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アテプリ・ヨーロッパB航路、2フライト搭乗。(1/10 追記)

2023年1月7日ソワレ、1月8日マチネに、搭乗しました。

2023/1/7 ヨーロッパB航路 初日


2023/1/8 ヨーロッパB航路 機長FC貸切

コンサートの構成と選曲が素晴らしくて、心の高揚感が止まりません。余韻がいつまでも持続中。同じ公演を観劇した方々と、語り合いたい気持ちです。

構成に「旅」というコンセプトが貫かれていて、キャストの個性が活かされていました。楽曲の素晴らしさと皆さんのパフォーマンスが、これ以上の相乗効果ってある?!というくらい、光輝いていて。今回限りの公演にしてしまうのは、惜しい。そして、叶うなら全パターンの航路を旅したかった!!!

!!アテンションプリーズ!!以下、ヨーロッパB航路の楽曲及び全航路共通楽曲に触れています。

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さて、何から書き出せばよいのか。どの楽曲も一番響いたと言えるくらいで、選べない。

でも、今すぐ脳内で再生されるのは、上白石萌音さんとのデュエット♪something more。これヨーロッパ航路だったら来るかも、と思っていたら本当に聴くことができて、イントロが流れた瞬間、息を呑みました。萌音さんの芝居心のこもった歌声が、海宝さんの包み込む深みのある歌声と混ざり合って、最高の♪something moreでした。何せ、大好きな楽曲なのに、今まで生で聴いたことがなく、初めて聴けたのが、今回のコンサートでした。『ルドルフ ザ・ラスト・キス』本気で観たい気持ちが止められない。

そして、海宝さん自身が「恥ずかしくて(照れるだったかな?)」とおっしゃっていたあの楽曲。♪僕こそミュージックが、ついに聴けるとは。ショースタイルだと、今まで聴く機会がなかった楽曲も飛び出すものなんだなぁ、と嬉しくなりました。海宝さんのヴォルフは、天才とは何ぞや?そんなに僕のしていることが凄いことなのか?、と周囲への投げかけが感じられました。私が今まで感じたヴォルフの天真爛漫さや愛を求める姿よりも、自嘲気味な物悲しさが感じられたというか。新鮮な感覚だったので、つまりは、本役で観てみたいという結論。一曲の歌唱で、ここまで役の印象を感じさせるって、本当に凄いとしか言えない。

♪カフェソング、♪石になろう。どちらも苦悩に満ちた楽曲。クルー役の堀川絵美(えみみ)さんもマジ泣きしていましたが、本当に舞台の場面が浮かぶパフォーマンスで、心の持っていく場所をどうしたらいいのか、というほど。カジモドは、今の海宝さんのパフォーマンスで観たい。切に思います。

それから、コンサートを通した観客へのメッセージが胸をうちました。海宝機長のご挨拶にあった「雲の上は青空」という言葉。まだ大変な状況は続きますが、僕たちのパフォーマンスで少しでも明日へのエネルギーになれば、そうなるように精進します、というニュアンスのメッセージが、1幕ラストでも2幕ラストでもありました。♪you will be foundや♪明日への階段の楽曲と相まって、心に真っ直ぐ届くメッセージ。日常は、本当にいろいろあって、キリがありませんが、機長のメッセージを心に留めて、アテプリの皆さんのパフォーマンスを思い出して、乗り切りたいとしみじみ感じました。

今回のコンサート、クルー役のえみみさんが実にいいアクセントになって存在感がありました。ファンの気持ちの代弁者であり、舞台と観客を繋いでくれる大切な存在。そして、ミュージカル愛(特に宝塚愛)に満ちていました。さらに、歌唱もトークも魅力的。いつか、ミュージカル作品でお目にかかれる日も近いのかな、と感じます。

とめどもなく書いてきましたが、最後に、FC貸切公演のことを。FC貸切そのものが初観劇でした。

公演後にトークショーがあると聞いていましたが、行ってみたら、ホワイエにウェルカムボードあり(はじめ額入りでライトが反射して撮影が難しかったところ、休憩時には額から外した状態にしてくださって、その配慮に感謝)、事務所の副社長しーさんの搭乗(登場)あり、撮影タイムあり、貴重なひとときでした。カッコいい機長はSNSにあげても良いとのことでしたので、その姿を。 

前方端から。なのに、ブレてる。でも肉眼ではカッコいい機長でした。
最後は、機長ポーズで。

今も持続中のこの高揚感、思い出されるのは、初めて観劇した2018年の『アラジン』で海宝アルを観た後の感覚と同じ。1幕での♪行こうよ どこまでもに、記憶が呼び起こされて。一気に心を掴まれたあの瞬間。時を経てまた感じられること、幸せでした。

最終航路は、様々な国を経由するのかと想像します。千穐楽は、配信で搭乗予定。

機長はじめ、クルー、バントの皆様どうかご無事でありますように、お祈りしてます。

(1/10 追記)
ゲストの朝夏まなとさん、上白石萌音さんについて。1幕でそれぞれのソロ曲を披露されて、2幕では、海宝さん、えみみさんを交えてお一人ずつトークとデュエット曲がありました。2日とも同じゲストで観ましたが、トークの内容が違っていて、楽しかった!しみじみ、舞台に立つ方々は、そのお人柄が感じられて、素敵だなぁ、凄いなぁ、と思います。印象的だったトーク内容を思い出せるままに書き留めます。

☆上白石萌音さん☆

海宝さんが憧れだったとのこと。ご自身のエッセーや音楽活動のこと、海宝さんがしっかりとリサーチしていて話を進めると、「お忙しいのに、恐縮です」的な感じで、とても飾らない雰囲気がかわいらしいお人柄だな、と思いました。

なんで自分がゲストのオファーをもらったのか、とても驚いたとも話されていました。初対面がリハの時で、そこからいきなり恋人同士のデュエット(♪something more)を歌ったことで、「役者って、不思議な(面白い、だったかな?)職業ですよね」と語られていたのが印象的でした。本当、役者さんはこちらが想像できないほどのお仕事だと思います。海宝さんも、しみじみ「そうだよね」と頷いていました。

さらに、実は、本気で劇団四季に入りたくて、目指していたという話も。やりたい役もあります!と。ウィキッドのネッサと、オペラ座の怪人のメグだそう。わー、観てみたい。子どもの頃、地方では、なかなか生の演劇に触れる機会が少なくて、それでも劇場四季はファミリーミュージカルで来てくれて、よく観に行っていたとも。同じ地方民としては、共感。

終始穏やかで、しっかりと芯のある感じが素敵でした。

☆朝夏まなとさん☆

「直ちゃん!」「まぁちゃん!」の掛け合いで登場。(笑)

生で拝見するのは初めてでした。カラッとした明るさ、共演者へのやさしさがトークから溢れていました。王家でのエピソードがいろいろと語られましたが、中でも博多座公演の楽屋出が一緒になった時のお話。二人でコンビニへ行ったそうですが、海宝さんがジャンクフードのコーナーばかり見ていたのが印象に残っていたそうで、その時海宝さんに勧められたポテチは美味しかった!と。いつも食べるわけではないけど、公演が終了したら、無性にジャンクを欲するよね、とのことで、海宝さんの名言「ジャンクは至高」というパワーワードも飛び出しました。(共感しかない)

また、えみみさんを交えて、宝塚の作品で海宝さんに演じてほしいのは?という話題から、初日では、ベルバラは違うかなと言っていたけれど、翌日の公演では、やっぱりアンドレを!となりました。それも、ピンポイントで、劇中での銃に撃たれながら歌い果てる、という場面をえみみさんが再現。その熱演に、えみみさんの深い宝塚愛が伝わって、朝夏さんも海宝さんも見入っていた様子。海宝さんは、まだ宝塚を観劇したことがないとのことで、朝夏さんがカッコよく「アテンドします!」とおっしゃっていました。

毎回、ゲストを迎えてお話するのも、時間に限りがある中で大変なことと思います。海宝さんは、ご自身の配信番組『Smile Session』でもそうでしたが、ゲストに迎える方の今までの活動とかインタビューなどリサーチが徹底していて、今回もそれを感じました。とにかく、相手へのリスペクトがしっかりある。こういう姿勢が、また海宝さんの魅力だと思います。

明日からの最終航路も、どんな素晴らしい旅になるのでしょう。配信を楽しみにしています。



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