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マヨラーの秘密

世の中にはマヨラーと呼ばれる人たちがいます。
人がマヨラーになるのには、それなりの根拠があるようです。

マヨネーズを食べると、例のエンドルフィンが分泌されるというのです。
そうです、ランナーズハイといわれる、マラソンをしている時などに出るあの物質です。
脳内麻薬ともいわれてます。
エンドルフィンが分泌され気持ちよくなるからマヨラーになるのか、マヨラーだからエンドルフィンが出るのか? 
卵が先か鶏が先かの循環理論みたいですが…

で、マヨネーズを食べるとなぜエンドルフィンが分泌されるかというと、その成分である油に原因があるようです。
人間は、本能的に油を求めるものだそうです。
人類の長い歴史からみると、現代ほど食に恵まれている時代はなく、何万年という時の流れのほとんどが飢餓の歴史でありました。

したがって、いったんありついた食に対しては、すこしでも効率よくエネルギーを摂取しようとする働きがあるようです。
だから、脂質を美味しく感ずることによってその本能を満たしているのですね。
油分を恋しく思うのは、人類のDNAに刷り込まれた巧妙な本能のなせる業なのです。

そのマヨネーズには驚くほどの油が含まれてます。
平均的なレシピで、卵の黄身一個に対して、酢が大さじ一杯ほどと油がなんと200ccといいますから、いかにほとんどが油であるかが分かるというものです。
油そのものだといくらなんでもそれだけの分量を食べることはできません。

イタリアの地方では、朝にスプーン一杯のオリーブオイルを飲む習慣があるそうですが、普通は油そのものは飲まないですよね。
マヨネーズというエマルションの状態になっていることで美味しく食せるのですね。人類の知恵は素晴らしい。

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