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ふるさと日記(2024/3/5)

こんにちは、直塚大成です。

私は昨年の12月、SBクリエイティブより発売された『「書く力」の教室』という本で、ライターの田中泰延さんに書く人の心構えを教わりました。


古賀史健さんに推薦文をいただきました


手前味噌ですが、とても良い本です。
ご興味を少しでも持っていただけたら、
ぜひご購入を検討いただけると嬉しいです。



さて、
そんな私ですが(どんなでしょう)

先週、実家に帰省しました。


私のふるさとは
長崎県の長与町という町です。

出典:さとふる

人口4.2万人。

人と緑とみかんであふれています。



また『SABAKAN』という素晴らしい映画の舞台にもなっています。


そんな町に帰りました。



今回の帰省の目的は、
祖父の一周忌の法要でした。


朝から法要を終えると、
親族みんなでご飯を食べました。
10人ほどのささやかな会でした。


しんみりもせず、バカ騒ぎもせず、
祖父の人柄を表すような宴会でした。


かくちかも話題にあがりました。
「いい本だね」とみんな喜んでいました。


頑固なおじさんも読んでくれていて
「素直と正直は違う!すごくいい!」
と言っていました。驚きです。


また、帰省するときに気づいたのですが、
この本の企画が始まるときに反対していた父のLINEのホーム画像が、本の表紙になっていました。



こんな嬉しいことはありません。

もしかすると、この本には、
人を和やかにする力があるのかもしれません。

『「書く力」の教室』
セラピー本として売っていこうかな。



この宴会が終わったら
就活の勉強をするつもりでした。


しかし、おじさんと父が
日本酒をぐいぐい呑みはじめたので、
私も呑まざるをえなくなりました。

「お酌はこうするんだ」
「酒をこぼすなよ」
「ほにゃららほにゃらら」

大事なことと思いつつ、
適度に聞き流しました。




その後、
酒のせいで爆睡しました。
完璧な勉強計画が台無しです。


3時ごろ起きて、
犬の散歩をしました。


父撮影


我が家の愛犬・柴犬のジャック。
9歳です。


見るたびに太ってゆきます。


外に出て遊びました。


前に帰省した時よりも
動きたがらなくなっていました。


「お前が取れよ」と言ワンばかりの顔


デブ犬まっしぐらです。

昔はあんなに飛びついていたのに。
まあ、それもまたかわいいんですけどね。


しぶしぶ走り回る犬と弟



夜、
家族でもつ鍋を食べました。


白黒にしたかった


とてもおいしかったです。
家族でごはんを食べるっていいなと思いました。


翌朝、
ジャックの散歩をしていると、
幼馴染のおじいさんと再会しました。

小学生の時、
部活の送迎でお世話になっていた方でした。
まだまだお元気そうです。


「えっ、大成くんじゃない?」
「はい!お久しぶりです!」

「大きくなったね。あんなに小さかったのに」
「そうですね」

「会えてよかった」
「こちらこそ会えてよかったです」

「よかったね。本当によかった」
「またお会いしましょう」


とても嬉しかったです。
ありがとうジャック。おまえのおかげだ。


午後、
長崎市内でスパイの試験を受けました。



難問でした。
さすがはスパイの試験です。


試験が終わって暇だったので、
近くの長崎県歴史文化博物館に行きました。


出典:ながさき旅ネット


ボリュームたっぷりの常設展を見たあと、
立ち寄った工房で銀細工の体験をしました。


お客がひとりなので迷いましたが、
とりあえずやってみました。
体験こそ、かくちかの大切な教えです。


マスキングテープと定規を使って、銀にまっすぐな線を掘り込んでいきます


講師の方が撮影してくださりました


1時間かけて、
キーホルダーができました。
筋がいいそうです。やったー。


できたはいいけど、使い道を探しています


帰り際、
講師のおじさんが言いました。

「今日はお試しなんで、これからいろいろやってみるといいですよ。今日あなたが彫った銀色の線は、温泉に入れたり、いぶすと渋い黒になります。そういう技法を"いぶし銀"っていうんですね」

僕はそこで思わず
「えっ、いぶし銀ってそういう意味なんですね!」
と声を大きくしました。

すると、おじさんは笑って、
「そういう、よか男になってくださいね」
となんだかうまいことを言いました。


いぶし銀な人かあ。


祖父はそんな人だったなと思います。



さよなら長崎。
またきます。

いい帰省でした。

おわり。

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