分になります

聴いてくださっている方にも
同じように、感じていただけていたら
嬉しいのですが…

なんだか感覚的な表現ばかりですね。

私の書いている記事(というより備忘録?)は
私の頭の中の整理のために書いております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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