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明日の生き方に迷う度に休憩させてくれる映画

なんで土地を転々として暮らすの?

友だちによく聞かれる質問です。なんでなのか、その理由は自分でもあまりよく分かってないのですが(笑)色んな土地を転々とすると、新しい土地、新しい家で、新しい環境で、1から人生をリスタートできる環境が心地よかったり…。人生って1回きりなのに土地を変えると新しい自分になって、その度に新しい人生をスタートできるので得した気持ちになるから、というのもあります。

でもいいことばかりじゃないのも事実です。

大学卒業後、社会人になり自分のお金で生活するようになってからは、2年という区切りを決めて、色んな土地を転々としてきました。(今は地元も含め5カ所目)
たまに前の土地が懐かしくなったり、前の土地で出来た友だちに会いたくなったり、ひとりで寂しくなったり、積み上げてきたものが0になったような気になって急に気持ちがダウンになったり自分の選択に少し不安になったりもします。

ダウナーになる理由は、時と場合によっていろいろありますが、私の場合は外的な原因が大きく関わっているわけではなく、(この体28年目なので)内的で生物学的な原因が1番大きいことがだんだん分かってきました。内的な原因が大きいとすれば自分の機嫌の取り方を覚えるのも効率的にダウナーから回避する方法のひとつです。

自分の機嫌を取るためには、

1. 自分が好きなことをする(とことんご褒美をあげる)
2. 敢えて違うことで気を紛らわせて何も考えないようにする
3. 思いっきり泣いて下まで沈んでまた上がってくる
4. 友だちに話を聞いてもらう

などなど。

ですが、自分の機嫌を他人に任せるのはたまに向いてない時があることに気付きました。どんだけ仲の良い友だちでも自分のことように分かり合える訳ではないから。気が合う友だちの考え方も、ご機嫌斜めで敏感でデリケートな時は、機嫌のいい時には感じない小さいズレや違和感が大きい溝になってしまう場合があるからです。

双方的な会話が必要な時もあれば、一方的な会話(何も返答を求めない)が必要な時があるので、一方的なやり取りが必要な時には映画を観るようにしています。映画のメッセージは受け取り方次第。自分のその時の感情で自分に都合がいい受け取り方をしちゃえばいいからです。

こういう時は、邦画を観るようにしています。(洋画でも難なくクリアしてくれる時はありますが、母国語で観るというのが大事な気もして)

・リトルフォレスト
・かもめ食堂
・百万円と苦虫女
・亀は意外と速く泳ぐ
人生の休憩映画リスト

大体この辺の映画を見返したりして、映像をボーッと垂れ流す時もあれば真剣に画面と睨めっこしながら自分のその時の感情と会話する時もあります。

リトル・フォレスト

私のストレス発散が料理を作ることなので、『かもめ食堂』と『リトル・フォレスト』(日本版)は、本当にバイブルみたいに繰り返し観て癒されています。

Netflixに『リトル・フォレスト』の四季のエディション版が配信されてました。夏・秋と冬・春をそれぞれ観ると2時間ずつかかるので、1年丸ごと観てみたい人は四季バージョンを試しに是非。

ちなみに韓国版ももちろん良いんですが(大好きなリュ・ジュニョル出てるし)、でも圧倒的に日本版が良い。これについては熱く2時間ぐらいは語れるかもしれない。

将来、やりたいこと全部やったら田舎で自給自足の生活するのが夢なので、私の理想が詰まりまくってるロマン映画でもあります。


かもめ食堂

かもめ食堂との最初の出会いがいつだったか覚えてないぐらい何度も何度も繰り返し観ている映画です。ムーミンがフィンランドのものなんだっていうのもこの映画を観て知ったし、それ以来ムーミン大好きになったし、サウナも好きになったし、シナモンロールが大好きだし、私の構成物質の結構な割合がこの映画からと言っても過言ではないです。

さらにこの映画にも出ている片桐はいりさんの「わたしのマトカ」という本を読んでから、旅に出る時(友だちの家に泊まるとかの予定でも)には絶対に家を綺麗にして出ていくということを絶対にやると決めています。



百万円と苦虫女

鈴子は百万円を貯めるたびに引越していくけど、私は1円も貯まったことはない。笑
大学生の時にこの作品を観てから「転々とする」っていうのに憧れを持ち、結果鈴子と同じ生き方をしているので、鈴子は私のロールモデルでもあります。

亀は意外と速く泳ぐ

これはなんでもない日常も実は任務の一部で、自分は"スパイ活動"をしていると思ったら、なんでもない日常が輝いて見える!!!「普通に生きる」ことを輝かせてくれる映画で大好きです。
元々、脚本・監督を務める三木聡さんが好きで、大体の作品を観ています。同じ監督なので、時効警察の雰囲気が好きな人は是非。

これの他にもメジャーじゃないけど心の隙間を埋めてくれた私の大好きな映画たちをまた紹介したい。

そして「人生の休憩映画リスト」に最近観た邦画『ちひろさん』も追加しました。

ちひろさん

Netflixからおすすめされた『ちひろさん』。有村架純ちゃんが出ていると妙に観たくなるのは何故でしょうか。

年末年始に実家に帰った際も最近Snowmanにハマってめめ担になったお母さんが観たいと言っていたので一緒に観た『月の満ち欠け』での演技もすごく好きでした。有村架純ちゃんの演技沼だなぁ。(そう考えると、ここ半年間で5作品ぐらいしか邦画観てないけどそのうち3作品が有村架純ちゃんが出てる!)

『ちひろさん』は観てる人を泣かせよう!みたいな演出は一切ないんですけど、自分でも気づかないうちにワンワン泣いてた。

自分の居場所を自分で見つけて生きていく映画がすごく好きです。自分も親元を離れて色んな土地を転々としているからか、人と人との縁だったり、変に人に期待しなかったり、自分の生き方について考えさせられました。

ふと「あ〜人生どうしよう」と迷った時に観ると背中を押してくれる映画でした。
そしてこういう映画に出てくるリリー・フランキーがさいっこう!!!なんだよね。

良かったら皆さんのおすすめの映画も教えてください🙂


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