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ケアンズ1人鳥見旅⑤2日目Mt.Whitfield 

前回のnoteはこちら↓

 ~2022年8月1日~

 ケアンズ2日目はMt.Whitfieldに登ってきた。ここはケアンズ植物園の裏にある小さな山で、宿から歩いて2kmほどだ。ここのメインターゲットはなんと言ってもノドグロヤイロチョウ。実はまだpitta自体見たことないので、何としても見ておきたい。

 pittaに関して苦い思い出がある。実はちょうど2ヶ月前にベトナムのTam Daoにアオエリヤイロチョウを見に行ったのだが、何故かベトナム軍がそのアオエリヤイロチョウのポイントにつながる林道を封鎖してしまい、泣く泣くpittaチャレンジを諦めたのだ。今回はその雪辱を果たしたい。

 登山に備えリュックに大量の飲み物を詰めて、朝早く宿を出発。途中、ケアンズ墓地を通った際にトレスショウビンが目立つ所に止まっているのを発見。先を急いでいるので、テキトーに撮って先を目指す。


トレスショウビン(Torresian Kingfisher)
オナガテリカラスモドキ(shining starling)

 宿から2kmほど歩いて、Mt.Whitfieldの登山道入口に到着。気合を入れて早速登り始める。

 登山道自体はよく整備されており、傾斜も緩くてとても登りやすい。真冬ということもあり、気温は関東の4月下旬くらいの気温でとっても快適だ。

見晴台に到着。ケアンズ国際空港や広大なマングローブ林が見渡せる
林内はこんな感じ。熱帯雨林なので林内は暗い。

 登山道で不意にワラビーが登場!こんなのが当たり前にいるあたりオセアニアらしいな。種類はよく分からんが(笑)とっても可愛い♪♪♪

ワラビー(種不明)


登山道にはワライカワセミもいた

 1時間程度でノドグロヤイロチョウのいるとされるポイントに到着。もうちょっと登山しんどいかと思ったけど、全然そんなことなかった。でもこれが真夏だったら大変そうだな笑

 さっそくノドグロヤイロチョウを探して林内を歩き回るが、まず鳥自体が少ない。時々、キミミミツスイやチャイロモズツグミが視界に入るが、暗い&藪の中で全然まともに見られず、しばらくキツイ時間帯が続く。

 街は鳥で溢れかえってるのに、森はこんなにも鳥が少ないのか…


チャイロモズツグミ(Little Shrikethrush)

 不意に遠くからノドグロヤイロチョウの声が聞こえた!!やっぱり本当にいるんだ!!!緊張が走る

 すぐにコールバックしてみたが反応は薄い。

 あ、これ自分で探さないとアカンやつか…。ということで登山道から外れて声が聞こえた方向に進んでみる。幸いな事に、ここは熱帯雨林なので下層に植生はほとんど無いので歩きやすく、視界は良好だ。しかし肝心のノドグロヤイロチョウはなかなか見つからない。

 鳴き声を頼りに熱帯雨林の中を歩き回ること4時間。蚊に刺されまくったり雨に降られたりと散々な目に合い、もうダメかと心が挫けそうになったその時、地面を跳ねる卵型のシルエットをついに発見!!!

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
 待ち焦がれた瞬間だ!!やっとノドグロヤイロチョウを視界に捉えた!!!!

ノドグロヤイロチョウ(Noisy Pitta)

 正直ノドグロヤイロチョウを視界に入れた時、喜びよりも安堵の方が強かった。4時間かけて粘った甲斐があったな。

 林内は暗くてISO2500、SS125という悪条件だが全然気にしない。夢中でシャッターを切りまくる。

 なんて美しい鳥なのだろうか。想像よりも小さく華奢な体つきなのだが、声はそれに似合わずかなり大きい。警戒心は薄く、先回りして座って待っていると目の前までやって来た♪蚊に刺されまくったけど、全然気にしない。人生初pittaをじっくり観察できて本当に大満足!

 ノドグロヤイロチョウをたっぷり堪能してウキウキ気分で下山しました。

 宿に向かって道沿いに歩いていると、街灯にオーストラリアカワリオオタカが止まっているのを発見。

オーストラリアカワリオオタカ(White Goshawk)

 帰り道に地面に何かの羽根が散乱していた。何の羽根だろうか??

何かが食われたみたい。
持って帰ろうかと思ったけど、そのあたりのルール知らないのでやめといた。

 2日間ひたすら歩き続けてさすがに疲労が蓄積したので、糖分を求めて帰り際にスーパーに寄って2Lコーラ(約600円)を購入し、人目を気にせずその場でラッパ飲み笑

 値段は高かったけど、サイコーに美味かったです!!


 こうしてケアンズ2日目は無事終了。実はここまで公共交通機関は一切使わず、空港を出てから移動は全て徒歩のみ。流石に疲れました笑
 
 3日目はついにバスを使って、ケアンズの内陸部に行ってきました。

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